「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネル

「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネルは、主に、コピーブック・テンプレートの編集に使用されます。また、レコード選択基準、フィールド順序付け、およびフィールド選択などの、このパネル内の動的テンプレートの一部のプロパティーを編集することもできます。(「フィールド名」、「開始」、「長さ」または「タイプ」のフィールドは変更できません。これらのフィールドを変更できるのは、「Dynamic Template (動的テンプレート)」パネル内のみです。)

セグメント化データ用のテンプレートを編集する際、File Manager は、「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネルに、関連 ID 式 (ある場合) を示す「0 Rid」によって識別された追加の行を表示します。

「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネルは以下の目的で使用することができます (「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネル)。
  • 表示 (表示時または編集時) あるいは印刷されるフィールドを選択します。
  • フィールドが表示または印刷される順序を変更します。
  • 表示または印刷時に、File Manager がコピーブックまたは動的テンプレートのフィールド名の代わりに使用するフィールド見出しを提供します。
  • フィールド属性の編集開始
  • レコード・タイプのレコード ID 基準を指定します。
  • レコード・タイプのレコード選択基準を指定します。
  • 複数セグメント・キーに含めるフィールドを選択し、キーによる同期比較でそれらを使用する順序を指定します。
  • レベル 01 項目を選択して所有レベル 01 に関連した ID 基準を編集するための後続のパネルを表示します。

パネルとフィールドの定義

1. 「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネル
  Process   Options   Help
 ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
File Manager                 Field Selection/Edit                 Line 1 of 10

----------- Criteria - Enter 1 or 2 to specify expression by field -----------
1 Id : #2='02'                                                               +
2 Sel:                                                                       +
Offset      0                                                      CCSID      
Cmd Seq SHE Key Ref Field Name                       Picture  Type Start Length
                    ****  Top of data  ****
                  1 1 REC-TYPE01                               AN      1     80
              1   2  2 REC-TYPE                      XX        AN      1      2
                  3  2 NAME                          X(20)     AN      3     20
                  4  2 EMPLOYEE-NO                   9(4)      BI     23      2
                  5  2 AGE                           9(4)      BI     25      2
                  6  2 SALARY                        9(7)      PD     27      4
                  7  2 MONTH OCCURS 12 TIMES         9(8)      BI     31      4
                  8  2 FILLER                        XX        AN     79      2
                    ****  End of data  ****


 Command ===>                                                       Scroll PAGE
  F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=Expand    F5=RFind     F6=RunTemp
  F7=Up        F8=Down      F9=Swap     F10=Left     F11=Right    F12=Cancel 
2. 「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネル - セグメント化データ用テンプレートの代替形式
  Process   Options   Help
 ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 File Manager                 Field Selection/Edit                  Line 1 of 6

 ---Criteria - Enter 0 - Related ID expression, 1 or 2 - expression by field---
 0 Rid: SEG(HEADER-01):#5: TYPEREC    ='01'                                   +
 1 Id :                                                                       +
 2 Sel:                                                                       +
 Offset      0           Enter "/" to OR with related ID            CCSID      
 Cmd Seq SHE Ref  Field Name                          Picture  Type Start Length
                  ****  Top of data  ****
               1  1 DETAIL-0101                                 AN      1     30
               2   2 SUBTYPE-FIELD                              AN      1      9
               3    3 SUBTYPECONST                    X(7)      AN      1      7
               4    3 TYPEREC                         X(2)      AN      8      2
               5   2 DETAILTEXT01                               AN     10     21
               6    3 DETAIL01-01                     X(21)     AN     10     21
                  ****  End of data  ****



 Command ===>                                                       Scroll PAGE
  F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=Expand    F5=RFind     F6=RunTemp
  F7=Up        F8=Down      F9=Swap     F10=Left     F11=Right    F12=Cancel
0 Rid
関連 ID 式を指定する場合に使用します。この行は、セグメント化データ用のテンプレート (直前のパネル (「Record Type Selection (レコード・タイプ選択)」) で「セグメント化データ用のテンプレート」処理オプションを選択して表示される) を編集する際に、「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネルのみに表示されます。
1 Id
このレコード・タイプを識別するために File Manager によって使用されるレコード ID 基準を指定します。レコード ID 基準がない場合、File Manager はレコード長でレコード・タイプを識別します。

固定長レコード (データ・セット属性ではなく、テンプレートのレコード定義によって定義されます) では、レコード読み取りの長さは、テンプレートの対応するレコード定義の長さと厳密に一致していなければなりません。可変長レコードでは、レコード読み取りの長さは、テンプレートの対応するレコード定義の最小長より長く、最大長より短くなければなりません。

File Manager がレコード長をテンプレートのレコード定義と突き合わせできない場合 は、処理するレコードは選択されません。レコードの長さがテンプレートの複数のレコード定義と一致しており、明示的なレコード ID 基準が指定されていない場合には、File Manager はテンプレート内の最初に一致したレコード・タイプを使用します。したがって、ファイルのそれぞれ異なるレコード・タイプのレコード長が固有でない場合は、このフィールドを使用して、なんらかの固有の ID 基準を指定してください。

1 を入力して「Record Identification Criteria (レコード ID 基準)」パネルを表示し、フィールドごとに基準を指定するか、横のフィールドにあるフリー・フォーム REXX 式を入力します。「Right」機能キー (F11) または「Left」機能キー (F10) を使用して、フィールド内を右または左にスクロールできます。あるいは、「Expand」機能キー (F4) を使用してフィールドを拡張できます。

フィールド別基準とフリー・フォーム REXX 式による基準は、一緒に指定することができません。オプション 1 を選択し、フィールドごとの基準を入力すると、横のフィールドに入力されたフリー・フォーム REXX 式は、新しい基準によって置き換えられます。この式は手動で編集できません。レコード識別のためのフリー・フォーム REXX 式を作成する機能を復元するには、「Record Identification Criteria (レコード ID 基準)」パネルに入力した基準を消去する必要があります。

2 Sel
処理するレコードを選択するときに File Manager によって使用されるレコード選択基準を指定します。このフィールドを使用して、処理したい特定のレコード・タイプのレコードを制限できます。レコード選択基準を指定しない場合は、このレコード・タイプのすべてのレコードが処理のために選択されます (そのレコード・タイプ自身が処理のために選択されている場合)。

2 を入力して「Record Selection Criteria (レコード選択基準)」パネルを表示し、フィールドごとに基準を指定するか、横のフィールドにあるフリー・フォーム REXX 式を入力します。「Right」機能キー (F11) または「Left」機能キー (F10) を使用して、フィールド内を右または左にスクロールできます。あるいは、「Expand」機能キー (F4) を使用してフィールドを拡張できます。

フィールド別基準とフリー・フォーム式による基準は、一緒に指定することができません。オプション 2 を選択し、 フィールドごとの基準を入力すると、横のフィールドに入力されたフリー・フォーム REXX 式 は、新しい基準によって置き換えられます。この式は手動で編集できません。レコード選択のためのフリー・フォーム REXX 式を作成する機能を復元するには、「Record Selection Criteria (レコード選択基準)」パネルに入力した基準を消去する必要があります。

オフセット
オフセット・フィールド - オフセット値の入力に使用されます。オフセット値は、-32760 から +32760 までの負または正の整数です。この値は、レベル 01 フィールドのレコード長、およびレコード・タイプ内のすべてのフィールドの開始位置に追加され、レイアウトは処理中のレコードに対して左または右に移動されます。オフセット値として 0 を指定すると、以前に指定されたオフセット値が削除されます。
Enter "/" to OR with related ID (関連 ID と論理和演算するには「/」と入力)
ID 基準と関連 ID 基準の両方が指定されている場合、デフォルトでは、それらの基準の論理積演算が実行されます。ID 基準と指定された関連 ID 基準との論理和演算を実行するには、このオプションを選択します。
CCSID
レコード内のすべての英数字フィールドに関連付けられる CCSID (ただし、フィールドに CCSID が関連付けられている場合を除く)。このフィールドが変更された場合、同じ CCSID を持つ、レコード内の英数字フィールドで、関連する CCSID が変更されます。
Cmd (コマンド)
接頭部コマンド域 - テンプレート・エディター接頭部コマンドを入力するために使用されます。
Seq
シーケンス・フィールド - File Manager のエディター・セッションに表示し、File Manager「Print utility (印刷ユーティリティー)」を介してデータを印刷するフィールドを配列するために使用されます。デフォルトの表示/印刷の順序は、「フィールド参照順序で選択したフィールド」です。
SHE
選択/保持/編集フィールド - 表示状況を示します。
S
フィールドは処理のために選択されています。
H
フィールドは編集画面で保持するように選択されています。
E
フィールドは、データ作成、フィールド見出し、またはスクランブル・オプションなどの情報を追加するために、以前編集されたことがあります。
Ref
フィールド参照 - フィールド名に対して File Manager が割り当てたフィールド参照番号を示します。フィールド参照番号はレコード中のすべてのフィールドに割り当てられ、ID 基準式および選択基準式のフィールドを識別するために使用されます。
キー
キー・セグメント・シーケンス。データ・セット比較のための複数セグメント・キー・フィールドの定義に使用されるキー・セグメント・シーケンス番号を表示します。キー欄の表示は、KEYFLDS コマンドを使用してオンまたはオフに切り替えることができます。
Field Name (フィールド名)
レベル番号とフィールドのフィールド名を、参照に従い再定義、配列サイズなどの他の属性とともに表示します。フィールドが配列の場合は、次元がフィールド名の後に大括弧で囲んで示されます。フィールドが処理のために選択されている場合は、そのフィールド名が強調表示されます。
ピクチャー
COBOL および PL/I の PICTURE 文節を表示します。2 進およびパック フィールドの長さおよびスケール (ゼロ以外の場合) を表示します。また、ビット・フィールドのビット長も示します。
タイプ
フィールドのデータ・タイプを入力または編集できる編集可能フィールドです。これは、次のいずれかでなければなりません。
AN
英数字
AX
long 型の 16 進で表示される英数字。
BI
バイナリー
BT
ビット・ストリング
DB
DBCS ストリング
DT
データ/タイプ
FE
浮動小数点数 (外部)
FP
浮動小数点数 (内部)
G
グラフィック・ストリング
PD
パック 10 進数
VB
可変長ビット
VC
可変長文字
VD
可変長 DBCS
VG
可変長グラフィック
Z2
ヌル終了可変長 (VARYINGZ) DBCS ストリング
ZA
編集済み非サポート・ゾーン 10 進数
ZC
可変長文字ヌル終了
ZD
ゾーン 10 進数
ZE
編集済みゾーン 10 進数
ZG
可変長グラフィック・ヌル終了
開始
フィールドの開始桁を示します。変数配置フィールドでは、開始位置はレコードの最大長に基づいています。
長さ
フィールドの長さを示します。レベル 01 フィールドでは、レコードが可変長の場合は、示される長さは最大レコード長です。

使用可能コマンド

「Cmd」フィールドに入力できる接頭部コマンドは次のとおりです。

E
このフィールドの「Field Attributes (フィールド属性)」パネルを表示します。「Field Attributes (フィールド属性)」パネルを 使用すると、次のことができます。
  • 数値フィールドの場合、フィールドを画面に表示するときに先行ゼロを抑制するのか、あるいは SNGL または TABL 表示または印刷形式を使用して印刷するのか。
  • テスト・データの生成に役立てるためにテンプレートを使用する場合に、フィールドに対して File Manager が使用するデータ・パターン。
H
単一のフィールドを保留状況に設定します。フィールドが既に保留状況である場合、保留状況を解除します。

TABL 表示形式で、保持フィールドは常に、画面の左端のフィールドとして (テンプレートの編集時にフィールドを保持した順序で) 表示されます。保持フィールドは、左から右への表示に関する限り、他のフィールドより優先されます。

SNGL 表示形式では、保持フィールドは常に画面上の最上位フィールドとして表示されます (テンプレートの編集時に保持された順序で表示されます)。保持フィールドは、上から下への表示に関する限り、他のフィールドより優先されます。

Hn
n 個のフィールドを保留状況に設定します。フィールドが既に保留状況になっている場合、その保留状況が解除されます。
HH
保留状況に設定するフィールドのブロックを選択します。フィールドが既に保留状況になっている場合、その保留状況が解除されます。フィールド・ブロックの開始と終了の位置をマークするには、HH 接頭部コマンドを使用します。
S
単一のフィールドを処理用として選択するか、そのフィールドが既に選択されている場合は、この選択を解除します。S 接頭部コマンドを使用して、複数のフィールドを処理用に選択すると、それらのフィールドはテンプレートに表示される順序で表示されます。
Sn
n 個のフィールドを処理用として選択するか、または それらのフィールドがすでに選択されている場合は、 この選択を解除します。
S*
現在のフィールドからリストの終わりまでのすべてのフィールドを処理用として選択するか、またはそれらのフィールドが既に選択されている場合は、この選択を解除します。数個のフィールドだけを除外したい場合、S* を使用して、新しいテンプレートのすべてのフィールドを明示的に選択し、続いて S を使用して、除外したいフィールドの選択を解除します。
SS
フィールドのブロックを処理用として選択するか、それらのフィールドが既に選択されている場合は、この選択を解除します。フィールド・ブロックの開始と終了の位置をマークするには、SS 接頭部コマンドを使用します。
X
表示タイプを AN (文字) と AX (long 型 16 進数) の間で切り替えます。このコマンドは、非英数字フィールドには影響しません。
Xn
現行フィールドから n 個のすべてのフィールドに対して、X コマンドを実行します。
X*
現行フィールドからリスト末尾までのすべてのフィールドに対して、X コマンドを実行します。
XX
フィールドのブロックに対して、X コマンドを実行します。フィールド・ブロックの開始と終了の位置をマークするには、XX 接頭部コマンドを使用します。

このパネルでは、次の基本コマンドを使用できます。

親パネル

子パネル

関連作業および例