論理レコード長
HFS ファイルは、z/OS® データ・セットのようにレコード単位ではなく、バイト単位です。HFS ファイルは、レコード境界が区切り文字 (NL、LF、CR など) により判別されるテキスト・ファイル、バイナリー・ファイル (特定の境界なし)、またはテキスト・ファイルでもバイナリー・ファイルでもない、として定義されます。シミュレートされた QSAM データ・セットとしてファイルにアクセスする場合、File Manager は論理レコードを識別する必要があります。どれを選択するかは、ファイル・タイプに基づくのではなく、ユーザーに任せられます。File Manager は、ユーザーがバイナリー・モードを要求する場合を除き、テキスト・モード (区切り文字で区切られているレコード) を想定します。テキスト・モードでは、レコードは可変長で、データが区切り文字の間にあります。バイナリー・モードでは、区切り文字は識別されず、レコードはユーザー定義で固定長 (デフォルトは 80) です。
File Manager は、最大ブロック・サイズとして 32760 バイトを想定します。最大レコード長は、可変長レコードの場合は 32752、固定長レコードの場合は 32760 です。レコード長が限界より大きい場合、バイナリー・モードを使用する必要があります。