報告書のセクション

File Manager の比較ユーティリティー報告書には、以下の 5 つのセクションが含まれています。

Prologue (プロローグ)
プロローグは、報告書の「Listing Type (リスト・タイプ)」に「None (なし)」を選択しない限り生成されます。これには、比較するデータ・セット、およびレコードのフィルター操作または形式設定に指定されたコピーブックまたはテンプレートがリストされます。
本文
報告書本文は、報告書の「Listing Type (リスト・タイプ)」=「summary (要約)」または「Listing Type (リスト・タイプ)」=「none (なし)」を選択しない限り生成されます。本文の内容は、「Listing Type (リスト・タイプ)」(「Delta (デルタ)」、「Matching (一致)」、または「Long (詳細)」) および「Listing Options (リストのオプション)」と、「Comparison type (比較タイプ)」が「Record (レコード)」か「Formatted (定様式)」かによって決定されます。
概要
要約は、報告書の「Listing Type (リスト・タイプ)」に「None (なし)」を選択しない限り生成されます。要約では、処理されたレコード数、見つかった一致するレコード数、見つかった挿入および削除の数、レコード ID および選択基準処理によって選択されなかったレコード数、および定様式比較でデータが無効だったために比較されなかったレコード数がリストされます。

選択されなかったか比較されなかったレコード数が報告されるのは、合計がゼロ以外の場合だけです。処理されたレコード数には「比較されなかった」合計は含まれますが、「選択されなかった」合計は除外されます。比較のタイプと指定されたオプションの要約も提供されます。キーによる比較の場合、キー・セグメントの位置と長さもリストされます。

Template details (テンプレートの詳細)
いずれか 1 つのテンプレート報告オプションを選択するとテンプレートの詳細が報告されます。ただし、「Listing type (リスト・タイプ)」=「none (なし)」も選択している場合を除きます。定様式比較で使用されるテンプレートごとに、テンプレート・フィールドをその属性と一緒にリストできます (「Show template layouts (テンプレート・レイアウトを表示)」オプション)。レコード比較と定様式比較の両方で、テンプレートの ID 基準および選択基準をリストできます (「Show template criteria(テンプレート基準を比較)」オプション)。定様式比較の場合、テンプレート・マッピング情報もリストできます (「Show mapped fields (マップされたフィールドを表示)」および「Show unmapped fields (非マップ・フィールドを表示)」オプション)。テンプレート・フィールド情報が報告される方法を選択するには、「Show array elements (配列エレメントを表示)」「Show start/end as hex offset (開始/終了を 16 進オフセットとして表示する)」、および「Show length in hex (長さを 16 進数で表示する)」オプションを使用します。

「Show template layouts (テンプレート・レイアウトを表示)」オプションを選択した場合、各 01 レベルが報告され、その後にそれぞれのフィールドが続きます。フィールドごとに、フィールド名、PICTURE 文節、タイプ、開始、終了、および長さが報告されます。可能な場合、各フィールドは単一行で報告され、フィールド名およびピクチャー列の内容の最大長が入るように報告書レイアウトが調整されます。必要に応じて、フィールド名、PICTURE 文節、および残りの情報が別の行で報告されます。

「Show template criteria (テンプレート基準を表示)」オプションを選択していて、テンプレートがコピーブックから動的に作成されなかった場合、ID 基準式および選択基準式があれば、それらが報告されます。いずれの式も存在しない場合、そのことを示すためにメッセージが報告書に書き込まれます。式フィールドの中では、読みやすくなるように、名前が参照 ID に付加されます。

「Show mapped fields (マップされたフィールドを表示)」オプションまたは「Show unmapped fields (非マップ・フィールドを表示)」オプションを選択した場合、それぞれの新規 01 レベルが報告され、その後にそれぞれのフィールドがレイアウト情報報告書と同じ形式で続きます。それぞれのマップされたフィールドの後には、マップされた旧テンプレート・レイアウトの対応するフィールドの情報が同じ形式で続きます。マップされた旧フィールド情報は、先頭に等号 (=) が付けられて「Ref」列に表示されます。同様に、それぞれの非マップ (新規) フィールドは、先頭にアスタリスク (*) が付けられて「Ref」列に表示されます。水平罫線は、新規フィールドの終わりを示し、その後に旧テンプレート・レイアウトの非マップ・フィールドが続きます。これらのフィールドも、先頭にアスタリスク (*) が付けられて「Ref」列に表示されます。マッピング情報報告書にマップされたフィールドまたは非マップ・フィールド、あるいは両方が存在するかどうかは、選択したマッピング報告オプションによって決定されます。

フィールド統計
フィールド統計は、同期オプションが「One-to-one (1 対 1)」または「Keyed (キー順)」のいずれかである定形式比較に対して、「Show Field Statistics (フィールド統計の表示)」オプションが選択されている場合に作成されます。
フィールド統計レポート
これは、古いフィールド名と新しいフィールド名、不一致の数、および 2 つのパーセント値を示します。パーセント値は、次のように計算されます。
Compared (比較)
これは、特定のレコード・タイプの比較対象レコード数に対する、特定のフィールドの不一致数のパーセントです。
変更
これは、特定のレコード・タイプの変更済みレコード数に対する、特定のフィールドの不一致数のパーセントです。