LOOKUP

指定されたメッセージ ID や異常終了コードの説明、またはその他の情報を表示します。

1. Syntax

1 LOOKUP ?arg
各部の意味は以下のとおりです。
arg
検索するメッセージ ID、異常終了コード、またはその他の情報項目。

arg が指定されていない場合はポップアップ・パネルが表示され、必要な情報を選択または検索できます。

アスタリスクをワイルドカード文字として使用して、任意の数の文字を表すことができます。アスタリスクの指定が特にない場合、arg の先頭と終わりの両方に暗黙的アスタリスク指定があると見なされます。

% 記号を使用すると、単一文字を表すことができます。

以下に、ワイルドカード文字の使用法を示した検索引数の例を示します。
XYZ
*XYZ* に一致するものを暗黙的に検索します。 これは、XYZ の前後に 0 文字以上の文字があることを意味します (例えば、XYZ、AXYZ、XYZB、AXYZBBB)。
A*
A で始まり、その後に 0 文字以上が続く、すべてのものが一致します (例えば、A、AB、ABA000I)。
A%
A で始まり、その後に 1 文字のみが続く、すべてのものが一致します (例えば、AA、AB、AC)。
ABA%%%%I
ABA で始まり、その後に 4 文字続き、I で終わる、すべてのものが一致します (例えば、ABA0000I)。

検索結果に複数の情報項目が含まれる場合は、リストが表示され、そこから情報を選択できます。

Fault Analyzer から提供される情報、または IDIHUSRM データ・セットのメンバー IDI.SIDISAM1 で指定された情報のみが入力可能です。

情報 (メッセージや異常終了コードの説明など) は以下の場所で以下の順序で検索されます。

  1. IDIHUSRM データ・セットのメンバー IDI.SIDISAM1 内のユーザー定義情報。詳しくは、アプリケーション固有の説明の指定を参照してください。
  2. IBM® データ・セット内の IDIDOC 提供の情報。
  3. IBM データ・セット内の IDIVSxxx 提供の情報 (xxx は Language オプションに有効な 3 文字の言語 ID)。
  4. メッセージまたは異常終了コードの説明の場合は、Message and Abend Code Explanationのユーザー出口で、代わりの説明を指定できます。詳しくは、メッセージおよび異常終了コード説明ユーザー出口を参照してください。

LOOKUP コマンドと、その LOOKC バリアントを Fault Analyzer ISPF インターフェースの外部から発行することもできますが、その場合、ISPF の下で発行する必要があり、サンプルの Fault Analyzer ISPF コマンド・テーブルが使用可能にされている必要があります。詳しくは、ISPF 環境の変更を参照してください。

LOOKUP コマンドに関する詳細および使用例については、ユーザー選択メッセージまたは異常終了コードの説明の表示を参照してください。