CANCEL 基本コマンド
CANCEL 基本コマンド (F12) は、パネル変数の変更を保管せずに現行パネルを終了します。
編集の際に CANCEL 基本コマンドを「Database Positioning (データベース位置決め)」パネルで使用すると、 処理済みであっても、SAVE コマンドまたは AUTOSAVE 機能によってデータベースにまだコミットされていない 編集上の変更は、いずれも破棄されます。
編集の際に CANCEL 基本コマンドを「IMS Data (IMS データ)」パネルで使用した場合は、 「Database Positioning (データベース位置決め)」パネルに戻りますが、変更内容は破棄されません。編集の変更を破棄するには、「Database Positioning (データベース位置決め)」パネルから CANCEL を 使用する必要があります。このとき、変更内容を破棄するかどうかの確認メッセージが表示されます。
注:
- データに対する変更は、Enter キーを押すか、またはコマンドを出した場合のみ、処理されます。一部のデータを上書きしても、CANCEL する前にまだ Enter キーを押していないか、あるいはそれ以外の コマンドはいずれも出していない場合は、「IMS Data (IMS データ)」パネルを終了する際に、 変更は処理されずに破棄されます。
- 「IMS Data (IMS データ)」パネルが表示されている間に、変更をバックアウトする には、UNDO コマンドを使用します。
QUIT は CANCEL の同義語です。
構文
「Database Positioning (データベース位置付け)」パネルで CANCEL コマンドを発行すると、最後のチェックポイント以降の編集したすべての変更がバックアウトされます。これは、BMP モードで編集しているか、または DLI モードで編集しているときに、以下の条件が満たされると提供されます。
- 「DLI Mode Parameters (DLI モード・パラメーター)」パネルの IMS ログ・オプションは、「1.Keep (保持)」、「2.Keep when updates (更新時に保持)」、または「3.削除。
- 「DLI Mode Parameters (DLI モード・パラメーター)」パネルの「Dynamic Backout (動的バックアウト)」オプションが選択されます。
- 編集は、動的 PSB または IO PCB を持つ静的 PSB のいずれかを使用します。
ENTER を押した場合 (取り消し要求を確認するために)、FM/IMS は以下を実行します。
- 最後のチェックポイント以降の変更をバックアウトする ROLB 呼び出しを実行します。
- 「Database Positioning (データベース位置決め)」パネルを終了します。
END または EXIT コマンドを入力した場合、FM/IMS は「Database Positioning (データベース位置決め)」パネルに戻ります。
注: SAVE 基本コマンドを実行しない限り、 「Database Positioning (データベースの位置決め)」パネルを終了するまで、FM/IMS はデータを保管しません。
使用箇所
- すべてのパネル。