FINDNOT 基本コマンド

FINDNOT コマンドは FCH ユーティリティーで使用され、指定された文字ストリングが含まれていない、データ・セットのメンバーのリストを戻します。このコマンドは、PDS または PDS/E データ・セットでのみ使用できます。

FINDNOT コマンドは、短縮して FINDN とするか、または FN と入力することができます。FNX コマンドを実行すると、「Extended Command Entry (拡張コマンド入力)」パネルが表示されます。 このパネルでは、コマンド行に収まらない長い引数を入力することができます (詳しくは、FIND での長いストリングの処理を参照してください)。

注: バッチ処理用の入力ストリームでは、複数の FINDNOT コマンドを使用することはできません。同様に、バッチ入力ストリームでは、FIND コマンドと FINDNOT コマンドを組み合わせることは できません。

Syntax

1. Syntax in the Find/Change Utility

1 FINDNot
1 FN
1 FNX
2 string
1  %OR clauses
1  %AND clauses
3? col1?col2
OR clauses

1 + 
2.1 |
2.1 OR
1string
AND clauses

1 + 
2.1 &
2.1 AND
1string
string
検索ストリング。ストリングは、100 文字以下でなければなりません。ストリングは以下のいずれかが可能です。
  • 引用符で開始または終了せず、ブランクまたはコンマを含まない文字ストリング。ストリングの大/小文字は無視されます。同一文字の英大文字表記と小文字表記は一致します。例えば、「Mixed string」は「MIXED string」と一致します。
  • 引用符で囲まれた文字ストリング。このストリングには、ブランクとコンマを入れることができます。ストリングの大/小文字は無視されます。
  • C と、その後に引用符で囲まれた文字ストリング (C'Frog')、または、引用符で囲まれた文字ストリングと、その後に C ('Frog'C)。このストリングには、ブランクとコンマを入れることができます。ストリングは (大文字/小文字も含めて) 完全に一致しなければなりません。
  • X」と、その後に引用符で囲まれた 16 進数ストリング (X'C1C2')。
AND 文節および OR 文節
OR 文節または AND 文節を使用して、複数の引数を指定することができます。OR 文節が使用された場合、引数のいずれかがメンバー内で検出されると、そのメンバーは除外されます。AND 文節が使用された場合、メンバーのいずれかの行で、すべての引数が検出された場合にのみ、そのメンバーは除外されます。指定できる引数の最大数は 16 です。

バッチ実行で FINDNOT コマンドを準備する場合、複数の行を使用して複数の引数を指定することができます。行の継続を示すには、その行の最後の項目はブランクで区切られたコンマにします。

col1 and col2
検索される最初の桁と最後の桁を指示する桁番号のペアを入力することにより、FINDNOT コマンドが検索する桁を制限することができます。ストリングが指定された桁内に完全に含まれていると、そのストリングが検出されることになります。例えば、「FINDNOT xxx 1 20」は、桁 1 から桁 20 の中にストリング「xxx」を持つレコードがメンバーに含まれていると、そのメンバーは除外されます。

桁を指定しないと、検索される桁は、デフォルトで、BOUNDS 行に定義された桁になります。単一の桁を指定する場合は、文字ストリングは、指定した桁から始まっていなければなりません。指定する 2 番目の桁がレコード・サイズより大きいと、レコード・サイズが使用されます。

使用箇所

関連作業および例