障害項目のソートと突き合わせ
列属性を使用して、類似したジョブ名または同じ異常終了コードなど、所定の一致基準を満たす障害項目のサブセットを表示することができます。障害項目の完全なリスト、または基準に一致する項目のサブセットを昇順または降順にソートすることができます。列属性の突き合わせとソートを行うと、例えば、類似したパターンを使用して障害を検索したり、項目を連続したグループに集めて一定の範囲の項目を削除したりするのに役立ちます。
列属性を表示するには、「Fault Entry List」画面の列見出しにタブを移動し、カーソルを見出しに置いて、Enter キーを押します。Column Attributes 画面を使用して、列のソート順、列の一致基準、またはその両方を指定します。最初に、Column Attributes 画面には、デフォルトの一致演算子 (=) とデフォルトの一致値 (*) を指定する単一の一致基準が表示されます。デフォルトの一致基準は、画面内のすべての項目と一致します。
「Date」列が選択された Column Attributes 画面の例 では、「Date」列が選択されています。
File Options View Services Help s ┌────────── Column Attributes ───────────┐ ────────────────────────────────── I │ │ Line 1 Col 1 80 C │ Column Name: │ Scroll ===> CSR │ Date │ F │ │ │ Sort: │ │ Enter "/" to select │ MD_Pages Abend Sys/Job J │ Ascending │ :58:57 146 S06F FAE1 R │ Descending │ :16:17 151 S06F FAE1 R │ │ :49:43 145 S06F FAE1 R │ Match (Date, YYYY/MM/DD): [1] │ :17:16 198 S06F FAE1 R │ = * │ :55:06 361 S0C4 FAE1 S │ + │ :40:11 85 S0C7 FAE1 I │ [2] │ :58:18 81 S0C7 FAE1 I └────────────────────────────────────────┘ :38:17 86 S0C7 FAE1 U F02334 2020/07/23 11:41:55 2020/07/23 11:41:55 80 S0C7 FAE1 I F02333 2020/07/23 11:39:39 2020/07/23 11:39:39 84 S0C7 FAE1 I F02332 2020/07/08 14:58:09 2020/07/08 14:58:09 106 SNAP FAE1 S F02331 2020/07/08 14:58:07 2020/07/08 14:58:07 106 SNAP FAE1 S F02330 2020/07/08 14:58:05 2020/07/08 14:58:05 107 SNAP FAE1 S F02329 2020/07/08 14:58:04 2020/07/08 14:58:04 106 SNAP FAE1 S
- 列のすべての障害項目をソートするには、昇順または降順の属性入力フィールドにスラッシュ (/) を入力して Enter キーを押します。
- 基準に一致しない障害項目を画面から削除するには、一致基準を指定して Enter キーを押します。
- 基準に一致する障害項目のサブセットにソート順を適用するには、一致基準と一致する項目のソート順序の両方を指定して、Enter キーを押します。
Match 演算子
- =
- 等しい
- !=
- 等しくない
- >
- 次より大きい
- >=
- 次以上
- <
- 次より小さい
- <=
- 次以下
- 列のデータ・タイプが文字である。
- 一致値全体が単一の * 文字である場合を除き、一致値に 1 つ以上のワイルドカード文字が含まれる。ワイルドカード文字の詳細については、一致値を参照してください。
一致値
一致値には大/小文字の区別がなく、ワイルドカードを含めることができます。
- *
- アスタリスクは、ゼロ、1 文字、または複数の文字を表します。
- %
- % 記号は、単一文字を表します。
デフォルトの一致値 * は、任意のデータ値に一致します。
一致値にワイルドカード文字が含まれている場合、一致値全体が単一の * 文字である場合を除き、すべてのデータ型は文字データとして評価されます。
Column Attributes 画面では、選択した列のデータ・タイプが Match ヘッダーの括弧内に表示されます (「Date」列が選択された Column Attributes 画面の例 の [1] を参照)。指定する一致値は、列のデータ型に有効でなければなりません。
データ型 | 有効な値 |
---|---|
文字 | 任意の文字。 |
日付 date_format | 一致値にワイルドカード文字が含まれていない場合は、以下のいずれかとして日付を指定します。
|
時刻、 time_format | 一致値にワイルドカード文字が含まれていない場合は、時刻一致値を、区切り文字 (: 文字など) を含め Match ヘッダーに表示される形式で指定します。
|
日時、 date_format time_format | 日付と時刻の組み合わせの値。一致値にワイルドカード文字が含まれていない場合は、Match ヘッダーの日付形式で示される形式で日付値を指定します。時刻はオプションです。含まれている場合は、Match ヘッダーの時刻形式で示される形式で時刻値を指定します。 |
10 進数 | 10 進数の 0~9、小数点 (.) または 10 進数のコンマ (,)、あるいは負符号 (-)。 |
整数型 | 10 進数の 0~9 または負符号 (-)。 |
16 進 | 16 進数の 0~9 および A~F。 |
アドレス | 16 進数の 0~9 および A~F。 オプションで、1 つのアンダースコア (_) 文字をアドレスに含めることができます。含まれている場合:
アドレス 100000001 と同等です。 |
複数の一致基準の使用
- 一致基準を追加するには、+ ポイント・アンド・シュート・フィールドにカーソルを置き、Enter キーを押します。(「Date」列が選択された Column Attributes 画面の例 の [2] を参照。)
- 一致基準を削除するには、演算子フィールドを消去して Enter キーを押します。
複数の一致基準を指定している Column Attributes 画面の例 Date 列の複数の一致基準を表示します。
File Options View Services Help ─ ┌────────── Column Attribute ────────────┐ ────────────────────────────────── I │ │ Line 1 Col 1 80 C │ Column Name: │ Scroll ===> CSR │ Date │ F │ │ │ Sort: │ │ Enter "/" to select │ MD_Pages Abend Sys/Job J │ Ascending │ :58:57 146 S06F FAE1 R │ Descending │ :16:17 151 S06F FAE1 R │ │ :49:43 145 S06F FAE1 R │ Match (Date, YYYY/MM/DD): │ :17:16 198 S06F FAE1 R │ >= 2020/07/08 │ :55:06 361 S0C4 FAE1 S │ < TODAY-7 │ :53:33 83 S0C7 FAE1 I │ != *31 │ :34:40 193 S06F FAE1 R │ + │ :40:11 85 S0C7 FAE1 I │ │ :58:18 81 S0C7 FAE1 I └────────────────────────────────────────┘ :38:17 86 S0C7 FAE1 U F02334 2020/07/23 11:41:55 2020/07/23 11:41:55 80 S0C7 FAE1 I F02333 2020/07/23 11:39:39 2020/07/23 11:39:39 84 S0C7 FAE1 I F02332 2020/07/08 14:58:09 2020/07/08 14:58:09 106 SNAP FAE1 S F02331 2020/07/08 14:58:07 2020/07/08 14:58:07 106 SNAP FAE1 S F02330 2020/07/08 14:58:05 2020/07/08 14:58:05 107 SNAP FAE1 S F02329 2020/07/08 14:58:04 2020/07/08 14:58:04 106 SNAP FAE1 S
列属性の適用
ソートと突き合わせは、現在表示されているデータ行に適用されます。同じ列のソート値または一致値を 2 回変更した場合、つまり最初にある列を変更した後で別の列を変更した場合、2 回目のソートまたは一致は最初のソートまたは一致の後に表示されるデータ行に適用されます。
- リセット・ポイント・アンド・シュート・フィールドにカーソルを置き、Enter キーを押す。
- コマンド行に RESET コマンドを入力する。
前の図の基準に一致する障害項目 複数の一致基準を指定している Column Attributes 画面の例 で一致基準を適用した結果の例を示します。
File Options View Services Help ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── IBM Fault Analyzer - Fault Entry List 13 of 322 rows matched Command ===> ________________________________________________ Scroll ===> CSR Fault History File or View : 'NWILKES.HIST' Fault_ID Date Time Date_Time MD_Pages Abend Sys/Job J F60415 2020/08/07 09:55:06 2020/08/07 09:55:06 361 S0C4 FAE1 S F02343 2020/08/04 09:53:33 2020/08/04 09:53:33 83 S0C7 FAE1 I F02342 2020/08/03 15:34:40 2020/08/03 15:34:40 193 S06F FAE1 R F02340 2020/08/03 09:40:11 2020/08/03 09:40:11 85 S0C7 FAE1 I F02335 2020/07/29 10:38:17 2020/07/29 10:38:17 86 S0C7 FAE1 U F02334 2020/07/23 11:41:55 2020/07/23 11:41:55 80 S0C7 FAE1 I F02333 2020/07/23 11:39:39 2020/07/23 11:39:39 84 S0C7 FAE1 I F02332 2020/07/08 14:58:09 2020/07/08 14:58:09 106 SNAP FAE1 S F02331 2020/07/08 14:58:07 2020/07/08 14:58:07 106 SNAP FAE1 S F02330 2020/07/08 14:58:05 2020/07/08 14:58:05 107 SNAP FAE1 S F02329 2020/07/08 14:58:04 2020/07/08 14:58:04 106 SNAP FAE1 S F02328 2020/07/08 14:58:02 2020/07/08 14:58:02 106 SNAP FAE1 S F02327 2020/07/08 12:15:44 2020/07/08 12:15:44 211 S06F FAE1 R ** Bottom of data.