コンパイラー・リストまたはサイド・ファイルの命名

コンパイラー・リストまたはサイド・ファイルを順次データ・セットに保管、または PDS または PDSE データ・セットのメンバーとして保管します。

コンパイラー・リストまたはサイド・ファイルを PDS または PDSE データ・セットに保存する場合、使用するメンバー名はアプリケーションのプログラミング言語によって異なります。
  • 単一 CSECT アセンブラー・プログラムの場合 (つまり、アセンブリーごとに 1 つの CSECT) は、CSECT 名またはロード・モジュール名を使用します。ロード・モジュール名よりも CSECT 名を使用することをお勧めします。これは、メンバーの位置指定のオーバーヘッドが少ないためです。また、アセンブラー CSECT のみのサブルーチンの場合は、ロード・モジュール名を使用しないでください。
  • 複数 CSECT アセンブラー・プログラムの場合 (つまり、アセンブリーごとに複数の CSECT) は、ロード・モジュール名を使用します。
  • COBOL プログラムの場合は、アプリケーション・プログラムの名前を使用します。
  • PL/I プログラムの場合は、アプリケーション・プログラムの 1 次エントリー・ポイント名または CSECT 名を使用します。
  • z/OS XL C および C++ プログラムの場合は、アプリケーション・プログラムの CSECT 名を使用します。

別の名前で保管すると、Fault Analyzer はコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルを検出できなくなります。

コンパイラー・リストまたはサイド・ファイルが順次データ・セットに保管される場合、およびデータ・セット名が、データ・セット名の一部にプログラム名を許可する規則に従う場合、DataSets オプションのこのデータ・セットは、DataSets オプションのデータ・セット名の置換シンボルに説明されているように、変数置換を使用して容易に指定できます。