ヒストリー・ファイルのプロパティー
現在選択されている障害ヒストリー・ファイルの属性および統計を表示するには、まずアクション・バーから
を選択します。これにより、Fault History File Properties 画面が表示されます。図 1. Fault History File Properties 画面の例
┌─────────────────────── Fault History File Properties ───────────────────────┐ │ Fault History File Properties Line 1 Col 1 76 │ │ Command ===> ____________________________________________ Scroll ===> CSR │ │ │ │ Enter the Exit command (PF3) to return to the fault history file display. │ │ │ │ History File Name . . . . . : DA.DCAT │ │ History File Type . . . . . : PDSE (Library type 1) │ │ Primary Space . . . . . . . : 1,000 Cylinders (180,000 Pages) │ │ Secondary Space . . . . . . : 200 Cylinders ( 36,000 Pages) │ │ Allocated Space . . . . . . : 4,347 Cylinders (782,460 Pages) │ │ Used Space. . . . . . . . . : 599,907 Pages │ │ Allocated Extents . . . . . : 27 │ │ Data Set Utilization. . . . : 76.67% │ │ History File Access . . . . : Update │ │ Fault ID Prefix . . . . . . : F │ │ Logical History File Size . : 600,000 Pages (76.68% of Allocated Space) │ │ History File Utilization. . : 99.98% │ │ Minimum Fault Entries . . . : 25,ThenAUTO │ │ Current Fault Entries . . . : 4,192 │ │ Number of Entries With │ │ Minidump. . . . . . . . . : 4,092 (97.61% of Total) │ │ Maximum Minidump Size . . . : 2,840 Pages │ │ Enter the Exit command (PF3) to return to the fault history file display. │ └─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
この画面から、次の情報が入手できます。
- 割り振られたエクステント
- ヒストリー・ファイルに割り振られたエクステントの総数。ユーザーがヒストリー・ファイルに対するデータ・セットの READ 権限を有している場合にのみ表示されます。
- 割り当て済みスペース
- 元の割り振りユニットで割り振られたデータ・セット・スペース合計数。PDSE ヒストリー・ファイルの場合、相当するページ数も表示されます。ユーザーがヒストリー・ファイルに対するデータ・セットの READ 権限を有している場合にのみ表示されます。
- Average Minidump Size
- このヒストリー・ファイルまたはビューに保管されているすべてのミニダンプの平均サイズが、ミニダンプ・ページ数として表示されます。
- Current Fault Entries
- ヒストリー・ファイル内の現在の障害項目数。
- データ・セット使用率
- 使用されたページを、割り振られたページに対する割合 (パーセント) として表したもの。PDSE ヒストリー・ファイルのみで使用できます。ユーザーがヒストリー・ファイルに対するデータ・セットの READ 権限を有している場合にのみ表示されます。
- Fault ID Prefix
- ヒストリー・ファイル内のすべての障害項目に割り当てられた障害 ID 接頭部。この接頭部は、SETFAULTPREFIX 制御ステートメントを使用して IDIUTIL バッチ・ユーティリティーで変更できます (ヒストリー・ファイルの管理 (IDIUTIL ユーティリティー)を参照してください)。また、この設定は、Fault Analyzer ISPF インターフェースを使用して変更できます (障害ヒストリー・ファイル設定の変更を参照してください)。
- History File Access
- Read または Update。
- ヒストリー・ファイル名
- 明示的に表示されるヒストリー・ファイルの名前、またはビューに含まれるヒストリー・ファイルの名前。
- History File Type
- この名前は次のいずれかとして示されます。
- PDSE (Library)
- PDSE (Library タイプ 1)
- PDSE (Library タイプ 2)
- PDS (Partitioned Data Set)
- ヒストリー・ファイルの使用率
- ヒストリー・ファイル・サイズのパーセントとしての使用スペース。(PDSE ヒストリー・ファイルに対してのみ表示されます。)ユーザーがヒストリー・ファイルに対するデータ・セットの READ 権限を有している場合にのみ表示されます。
- 論理ヒストリー・ファイル・サイズ
- 使用可能な場合、現在の論理ヒストリー・ファイル・サイズ。ユーザーがヒストリー・ファイルに対するデータ・セットの READ 権限を有している場合にのみ表示されます。
- 障害項目の最小数
- PDSE ヒストリー・ファイルが自動的に保守される前にヒストリー・ファイルに存在していなければならない障害項目の数 (自動保守を実現するために割り振られたデータ・セット・エクステントの数は無関係)。ヒストリー・ファイルが自動的に維持されるようになると、障害項目の数は、現在使用可能なデータ・セット・スペースによってのみ制限されます。これ以上のデータ・セット・エクステントは通常は割り振られず、スペース不足状態は発生しないものと予期されています。
障害項目の最小数は、IDIUTIL バッチ・ユーティリティーの SetMinFaultEntries 制御ステートメントを使用して変更できます (ヒストリー・ファイルの管理 (IDIUTIL ユーティリティー)を参照してください)。また、この設定は、Fault Analyzer ISPF インターフェースを使用して変更できます (障害ヒストリー・ファイル設定の変更を参照してください)。
- 障害項目の最大数
- 最も古い項目の自動削除が行われるまでに、このヒストリー・ファイル内に保持される障害項目の最大数。
この障害項目数を達成するために、必要に応じて追加のデータ・セット・エクステントが割り振られます。ヒストリー・ファイルに nnn の障害項目が入る前にデータ・セット内に使用可能なスペースがなくなった場合 (つまり、データ・セット・エクステントの最大数に達するか、ボリュームが満杯になった場合)、スペース不足状態が発生します。
n/a の場合は、ヒストリー・ファイルに障害項目の最大数が割り振られていません。
PDS ヒストリー・ファイルの場合、障害項目の最大数は IDIUTIL バッチ・ユーティリティーの SetMaxFaultEntries 制御ステートメントで変更でき、PDSE ヒストリー・ファイルの場合、IDIUTIL バッチ・ユーティリティーの SetMinFaultEntries 制御ステートメントで変更できます (ヒストリー・ファイルの管理 (IDIUTIL ユーティリティー)を参照)。また、この設定は、Fault Analyzer ISPF インターフェースを使用して変更できます (障害ヒストリー・ファイル設定の変更を参照してください)。
- Maximum Minidump Size
- このヒストリー・ファイルまたはビューに保管されている最大ミニダンプが、ミニダンプ・ページ数として表示されます。
- Minimum Minidump Size
- このヒストリー・ファイルまたはビューに保管されている最小ミニダンプが、ミニダンプ・ページ数として表示されます。
- Number of Entries With Associated MVS™ Dump
- 関連した MVS™ ダンプ・データ・セットを伴う、ヒストリー・ファイルまたはビュー内の項目の数。合計項目数に対する割合 (パーセント) も表示されます。
- Number of Entries With Minidump
- 保管されたミニダンプを含む、ヒストリー・ファイルまたはビュー内の項目の数。合計項目数に対する割合 (パーセント) も表示されます。
- Number of History Files
- ビューが表示される場合、そのビューに含まれるヒストリー・ファイルの数。個々のヒストリー・ファイルに関する情報がその下に表示されます。
- 1 次スペース
- 元の割り振りユニットで割り振られた 1 次データ・セット・スペース。PDSE ヒストリー・ファイルの場合、相当するページ数も表示されます。ユーザーがヒストリー・ファイルに対するデータ・セットの READ 権限を有している場合にのみ表示されます。
- 2 次スペース
- 元の割り振りユニットで割り振られた 2 次データ・セット・スペース。PDSE ヒストリー・ファイルの場合、相当するページ数も表示されます。ユーザーがヒストリー・ファイルに対するデータ・セットの READ 権限を有している場合にのみ表示されます。
- Total Number of Entries
- ビュー内の項目の合計数。
- 使用スペース
- PDSE ヒストリー・ファイルの場合、これは使用ページの合計数です。PDS ヒストリー・ファイルの場合、これは使用した元の割り振りユニットの合計数です。ユーザーがヒストリー・ファイルに対するデータ・セットの READ 権限を有している場合にのみ表示されます。
- ビュー名
- ビューが表示される場合、そのビューの名前。