PREVIOUS 基本コマンド
PREVIOUS 基本コマンドは、指定されたパラメーターを使用して、 現行データベース位置をセグメント・タイプの前のオカレンスまでスクロールします。
構文
- number (数)
- 後方に移動するセグメント・オカレンス数 number。
- =
- 動作は、現在の SHOW コマンドの設定によって異なります。
現在の設定が SHOW SUP OFF の場合、FM/IMS は、現行データベース位置 (つまり現在の定様式セグメント・タイプ) から、 同じセグメント・タイプの nnnn 番目のオカレンスまで後方にスクロールします。
現在の設定が SHOW SUP ON の場合、FM/IMS は、セグメント・タイプにかかわらず、number の数だけセグメント・オカレンスを後方にスクロールします。
- *
- * は、現在の SHOW コマンドの設定を無視して、 セグメント・タイプにかかわらず、number の数のセグメント・オカレンスだけ 後方に移動します。注: オプション 0.5 (エディター・オプション) で、オプション「Use * (any segment type) as default on NEXT and PREVIOUS commands (NEXT および PREVIOUS コマンドにデフォルトとして * (任意のセグメント・タイプ) を使用)」が設定されていない限り、= がデフォルトです。
- segment-name
- 指定されたセグメント・タイプの n 番目のオカレンスまで後方へ移動します。注:
- FM/IMS が DBD 内で segment-name との完全一致を検出しない場合は、DBD 内のセグメントのリストを検索して、入力された値がセグメント名に含まれているかどうかを判別します。一致が含まれている最初のセグメント名が、PREV コマンドで使用されます。例:
ACCOUNTS │ ┌─────────────┴───────────────────┐ │ │ BRANCH CUSTOMER │ CUSTADDR
「PREV CUST」と入力すると、データベース内の 1 つ前にある CUSTOMER セグメントの位置が 見つかりますが、CUSTADDR セグメントは検出されません。ただし、「PREV ADDR」と入力でき、これによりデータベース内で 1 つ前にある CUSTADDR セグメントが検索されます。
- 指定されたセグメント・オカレンスが見つからない場合は、 現行データベース位置は変更されず、次のメッセージが表示されます: セグメント名が無効
- スライディング・ウィンドウを使用している場合、次のメッセージが表示されます。セグメントがウィンドウに表示されない
- 編集/ブラウズ表示にスライディング・ウィンドウを使用していた場合、 ウィンドウの現在の先頭が、PREVIOUS コマンドがデータベース位置を移動できる限度になります。
- FM/IMS が DBD 内で segment-name との完全一致を検出しない場合は、DBD 内のセグメントのリストを検索して、入力された値がセグメント名に含まれているかどうかを判別します。一致が含まれている最初のセグメント名が、PREV コマンドで使用されます。例:
- MAX
- 最初のセグメントまでスクロールします。また、スクロール・フィールドに MAX と入力し、次に NEXT コマンドを入力することもできます。注: スクロール・フィールドによって、デフォルトが MAX に変更されることはありません。