IDILANGX の必須コンパイラー・オプション

LANGX サイド・ファイルを作成するには、IPVLANGX ユーティリティーを使用します。IPVLANGX ユーティリティーは ADFz Common Components に付属しています。IDILANGX は IPVLANGX の別名です。IPVLANGX ユーティリティーの実行について詳しくは、『IBM Application Delivery Foundation for z/OS Common Components: Customization Guide and User Guide』の「IPVLANGX - コンパイラー・リストからサイド・ファイルへの変換ユーティリティー」の章を参照してください。

Fault Analyzer に適したリストまたはサイド・ファイルを作成するために必要な コンパイラー・オプションは、次のとおりです。コンパイラー生成 TEST(SEPARATE) SYSDEBUG サイド・ファイルを使用する場合、これらのオプションは関係ありません。

C:
  • AGGREGATE
  • LIST
  • NOOFFSET
  • NOOPT (注 1)
  • SOURCE
  • XREF
  • NOIPA
C++:
  • ATTRIBUTE (注 4)
  • LIST
  • LONGNAME
  • NOOFFSET
  • NOOPT (注 1)
  • SOURCE
  • XREF
  • NOIPA
OS/VS COBOL:
  • DMAP
  • NOLST
  • NOOPT (注 1)
  • PMAP, NOCLIST (注 2)
  • SOURCE
  • VERB
  • XREF または SXREF
OS/VS COBOL 以外の COBOL コンパイラー:
  • LIST,NOOFFSET (注 2)
  • NOOPT (注 1)
  • MAP
  • SOURCE
  • XREF(SHORT) (注 3)
Enterprise PL/I:
  • AGGREGATE
  • ATTRIBUTES(FULL)
  • NOBLKOFF
  • LIST (注 5)
  • MAP
  • NEST
  • NONUMBER
  • OFFSET
  • NOOPT (注 1)
  • OPTIONS
  • SOURCE
  • STMT
  • XREF(FULL)
Enterprise PL/I 以外の PL/I コンパイラー:
  • AGGREGATE
  • ATTRIBUTES(FULL)
  • ESD
  • LIST (注 5)
  • MAP
  • NEST
  • NOOPT (注 1)
  • OPTIONS
  • SOURCE
  • STMT
  • XREF(FULL)
アセンブラー:
  • ADATA
注::
  1. NOOPT が推奨されますが、OPTIMIZE (C の場合の OPT(1) または OPT(2) も含む) の使用が可能であり、その場合、コンパイラーは、コンパイルされたコードにステートメント番号をマージし、再配置します。Fault Analyzer 分析は、最適化されたコンパイラー・リストから判別できるものに限定されます。これは、Fault Analyzer レポートに影響のないものから、失敗したソース行の不正確な識別番号までにわたります。ソース行番号は、通常は近いものになりますが、OPTIMIZE では必ずしも正確ではありません。これは、最適化プロセス中のコンパイラーの再配列またはソース・ステートメントの除去に依存します。ストレージが割り当てられていない場合、つまり、値がレジスター内にのみある場合には、データ・フィールドの値は表示できません。OPTIMIZE が有効な場合、OFFSET はコードの移動に対応しないので、LIST および NOOFFSET を使用します。
  2. LIST および NOOFFSET (OS/VS COBOL の場合は PMAP および NOCLIST) が推奨されますが、NOLIST および OFFSET (OS/VS COBOL の場合は NOMAP および CLIST) の使用は可能です。この場合、Fault Analyzer は、コンパイラー・リストがストレージにあるものと完全には一致しなくても、ユーザーに警告を出すことができません。
  3. XREF(SHORT) は最小必要要件です。XREF(FULL) も可能で、問題はありません。
  4. ATTRIBUTE は最小必要要件です。ATTRIBUTE(FULL) も可能で、問題はありません。
  5. Enterprise PL/I の STATIC EXTERNAL 変数およびパラメーターを正しく報告するには、LIST が必要です。ただし、LIST オプションが有効な場合でも、PL/I V6 コンパイラーは 64 ビット・パラメーターを使用可能にしません。64 ビット・パラメーターは PL/I V5 で使用できます。