「Dynamic Template (動的テンプレート)」パネル
「Dynamic Template (動的テンプレート)」パネルでは、フィールドを定義し、動的テンプレート内のレコード選択基準を設定します (動的テンプレートの作成を参照してください)。
パネルとフィールドの定義
Process Options Help
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File Manager Dynamic Template Line 1 of 23
1 Edit template field attributes and selection
Cmd Con ( Start Length Type Op Value )
<-> - <----> <----> <> <-> <---+----1----+----2----+----3----+----4-- -
*** **** Top of data ****
AND
AND
AND
AND
AND
AND
AND
AND
AND
AND
AND
AND
F1=Help F2=Split F3=Exit F4=CRetriev F5=RFind F6=RunTemp
F7=Up F8=Down F9=Swap F10=Left F11=Right F12=Cancel
- Cmd (コマンド)
- 接頭部コマンド域 - テンプレート・エディター接頭部コマンドを入力するために使用されます。
- Con
- 結合子 - AND/OR 結合子を指定するために使用されます。これらと関係があるのは、レコード選択式を含む行だけです。デフォルト値は AND です。この結合子は、以下の値で上書きすることができます。
- 入力値
- 結果の値
- AND
- および
- &
- および
- OR
- または
- |
- または
注: 省略形が受け入れられます。例えば、「AND
」に「O
」を上書きすると、「OR
」に変わります。 - (
- 左括弧 - 括弧は、式を含む行にのみ使用する必要があります。これは、レコード選択基準をグループ化するために使用されます。左括弧の数は右括弧の数と一致していなければなりません。
- 開始
- フィールドの開始桁番号を入力または編集できる編集可能フィールドです。これは、1 からそのレコード長までとする必要があり、任意で
+
符号の後にオフセット数 (デフォルトはゼロ) を続けて指定した場合は、その開始位置は次のように計算されます。(previous field start) + (previous field length) + offset
例えば、
+0
は次の隣接する位置で開始し、+4
は次の隣接する位置から 4 バイト先で開始します。 - 長さ
- フィールドの長さを入力または編集できる編集可能フィールドです。ほとんどのフィールドではこの値の範囲は、1 から、レコードに記述された最大長までですが、「Start (開始)」値とフィールドの「Length (長さ)」を加算した値がレコード長を超えないようにしてください。一部のレコード・タイプには、次のような制限があります。
- タイプ
- 長さの制限
- BI
- 2、4 または 8
- FE
- > 6 および <24。この精度は長さから 6 をマイナスしたものになります。スケールは精度から 1 をマイナスしたものになります。グラフィックおよび DBCS ストリングは偶数バイト数でなければなりません。
- FP
- 4 文字か 8 文字
- PD
- 1 から 16 の範囲
- ZD
- 1 から 32 の範囲
- タイプ
- フィールドのデータ・タイプを入力または編集できる編集可能フィールドです。これは、次のいずれかでなければなりません。
- AN
- 英数字
- AX
- long 型の 16 進で表示される英数字。
- B
- バイナリー
- BI
- バイナリー
- BT
- ビット・ストリング
- C
- 英数字
- DB
- DBCS ストリング
- FE
- 浮動小数点数 (外部)
- FP
- 浮動小数点数 (内部)
- G
- グラフィック・ストリング
- P
- パック 10 進数
- PD
- パック 10 進数
- VB
- 可変長ビット
- VC
- 可変長文字
- VD
- 可変長 DBCS
- VG
- 可変長グラフィック
- Z2
- ヌル終了可変長 (VARYINGZ) DBCS ストリング
- ZA
- 編集済み非サポート・ゾーン 10 進数
- ZC
- 可変長文字ヌル終了
- ZD
- ゾーン 10 進数
- ZG
- 可変長グラフィック・ヌル終了
- Field Name (フィールド名)
- 動的テンプレート内でフィールド名を入力または編集できる編集可能フィールドです。名前は、35 文字以内の任意の文字 (スペースも含む) から構成されます。
「Start (開始)」、「Length (長さ)」および「Type (タイプ)」フィールドを入力して、「Field Name (フィールド名)」をブランクのままにした場合は、名前は
@@DTnn
形式で生成され、この nn はフィールド番号です。この名前は、終了か、あるいはテンプレート編集を行ったときに生成されます。@@DTnn
形式を取る既存のフィールド名は、nn が常に現行のフィールド番号を反映するように再生成されます。注: 画面幅を 115 以上に設定して実行している場合は、「Start (開始)」、「Length (長さ)」、および「Type (タイプ)」フィールドに加えて「Field Name (フィールド名)」フィールドも表示できます。ただし、これより短い幅では、「Field Name (フィールド名)」と、「Start (開始)」、「Length (長さ)」、および「Type (タイプ)」との間で画面を切り替える必要があります。デフォルトでは、「Start (開始)」、「Length (長さ)」、および「Type (タイプ)」が表示されます。表示を切り替えるには、カーソルが「Value (値)」フィールドにないことを確認し、「Left (左方)」機能キー (F10) または「Right (右方)」機能キー (F11) を押してください。 - Op
- 演算子 - レコード選択式を作成するために使用します。有効な演算子は次のとおりです。
- =、EQ
- 項が等しい (数値的または埋め込み時) 場合に真
- ¥=、¬=、/=、NE
- 項が等しくない (= の反対) 場合に真
- >、GT
- 次より大
- <、LT
- 次より小
- ><、<>
- より大きいかより小さい (等しくないと同等)
- >=、GE
- 次以上
- \<、¬<
- 未満でない
- <=、LE
- 次以下
- \>、¬>
- 以下
- ==
- 項が厳密に等しい (同一) 場合に真
- \==、¬==、/==
- 項が厳密に「等しくない」場合に真 (== の反対)
- >>
- 厳密により大きい
- <<
- 厳密により小さい
- >>=
- 厳密により大きいか等しい
- \<<、¬<<
- 厳密により小さくない
- <<=
- 厳密により小さいか等しい
- ACO
- 指定されたすべての値を含む。マッチングでは大/小文字が区別されます。否定形は XCO。
- ACU
- 指定されたすべての値を含む。マッチングでは大/小文字が区別されません。否定形は XCU。
- CO
- 指定された値の 1 つを含む。否定形は ¬CO。
- CU
- 指定された値の 1 つを含む。マッチングでは大/小文字が区別されません。否定形は ¬NC。
- NC
- 数値を含む - 数値が値の 1 つである。否定形は ¬NC。
- NN
- (¬NU と同じ)。フィールドが、フィールド・タイプに対応する有効な数値を含まない。肯定形は NU。
- NR
- 範囲にない - フィールド < 値 1、またはフィールド > 値 2。肯定形は RG。
- NU
- フィールドが、フィールド・タイプに対応する有効な数値を含む。
- フィールド・タイプ
- 有効な数値であるかどうかのテストの内容
- BI、FE、FP、PD、および ZD
- フィールド定義との検査を実行します。
- Other
- フィールドに含まれている表示値または文字値が有効な数値であれば、数値であると認識します。外部または 10 進の浮動小数点で有効なすべての数値が有効な数値であると解釈されます。例:
-1234.55 +3.4621E+10
- RG
- 範囲 - 値 1 >= フィールド <= 値 2。否定形は NR。
- XCO
- どの値も含まない。マッチングでは大/小文字が区別されます。肯定形は ACO。
- XCU
- 指定されたどの値も含まない。マッチングでは大/小文字が区別されます。肯定形は ACU。
- ¬CO
- 指定された値の 1 つを含まない。肯定形は CO。
- ¬CU
- 指定されたいずれかの値を含まない。マッチングでは大/小文字が区別されません。肯定形は CU。
- ¬NC
- 指定された (1 つ以上の) 数値を含まない。肯定形は NC。
- ¬NU
- (NN と同じ)。フィールドが、フィールド・タイプに対応する有効な数値を含まない。肯定形は NU。
- VER
- このフィールドが、「Value (値)」列で指定されている文字だけで構成されていることを検証する。
- 値
- このフィールドを使用して、比較で使用する文字または数値定数を式に指定します。演算子が複数の値 (例えば、RG、CO) をサポートする場合は、値を区切るために区切り文字としてコンマを使用します。
このフィールドには 255 文字まで使用することができます。フィールド内でのスクロールに Left および Right 基本コマンドまたは機能キーを使用します。
値を指定するときには、次の規則が適用されます。
- 16 進数ストリング
- 16 進数ストリングは 'hhhhhh'x または x'hhhhhh' の形式でなければなりません。引用符で囲まれた値の文字数は偶数であり、含む文字が有効な 16 進文字である必要があります。(0123456789ABCDEF)。
- バイナリー・ストリング
- バイナリー・ストリングは 'nnnnnn'b または b'nnnnnn' の形式でなければなりません。引用符で囲まれた値は 0 と 1 の組み合わせである必要があります。
- 数値オペランド
- 数値フィールド・タイプに指定する値は、有効な数値でなければなりません。引用符付きの値は受け入れられません。
- 文字ストリング
- 非数値タイプでは、引用符を指定しない場合、値が自動的に引用符で囲まれます。RG および NR 以外の演算で複数の値を指定した場合は、コンマで区切られたすべての値に引用符を付ける必要があります。
- 日付ストリング
- 日付ストリングは d’xxxxxxxx’ の形式でなければなりません。このストリングは、フィールドに定義された出力フォーマットで指定する必要があります。日付値の例としては、次のようなものがあります。
ここで、出力フォーマットは以下のとおりです。d'Jan 01, 2014'
Mmm DD, YYYY
- 時刻ストリング
- 時刻ストリングは t’xxxxxxxx’ の形式でなければなりません。このストリングは、フィールドに定義された出力フォーマットで指定する必要があります。時刻値の例としては、次のようなものがあります。
ここで、出力フォーマットは以下のとおりです。t'15:30:00.000'
HH:MI:SS.999
注:- 日付ストリングと時刻ストリングは、contains 演算子と併用できません。
- 2 つの値を必要とする範囲演算子で使用する場合は、2 番目の値を引用符で囲む必要があります。例:
d'Jan 01, 2014','Dec 01, 2014'
- 現在の日付または時刻の値を出力フォーマットで検索するには、
d'='
またはt'='
を使用します。
- )
- 右括弧 - 括弧は、式を含む行にのみ使用する必要があります。これは、レコード選択基準をグループ化するために使用されます。左括弧の数は右括弧の数と一致していなければなりません。
親パネル
- 「Browse (ブラウズ)」パネル
- 「Browse Entry (ブラウズ項目の入力)」パネル
- 「Editor (エディター)」パネル
- 「Edit Entry (編集項目の入力)」パネル
- 「Compare Utility (比較ユーティリティー)」の「Old (旧)」パネルおよび「New (新規)」パネル
- 「Copy from (コピー元)」パネル
- 「Copy To (コピー宛先)」パネル
- 「Data Create Utility (データ作成ユーティリティー)」パネル
- 「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」パネル
- 「Print Utility (印刷ユーティリティー)」パネル
- 「Template Workbench (テンプレート・ワークベンチ)」パネル
子パネル
- 通常、開始した入力パネルからの結果である表示パネル。
同等機能
- なし。