KEY 基本コマンド

KEY 基本コマンドは、「Key Specification (キー指定)」パネルを表示します。このパネルで、セグメントのキー値を入力し、それによってデータベース内の現在位置を変更します。

「Key Specification (キー指定)」パネルには、現行階層パスとセグメント位置を基にしてキー値が表示されます。パネルは、現行階層パス内のセグメントのキー値を使用して初期化されます。階層パス内のそれらのセグメントのキー値は変更できます。

「Key Specification (キー仕様)」パネルの処理が完了すると、FM/IMS は、KEY コマンドが入力された「IMS Data (IMS データ)」パネルを再表示します。「Key Specification (キー指定)」パネルで入力されたキー値を満たしているセグメントが、現行セグメントになります。

構文

使用箇所

segment-name

「Key Specification (キー指定)」パネルで表示するセグメント・タイプの名前。このセグメント・タイプは、現行セグメントの階層パス (親または子) として DBD に定義されているセグメント・タイプの 1 つである必要があります。また、これは * と指定することもできます。その場合、このパラメーターを指定しないことを意味します。

segment name を指定しない場合 (または * と指定した場合)、スクロールは、現行セグメントの下の最初の階層子セグメントに制限されます。

注:

FM/IMS が DBD 内で segment-name との完全一致を検出しない場合は、DBD 内のセグメントのリストを検索して、入力された値がセグメント名に含まれているかどうかを判別します。一致が含まれている最初のセグメント名が、KEY コマンドで使用されます。例:
```
                ACCOUNTS
                   │
     ┌─────────────┴───────────────────┐
     │                                 │
  BRANCH                            CUSTOMER
                                       │
                                    CUSTADDR
```
「KEY CUST」と入力すると、「Key Specifications (キー指定)」パネルに CUSTOMER セグメントが表示されますが、CUSTADDR セグメントは検出されません。ただし、「KEY ADDR」と入力でき、これによりデータベース内で次に出現する CUSTADDR セグメントが検索されます。
指定されたセグメント・オカレンスが見つからない場合は、現行データベース位置は変更されず、次のメッセージが表示されます: Invalid segment name (セグメント名が無効です)