処理のためのメンバー・リストの作成

「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」は、区分データ・セットを処理するときに特に役立ちます。コマンド行に入力した FIND または CHANGE コマンドによって、PDS のすべてのメンバーを検索するか、あるいは選択したメンバーだけを検索するかを指定できます。

注: この節で説明する選択は、「Batch execution (バッチ実行)」オプションが選択されたときには適用されません。

次のいずれかを実行します。

  • 検索したいデータが入っている順次データ・セット、VSAM データ・セット、または PDS メンバーを指定するには、「Data set name (データ・セット名)」「Member (メンバー)」、および「Volume serial (ボリューム通し番号)」の入力フィールドを組み合わせて使用します。
    「Member (メンバー)」入力フィールドをブランクにすると、File Manager は PDS のすべてのメンバーを示す「F/Change Member Selection (検索/変更メンバー選択)」パネルを表示します。
    • 「Cmd」フィールドに S を入力するか、SELECT 基本コマンドを使用して、該当のメンバーを選択し、Enter キーを押します。
    • F3 (Exit) を押します。

      「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」パネルが再表示され、選択したメンバーが「Process List (処理リスト)」に表示されます。

    「Member (メンバー)」入力フィールドにメンバー名パターンを入力して、メンバーを選択することもできます。

    名前が「TRAN」で始まるすべてのメンバーを選択するには、以下のようにしてください。

    1. 「Member (メンバー)」入力フィールドに TRAN* と入力します。
    2. Enter キーを押します。

    「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」パネルには、「Process List (処理リスト)」に関連メンバーが表示されます。

  • 選択基準に基づいてメンバーの範囲を選択するには、PDS(E) データ・セットのデータ・セット名または名前パターンを指定し、オプションでメンバー名またはパターンを指定して、「Advanced member selection (拡張メンバー選択)」オプションを選択します。
    • Enter キーを押すと、File Manager は「Advanced Member Selection (拡張メンバー選択)」パネルを表示します。
      注: 「Member (メンバー)」フィールドに詳細を入力して、「Advanced member selection (拡張メンバー選択)」オプションを選択すると、File Manager は後続の「Advanced Member Selection (拡張メンバー選択)」パネルの「Member name (メンバー名)」フィールドに同じ値を取り込みます。
    • 印刷するメンバーを選択するための選択基準を指定し、Enter キーを押します。

      「Advanced Member Selection (拡張メンバー選択)」パネルの「Member name (メンバー名)」フィールドで、ブランクのままにしたか、アスタリスク (*) またはマスクを入力した場合、File Manager は「F/Change Member Selection (検索/変更メンバー選択)」パネルを表示します。この場合、検索するメンバーを選択し (「Cmd」フィールドに S を入力するか、SELECT 基本コマンドを使用して)、Enter キーを押します。選択したメンバーが、「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」パネルの「Process List (処理リスト)」に表示されます。

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