「Browse (ブラウズ)」パネル

「Browse (ブラウズ)」パネルを使用して、選択したデータ・セットまたはデータ・セット・メンバーを表示し、レコードをスクロールし、レコード内で特定の情報を検索します。

「Browse (ブラウズ)」パネルでは、下記のデータ・セットのタイプに応じて、およびテンプレートが使用されたかどうかに応じて、各種フィールドがヘッダー領域に表示されます。

パネルとフィールドの定義

1. テキスト・ファイルが表示されている「Browse (ブラウズ)」パネル
  Process   Options   Help
 ───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 Browse           FMN.V15R1M3.SFMNSAM1(FMNCDATA)                 Rec 0 of 40
                                                    Record 0        Format TABL
 REC-TYPE REC-ID NAME                 EMPLOYEE-NO     AGE   SALARY    MONTH(1)
 #2       #3 R # #4                            #5      #6       #7          #8
 AN 1:2   AN 1:2 AN 3:20                  BI 23:2 BI 25:2  PD 27:4     BI 31:4
 <>       <>     <---+----1----+---->      <---+>  <---+> <---+--> <---+----1>
 ****  Top of data  ****
 01       01     Grant Smith                 7712      35    75000           6
 01       01     Andrew Apple                6645      53    78500          30
 01       01     Graham Prestcott            5583      28    48000           7
 01       01     Bill Somers                 4418      33    68000           5
 01       01     Ted Dexter                  3327      52    60250          14
 01       01     Roddy Armstrong             5683      34    77000          28
 01       01     Cliff Roberts               2265      57   100000          44
 01       01     James Browne                1117      46   125000          47
 01       01     Silvia Carrot               2308      29    61400           1
 01       01     Dan Peters                  4479      54    63000          38
 01       01     John Laws                   3422      21    46750          14
 01       01     Liz Childs                  3439      55    66000          44
 Command ===> _____________________________________________________ Scroll PAGE
  F1=Help      F2=Zoom      F3=Exit      F4=CRetriev  F5=RFind     F7=Up
  F8=Down      F9=Swap     F10=Left     F11=Right    F12=Cancel
タイトル
タイトルには、使用中の機能 (「Browse (ブラウズ)」) とデータ・セットが示されます。PDS または PDSE メンバーの場合は、データ・セット名にメンバー名が含まれます。レコード番号情報または短メッセージは右側に示されます。
レコード
「Record (レコード)」フィールドには、現在データ域の先頭にあるレコードのレコード番号が表示されます。このフィールドに新しい値を入力すると、特定のレコードまでスクロールできます。
注: 表示される番号は、選択基準などの制限 (レコードの表示を制限するために使用できる) に関係なく、データ・セット全体の中でのレコードの番号です。
このフィールドのデフォルト値は、先頭レコードの前の表示位置である 0 になります。フィールドの値が 0 の場合は、データ域に
****  Top of data  ****
メッセージこの位置からいったんスクロールしたら、「Record (レコード)」フィールドに 0 と入力しても、この位置に戻ることはできません。0 の位置に戻るには、TOP などのスクロール・コマンドを入力する必要があります。
「COL (列)」フィールドには、現在データ域の左端にある列の列番号が表示されます。新しい値を入力することによって、特定の列 (左方または右方) にスクロールすることができます。このフィールドのデフォルト値は 1 です。
Scale (目盛り)
「Scale (目盛り)」は、データ域の桁を示します。
Data Area (データ域)
データ域には、選択した表示形式でデータが表示されます。別の表示形式については、表示形式の選択を参照してください。
コマンド
「Command (コマンド)」行は、基本コマンド (例えば、FIND など) を入力できるフィールドです。
Scroll (スクロール)
「SCROLL (スクロール)」フィールドには、現在のスクロール移動量が表示されます。新しい値を入力できます。

VSAM データ・セットが表示されるときには、追加のフィールドが表示されることがあります。

2. VSAM データ・セットが表示されている「Browse (ブラウズ)」パネル
Browse           FMN.REQ77.RRDS                                       Rec 0
                          Type RRDS Slot            RBA            Format CHAR
       Col 1         
RBA         Len    ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----
80           80    01Tyrone Dallas       .0...-................................
タイプ
VSAM データ・セットのタイプ (例えば、RRDS など)。IAM ファイルも示されます。
Slot
現在選択されている RRDS ファイルのスロット番号。このフィールドに新しい値を入力すると、新しいファイルへ移動できます。
RBA
現在選択されている RRDS ファイルの相対バイト・アドレス。
列見出し
目盛りに、データ・セット内の各 RRDS ファイルの「RBA」(相対バイト・アドレス) と「Len」(レコード長) の列見出しが示されます。

VSAM データ・セットが KSDS ファイルである場合、キー・フィールドを使用して、データ・セット内の位置を決めることができます。

3. VSAM KSDS データ・セット
 Browse           FMN.REQ77.KSDS                                       At top
        Type KSDS     Key                            RBA            Format CHAR
        Col 1         
 RBA         Len    <===+====1====+====2====+====3====+====4====+====5====+====
 ****  Top of data  ****
 0            64    00000010AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAb
 64           64    00000020AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA          
キー
先行ブランク、埋め込まれたブランク、末尾ブランク、コンマ、または引用符が含まれる値を入力する場合は、引用符で値を囲む必要があります。引用符で囲み、前に X または x を付けて、16 進数ストリングを入力することもできます (例えば、X'C1C2')。必要なすべての文字を含め、文字の最大数は 250 です。

カーソルがこのフィールド内にある場合は、「LEFT/RIGHT」コマンド (機能キー F10/F11) を使用してフィールド内をスクロールできます。「Expand」機能 (F4) を使用して、キー・フィールドをウィンドウで開くこともできます。

テンプレートを使用してデータ・セットを TABL 形式で表示すると、列見出しには、テンプレートに定義されたフィールド名が表示されます。

4. TABL 形式の PDSE メンバー
Browse           FMN.V15R1M3.SFMNSAM1(FMNCDATA)                 Rec 0 of 40
                                                   Record 1        Format TABL
REC-TYPE NAME                 EMPLOYEE-NO     AGE   SALARY  MONTH(1)  MONTH(2)
#2       #3                            #4      #5       #6        #7        #7
AN 1:2   AN 3:20                  BI 23:2 BI 25:2  PD 27:4   BI 31:4   BI 35:4
<>       <---+----1----+---->      <---+>  <---+> <---+--> <---+---> <---+--->
01       Grant Smith                 7712      96    75000         6        15 

テンプレートを使用してデータ・セットを SNGL 形式で表示すると、現行レコードのフィールドとレコード番号が表示されます。

5. SNGL 形式の PDSE
Browse           FMN.V15R1M3.SFMNSAM1(FMNCDATA)                Rec 21 of 40
Current type is REC-TYPE02                                         Format SNGL
                                  Top Line is 1    of 7     in Record 21
Ref Field    Picture Typ Start   Len   Data
  2 REC-TYPE
             XX      AN      1     2   02
  3 NAME     X(20)   AN      3    20   Grant Smith
  5 ADDR1    X(20)   AN     37    20   22  Montrose St
  6 ADDR2    X(20)   AN     57    20   Thornlie
  7 POSTCODE
             X(4)    AN     77     4   6145
****  End of record  ****                                                      

親パネル

子パネル

「Browse (ブラウズ)」パネルで基本コマンドを使用すると、次のパネルにアクセスできます。

同等機能

関連作業および例