「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」における CHANGE コマンドの使用

CHANGE コマンドは、検索/変更ユーティリティーで選択されたデータ・セットまたはデータ・セット・メンバーに対して働きます。

CHANGE コマンドまたはこの省略形が適切なパラメーターとともにコマンド行に入力されます。コマンド行に収まりきらない長いストリングを検索して置換するには、パラメーターを指定せずに、CHANGE 基本コマンド (または C などの省略形) を入力するか、パラメーターを指定せずに、コマンド行に CX コマンドを入力します。これにより、「Extended Command Entry (拡張コマンド入力)」パネルが表示されます。このパネルには、長いストリングと CHANGE コマンドのパラメーターを入力することができます。

CHANGE コマンドが影響する範囲は、CHANGE コマンドを実行する前に BOUNDS コマンドを実行するか、または以下のパラメーターの 1 つ以上を使用することによって制限することができます。

col1 および col2
col1 は、検索する桁の範囲に組み込む最初の桁です。その値は、1 以上で、最大レコード長以下でなければなりません。col2 は、検索される桁の範囲に組み込む最後の桁です。
MAXINREC(n)
MAXINREC(n) パラメーターにより、単一レコード内で行うことができる変更の最大数を指定することができます。
MAXRECS(n)
MAXRECS(n) パラメーターにより、単一のデータ・セットまたは PDS メンバー内で変更することができるレコードの最大数を指定することができます。
FIRST(n)
FIRST(n) パラメーターにより、単一のデータ・セットまたは PDS メンバー内で実行することができるすべての変更の最大数を指定することができます。

特定の PDS のメンバー内で、ストリング「SALESPERSON-CODE」を「SALESPERSON-NUMB」に 変更するものとします。

  1. 検索が必要なメンバーを選択します。
  2. CHANGE SALESPERSON-CODE SALESPERSON-NUMB と入力します。File Manager は、「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」: CHANGE コマンドからの結果の例 に示すように、変更済みレコード (この場合には 1 つだけ) を示すパネルを表示します。
    1. 「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」: CHANGE コマンドからの結果の例
       Menu  Utilities  Compilers  Help
    ────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
     BROWSE    FMNUSER.SRCHFOR.LIST                       Line 00000000 Col 001 080
    ********************************* Top of Data **********************************
    IBM File Manager for z/OS
    Find/Change Listing DSN:FMNUSER.FMOS390.COPY
    
     TRANREC2                    ---------- STRING(S) FOUND ----------
    Record Number
         18             05 salesperson-numb           Pic 9(4).
    
      -- Find/Change summary section --
      Records found: 1 Records processed: 33
      Members w/recs: 1 Members wo/recs: 0
      Search cols: 1:80 Longest line: 80
      Edit options in effect: CAPS:OFF
                     Count  Value
      Found   :          1  >SALESPERSON-CODE<
      Changed :          1  >SALESPERSON-numb<
     Command ===>                                                  Scroll ===> PAGE_
      F1=Help    F2=Split   F3=Exit    F5=Rfind   F7=Up      F8=Down    F9=Swap
     F10=Left   F11=Right  F12=Cancel
    
    注: 検索/変更ユーティリティー報告書上で、以下の接頭部のいずれかがレコード番号に付くことがあります。
    K
    キーに関連する変更を示します。
    X
    変更は適格だったが、レコード長の制限によって変更を実行できなかったことを示します。
    KX
    上記の両方であることを示します。
  3. F3 (Exit) を押します。

    「PDS Find/Change (PDS 検索/変更)」ポップアップ・ウィンドウが表示されます。

  4. 変更を保管するには Enter、取り消すには F3/End を押します。

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