表示されるヒストリー・ファイルまたはビューの変更

Fault Analyzer ISPF インターフェースが最初に開始されるときに、前回表示されたヒストリー・ファイルまたはビューが表示されます。別のヒストリー・ファイルまたはビューを選択するには、次の方法のいずれかを実行してください。
別のヒストリー・ファイルまたはビューの名前を入力する
表示しようとするヒストリー・ファイルまたはビューの名前を指定するには、別のヒストリー・ファイルまたはビューの名前の入力 の ❶ のように、「Fault History File or View」行にその名前を入力します。ここでは、ヒストリー・ファイル名 MY.HIST が選択されています。ヒストリー・ファイルまたはビューの名前を入力した後、Enter キーを押して、障害項目を表示します。
1. 別のヒストリー・ファイルまたはビューの名前の入力
  File  Options  View  Services  Help
───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
IBM Fault Analyzer - Fault Entry List                          Line 1 Col 1 80
Command ===> ________________________________________________ Scroll ===> CSR 

Fault History File or View  : 'my.hist'❶________________________

{The following line commands are available: ? (Query), V or S (View saved
report), I (Interactive reanalysis), B (Batch reanalysis), D (Delete), H
(Duplicate history), C (Copy fault entry), M (Move fault entry), X (XMIT fault
entry).}

   Fault ID Job/Tran User ID  Sys/Job  Abend Date       Time    
__   F00323 IDIVPCOB IBMUSER  MVS2     S0C7  2019/12/21 13:02:25
__   F00445 ALLANT01 JACKIED  MVS8     S0C7  2019/12/19 03:29:57
__   F00444 ALLANT01 JACKIED  MVS8     S0C7  2019/11/28 20:25:30
__   F00442 ALLANT01 ALLANT   MVS8     S0C7  2019/09/10 22:20:10
__   F00349 CS05     CICSUSER CSCB0050 ASRA  2019/08/23 07:47:23
__   F00348 CS04     CICSUSER CSCB0040 ASRA  2019/08/23 07:46:36
__   F00345 CS01     CICSUSER CSCB0010 AEIL  2019/08/23 07:43:35
__   F00050 PSTRANDR PSTRAND  STPLEX4B S0C4  2019/08/02 17:03:18
__   F00035 CICS53   n/a      MVS2     n/a   2019/04/05 14:49:11
 F1=Help      F3=Exit      F4=MatchCSR  F5=RptFind   F6=Actions   F7=Up
 F8=Down     F10=Left     F11=Right    F12=MatchALL
ヒストリー・ファイルまたはビューの命名規則は次のとおりです。
  • ヒストリー・ファイル名の場合、標準の TSO 命名規則が適用されます。つまり、入力された名前が単一引用符で囲まれていない場合、この名前には自動的に TSO 接頭部が付きます。例えば、TSO 接頭部が FRED に設定されているときに、ヒストリー・ファイル名 FRED.HIST を指定する場合は、HIST または 'FRED.HIST' のどちらかを「Fault History File or View」行に入力します。

    終わりの引用符が欠落している場合、自動的に追加されます。

  • ビュー名は、IDIVIEWS DDname に関連したいずれかのデータ・セット内のメンバー名です。これらの名前を指定するには、小括弧で囲みます。例えば、ビュー・メンバー ABC が表示されるように指定するには、「Fault History File or View」行で (ABC) と入力します。

    右小括弧が欠落している場合、自動的に追加されます。

選択できるヒストリー・ファイルのリストを入手する場合、ワイルドカードを使用してヒストリー・ファイル・パターンを指定することもできます。ワイルドカードは、1 つ以上の % 記号またはアスタリスク (*) あるいはその両方で構成されます。
*
単一のアスタリスクを単独で指定した場合、その位置には少なくとも 1 つの修飾子が必要であることを示します。1 つの修飾子内にある単一アスタリスクは、その位置には 0 個以上の文字が入ることを示します。
**
二重アスタリスクは、その位置には 0 個以上の修飾子が入ることを示します。1 つの修飾子内にある二重アスタリスクは無効です。
%
単一の % 記号は、その位置には任意の英数字または国別文字が 1 文字入ることを示します。
%%…
各修飾子の中に 1 個から 8 個の % 記号を指定できます。
以下の例は、有効なヒストリー・ファイル・パターンを示しています。
ヒストリー・ファイル・パターン 結果のリスト
'FRED.*' FRED が最初の修飾子であり、少なくとも修飾子がもう 1 つある、すべてのヒストリー・ファイル名。
'FRED.**' FRED が最初の修飾子である、すべてのヒストリー・ファイル名。
'FRED.**.HIST' FRED が最初の修飾子であり、HIST が最後の修飾子であり、その間に 0 個以上の修飾子が含まれる、すべてのヒストリー・ファイル名。
'AAA%*.B*%%%B' AAA で始まり、少なくとも高位修飾子内にもう 1 文字あり、2 番目の修飾子は始めと終わりが B であり、それらの B の間に少なくとも 3 文字が含まれる、すべてのヒストリー・ファイル名。

引用符を使用してヒストリー・ファイル名を囲むことに関する規則は、ヒストリー・ファイル・パターンにも適用されます。

ヒストリー・ファイル・パターンの最初の修飾子は、プレフィックス変換後に (引用符で囲まない指定により適用された場合)、ワイルドカードのみ (例えば、'*'、'**'、および '**.HIST') で構成されていてはなりません。ただし、PREFIX ON で実行している場合は、**.HIST は有効です。

以前に使用したヒストリー・ファイルまたはビューを選択する
最後に表示された 10 個のヒストリー・ファイルまたはビューのレコードが保持されます。以前に表示されたヒストリー・ファイル またはビューを選択するには、まず File メニューの Last Accessed Fault History Files or Views オプションを 選択します (このオプションの一般的な選択方法については、 アクション・バーのプルダウン・メニューを参照してください)。このオプションを選択すると、Last Accessed Fault History Files or Views 画面の例 の例のように、Last Accessed Fault History Files or Views 画面が開きます
2. Last Accessed Fault History Files or Views 画面の例
  File  Options  View  Services  Help                                         
s ┌───────── Last Accessed Fault History Files or Views ─────────┐ ───────────
I │                                                              │  1 Col 1 80
C │ Enter the number corresponding to one of the following       │ l ===> CSR 
  │ previously accessed fault history files or views and press   │            
F │ Enter:                                                       │            
  │ __  1.  'XMPUSER.DEMO.HIST'                                  │            
{ │     2.  'XMPUSER.HIST'                               HLD  ❶ │  saved     
r │     3.  'DA.DCAT'                                            │ e), H      
( │     4.  (APC) Sample view of APC history files               │ (XMIT fault
e │     5.                                                       │            
  │     6.                                                       │            
  │     7.                                                       │ ate       T
  │     8.                                                       │ 019/10/07 2
  │     9.                                                       │ 019/09/07 1
  │     10.                                                      │ 019/07/16 1
  │                                                              │ 019/07/15 1
  │  F1=Help        F3=Exit        F5=Hold/Rel   F12=Cancel      │ 019/07/01 0
  └──────────────────────────────────────────────────────────────┘ 019/05/19 1
     F05495      883            S62041A  S62041   SB34     U3500  2019/04/10 1
     F03678      557            S62041A  S62041   SB34     U3500  2019/03/18 1
                                                                              
 F1=Help      F3=Exit      F4=MatchCSR  F5=RptFind   F6=Actions   F7=Up       
 F8=Down     F10=Left     F11=Right    F12=Retrieve                           

Last Accessed Fault History Files or Views 画面の例 に表示されている Last Accessed Fault History Files or Views 画面で、先頭のカーソル位置に目的のヒストリー・ファイルまたはビューの名前に対応する番号を入力し、Enter キーを押して、選択されたヒストリー・ファイルまたはビューの項目を表示します。

変更を加えずに Fault Entry List 画面に戻るには、PF3 または PF12 を押します。

ヒストリー・ファイル名がリストから抜け落ちるのを防ぐには、入力フィールドにリスト項目の番号を入力して PF5 を押します。項目の右側に「HLD」インディケーターが表示されます。上記の例の ❶ を参照してください。

ヒストリー・ファイル名が既に保持されている (項目の右側に「HLD」が表示されている) 場合は、入力フィールドにリスト項目の番号を入力して PF5 を再び押すことで、そのヒストリー・ファイル名を解放できます。

以前に使用したヒストリー・ファイル項目を選択する
最後に使用された 10 個のヒストリー・ファイル項目のレコードが保持されます。以前に表示されたヒストリー・ファイル項目を選択するには、まず File メニューの Last Accessed Fault History File Entries オプションを選択します (このオプションの一般的な選択方法については、アクション・バーのプルダウン・メニューを参照してください)。このオプションを選択すると、Last Accessed Fault History File Entries 画面の例 の例のように、Last Accessed Fault History File Entries 画面が開きます
3. Last Accessed Fault History File Entries 画面の例
  File  Options  View  Services  Help
s ┌──────────── Last Accessed Fault History File Entries ─────────────┐ _______
I │                                                                   │ l 1 80
C │ Enter the number corresponding to one of the following            │ > CSR
  │ previously accessed history file entries and press Enter:         │
F │ __  1.  'XMPUSER.DEMO.HIST(F00323)'                               │
  │     2.  'XMPUSER.DEMO.HIST(F00345)'                               │
{ │     3.  'XMPUSER.DEMO.HIST(F00348)'                               │
r │     4.  'XMPUSER.HIST(F00331)'                                    │
  │     5.                                                            │
  │     6.                                                            │
  │     7.                                                            │
  │     8.                                                            │
  │     9.                                                            │
  │     10.                                                           │
  │  F1=Help    F3=Save    F4=Reset   F7=Up      F8=Down   F10=Left   │
  │ F11=Right  F12=Cancel                                             │
  └───────────────────────────────────────────────────────────────────┘
     F00345 CS01     CICSUSER CSCB0010 AEIL  2019/08/23 07:43:35
     F00050 PSTRANDR PSTRAND  STPLEX4B S0C4  2019/08/02 17:03:18
     F00035 CICS53   n/a      MVS2     n/a   2019/04/05 14:49:11
     F00034 CICS53   n/a      MVS2     S08E  2019/03/22 13:12:23
 F1=Help      F3=Exit      F4=MatchCSR  F5=RptFind   F6=Actions   F7=Up
 F8=Down     F10=Left     F11=Right    F12=MatchALL

Last Accessed Fault History File Entries 画面の例 に表示されている Last Accessed Fault History File Entries 画面から、先頭のカーソル位置に目的の ヒストリー・ファイル項目に対応する番号を入力し、Enter キーを押して、その項目を表示します。

変更を加えずに Fault Entry List 画面に戻るには、PF3 または PF12 を押します。

ビューのリストからビューを選択する
選択可能なビューのリストを表示するには、まず File メニューの List Views オプションを選択します (このオプションの一般的な選択方法については、アクション・バーのプルダウン・メニューを参照してください)。これで、View List 画面の例 に示されている画面が開きます。
4. View List 画面の例
  File  Options  View  Services  Help
s ┌────────────────────────────── View List ──────────────────────────────┐
C │ Command ===> ______________________________________ Scroll ===> CSR   │
  │                                                                       │
F │ Line commands: S (select) B (browse).                                 │
  │                                                                       │
{ │ _  Name     Description                                               │
r │ _  APC      Sample view of APC history files                          │
  │ _  BATCH    Batch History Files                                       │
  │ _  DB2      SAMPLE VIEW OF DB2 HISTORY FILES                          │
  │ _  JOHNS    View of CICS and IMS History files                        │
  │ _  SUBS     SubSystem History Files                                   │
  │ _  SW       Test                                                      │
  │ _  TOM      Tom's Views                                               │
  │ _  VIEW2    TEST VIEW                                                 │
  │ _  ZZZZZZZZ (No description available)                                │
  │                                                                       │
  │ *** Bottom of data.                                                   │
  │                                                                       │
  │                                                                       │
  │  F1=Help    F3=Exit    F7=Up      F8=Down   F12=Cancel                │
  └───────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
 F8=Down     F10=Left     F11=Right
この画面から、各ビューに対して次の行コマンドのいずれかを入力できます。
B
このコマンドを実行すると、ビュー・メンバーをブラウズできます。例えば、ビュー・メンバー JOHNS がブラウズ用に選択された場合、File Browse 画面の例 のように、このメンバーの内容が表示されます。

File Browse 画面から View List に戻るには、PF3 または PF12 のどちらかを押します。

5. File Browse 画面の例
  File  Options  View  Services  Help
s ┌────────────────────────────── View List ──────────────────────────────┐
I │   ┌──────────────────────────── File Browse ──────────────────────────────┐
C │ C │ 'DA.VIEWS(JOHNS)'                                    Line 1 Col 1 76  │
  │ L │ Command ===> ______________________________________ Scroll ===> CSR   │
F │   │                                                                       │
  │   │ * View of CICS and IMS History files                                  │
{ │   │ CTEST.DUMPA.DACICS.DCAT                                               │
r │   │ CTEST.DUMPA.DAIMS.DCAT                                                │
  │   │                                                                       │
  │ B │ *** Bottom of data.                                                   │
  │   │                                                                       │
  │   │                                                                       │
  │   │                                                                       │
  │   │                                                                       │
  │   │                                                                       │
  │ * │                                                                       │
  │   │                                                                       │
  │   │                                                                       │
  │   │                                                                       │
  │   │                                                                       │
  │   │                                                                       │
  └───│  F1=Help    F3=Exit    F7=Up      F8=Down   F12=Cancel                │
 F8=D └───────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
S
このコマンドを使用すると、表示するビューを選択し、自動的に直前の画面に戻ります。「Fault History File or View」行に、選択されたビュー名が指定されています。

選択されたビューを表示するには、PF3 を押します。

変更を加えずに、直前に表示されたヒストリー・ファイルまたはビューに戻るには、PF12 を押します。

他のヒストリー・ファイルやビューを選択すると、Fault Entry List 画面の列構成が変わる可能性があります。