HFS ファイルのコピー

HFS ファイルは、他の HFS ファイルおよび z/OS® データ・セットとの間でコピーできます。一般的に、その方法はデータ・セット・コピーで説明したものと同じです。HFS ファイルを オブジェクトまたは 宛先 オブジェクトとして指定すると、File Manager はそのファイルを順次データ・セットとして扱います。

ソース・ファイルおよびターゲット・ファイルの両方が、テキスト・ファイルまたはバイナリー・ファイルとして解釈されます。「Binary mode (バイナリー・モード)」オプションが選択されていない場合、テキスト・モードが想定され、レコードは区切り文字により判別されます。「Binary mode (バイナリー・モード)」オプションを選択すると、レコードは、reclen で定義されたレコード・サイズまたはデフォルトの 80 バイトにより判別されます。

入力ファイルとして HFS ディレクトリーへのパスを指定する場合、File Manager はディレクトリー・リストを表示します。1 つ以上の HFS ファイルを選択して、それらをコピーできます。サブディレクトリーを選択すると、File Manager は新規リストを表示して、次のレベルで選択できるようにします。前のリストに戻るには、「Exit」機能キー (F3) を押します。このようにして、ディレクトリー内をナビゲートして、表示するファイルを選択できます。

絶対パス名 (完全なファイル名も含みますが、リストでは短縮表示されることがあります) を示すポップアップ・ウィンドウを表示するには、カーソルをファイル名の上に置き、Enter キーを押します。これが の HFS ディレクトリーの場合、ポップアップ・ウィンドウでターゲット・ファイル (宛先 の指定が HFS ディレクトリーを示している場合) またはターゲット・メンバー (宛先 の指定が PDS ライブラリーを示している場合) を名前変更できます。

ディレクトリーがバッチで指定される場合、このディレクトリーにあるすべての正規のファイルがコピーされますが、サブディレクトリーのファイルはコピーされません。

PDS ライブラリーからメンバーを HFS ディレクトリーにコピーする場合、メンバー名がファイル名になります (フルスクリーン・モードで変更できます)。HFS ディレクトリーから PDS ライブラリーにコピーする場合、ターゲットはメンバーになり、その名前はメンバー名に準拠します。ターゲット・ファイルを名前変更しない場合、File Manager は次の方法でファイル名を導出します。
  • ファイル名を大文字に変換します。
  • 名前の長さが 8 文字を超える場合、9 番目以降の位置にある文字は無視されます。
  • File Manager は、先頭文字から開始して、メンバー名の規則に準拠する文字を最大数 (最大 8 文字) 使用して、ファイル名を形成します。先頭文字がメンバー名の規則に違反する場合、ターゲット名は作成されず、ファイルはコピーされません。