データのスクランブル
データをスクランブルすることで、特定のフィールドの値を変更する機能を利用しながら、実動 (「生」) データを基にテスト・データを作成できます。この方法では、機密情報がテスト・データに表示されないようにできます。
データをスクランブルするタイミング
Copy Utility (option 3.3) を使用して、あるデータ・セットから別のデータ・セットにデータをコピー するときに、コピーする一部またはすべてのフィールドを必要に応じてスクランブルできます。
コピー処理の間にスクランブルが実行されるようにするには、スクランブルのマークを付けたマップ・フィールドを含んでいる出力テンプレートを指定する必要があります。
スクランブルの規則
File Manager は、以下の規則に従ってデータをスクランブルします。
- 値または範囲オプションが指定されていない場合:
- 大文字の英字は、他の大文字の英字にスクランブルされます。
- 小文字の英字は、他の小文字の英字にスクランブルされます。
- DBCS 文字は、他の DBCS 文字にスクランブルされます。
- 数値は、他の数値にスクランブルされます。
- その他すべての文字は変更されないままになります。
- 反復可能スクランブルの場合は、「Leading zeros (先行ゼロ)」に YES を設定して定義された数値フィールド、すべての非数値フィールド、および非 DBCS フィールドについて、結果が固有になります。
- 値リストを指定した場合は、リストから取得した値がフィールドに設定されます。
- 範囲を指定すると、結果の数は指定された範囲内の数になります。
- スクランブル・タイプとしてランダムまたは反復可能を指定し、値オプションと値データ・セットを指定した場合は、データ・セットから取得した値がフィールドに設定されます。
- スクランブル・タイプとして変換を指定した場合は、入力フィールド値の突き合わせが行われ、対応する出力値が値データ・セットとして使用されます。
- フィールドに対して日時スクランブル・オプションが定義されている場合は、フィールドに指定されている他のスクランブル・オプションよりも優先されます。