選択済みメンバー・リストの絞り込み

特定ストリングを検索する FIND コマンドを使用することによって、「処理リスト」に表示する選択済みメンバー・リストをさらに絞り込むことができます。これにより、「処理リスト」を、指定したストリングを含むメンバーのみに限定することができます。

例えば、名前が「TRAN」で始まるメンバーの「処理リスト」を作成してある場合、このリストをストリング「salesperson-code」を含むメンバーに絞り込むには、以下のようにします。

  1. コマンド行で FIND SALESPERSON-CODE を入力します。
  2. [Enter] を押します。File Manager は、それぞれのメンバー内の、ストリング「salesperson-code」が入っているレコードを示すパネルを表示します。
    1. 「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」: FIND コマンドからの結果の例
       Menu  Utilities  Compilers  Help
    ────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
     BROWSE    FMNUSER.SRCHFOR.LIST                       Line 00000000 Col 001 080
    ********************************* Top of Data **********************************
    IBM File Manager for z/OS
    Find/Change Listing DSN:FMNUSER.FMOS390.COPY
    
     TRANREC2                    ---------- STRING(S) FOUND ----------
    Record Number
         18             05 salesperson-code           Pic 9(4).
    
      -- Find/Change summary section --
      Records found: 1 Records processed: 65
      Members w/recs: 1 Members wo/recs: 1
      Search cols: 1:80 Longest line: 80
      Edit options in effect: CAPS:OFF
      Search argument: >SALESPERSON-CODE<
    ******************************** Bottom of Data ********************************
     Command ===> ________________________________________________ Scroll ===> PAGE_
      F1=Help    F2=Split   F3=Exit    F5=Rfind   F7=Up      F8=Down    F9=Swap
     F10=Left   F11=Right  F12=Cancel
    
  3. F3 (Exit) を押します。「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」パネルが再表示され、絞り込んだメンバーのリストが「処理リスト」に表示されます。

あるいは、FINDNOT コマンドを使用して、メンバーのリストを、あるストリングが「含まれていない」メンバーに削減することができます。FINDNOT コマンドは、PDS または PDS/E データ・セットでのみ使用できます。

FINDNOT コマンドが実行された後で表示される出力リストは、以下を除き、同等の FIND コマンドで表示されたものと類似しています。

  • サマリー・セクションには、検出された検索ストリングの結果として処理リストから除外されたメンバーのリストが含まれています。
  • LIST=LONG が指定された場合、指定されたストリングのうち、それぞれのメンバー内で最初に現れたストリングのみが表示されます。
  • サマリー・セクションには、検索が FINDNOT コマンドによって開始されたことと、検索条件を満たしていないメンバー数のカウント値を示す追加の文章が含まれます。

除外するメンバーの「Sel」フィールドに「S」を入力することによって、「処理リスト」からメンバーを除外することもできます。「Sel」フィールドに「S」を入力することによって、メンバーを除外するかどうかを切り替えることができます。

「Process List (処理リスト)」をその元の状態 (すなわち、「Data set name (データ・セット名)」「Member (メンバー)」、および「Volume serial (ボリューム通し番号)」入力フィールドの組み合わせで決定されるメンバーのリスト) で最新表示するには、Refresh function key (F5) を押します。

必要な「Process List (処理リスト)」を生成したら、FIND または CHANGE 基本コマンドを使用して、選択したメンバーのデータを検索または変更することができます。

注: REFRESH コマンド (F5) を入力することによって、絞り込んだ「Process List (処理リスト)」を完全リスト (データ・セットの入力フィールドで指定したとおりのもの) に復元することができます。

関連トピック