処理対象ファイルの選択

1 つの絶対パス名によって、1 つのファイル、パターンに一致するファイルのグループ、または 1 つのディレクトリーを指定できます。オンライン・モードでは、 パス名の指定と表示または処理されるファイルの範囲 に示すように、表示または処理されるファイルの範囲は、指定したパス名の最後の構成要素に従って決まります。
1. パス名の指定と表示または処理されるファイルの範囲
指定したパス名の最後の構成装置 表示または処理されるファイル
ファイル 指定したファイルが処理されます。
ディレクトリー そのディレクトリーにあるすべての名前のリストが表示されます。処理するファイルを選択できます。
ワイルドカード文字を含んでいる名前 一致するすべての名前のリストが表示されます。処理するファイルを選択できます。
アスタリスク (*) 可能な場合 (例えば、Print、Copy、Find の場合) に、ディレクトリー内の全ファイル (ただし、サブディレクトリー内は除く) が、名前のリストを表示しないで処理されます。

実行依頼する JCL および制御ステートメント (バッチ) を作成している場合も、規則は同一です。ただし、以降の処理の対象として選択できるファイルは、1 つのみです。

バッチでは、サブディレクトリーをナビゲートしながらファイルを動的に選択することができないため、1 つのパス名によって参照される全ファイルが処理されます。つまり、パス名によって決定される範囲内の全ファイルが選択される点を除けば、オンラインで処理する場合と同じ規則が適用されます。