OFFSETプライマリコマンド
OFFSET 基本コマンドは、テンプレートを使用するエディター・セッションで使用できます。このコマンドを実行すると、値がレベル 01 フィールドのレコード長に追加され、そのレコード・タイプ内のすべてのフィールドの開始位置にも追加されて、処理されるレコードを基準にレイアウトが左右へシフトされます。オフセット値として 0 を指定すると、以前に指定されたオフセット値が削除されます。
正のオフセット値を指定すると、一部のフィールドがレコードの長さを超える位置にマップされることがあります。レコード長を超えるデータは表示されません。指定したデータが物理的なレコードの終わりを超えるフィールドは (レコードが固定長であっても可変長であっても) 編集できません。
負のオフセット値を指定すると、フィールドが左方向に移動して、その結果、開始位置がゼロ以下になったフィールドはすべて、表示されなくなります。「OCCURS DEPENDING ON」ターゲット・フィールドや「PL/I REFER」フィールドなどの必須フィールドが削除されないように、オフセットは妥当性検査されます。次元フィールドの最初のエレメントの開始位置がゼロ以下である場合は、そのフィールド (すべての配列エレメント) は表示されません。
オフセットがテンプレートに既に指定されている場合に OFFSET 基本コマンドが適用されると、そのオフセット値が、テンプレートに指定されたオフセット値を上書きします。
Syntax
- 値
- オフセット値は、-32760 から +32760 までの範囲の正負の整数で、処理されるレコードを基準にレイアウトが左右へシフトされます。オフセット値として 0 を指定すると、以前に指定されたオフセット値が削除されます。
- fieldname
- オフセットの適用先となるレベル 01 のフィールド名。
デフォルトは、現在表示されているレベル 01 のフィールドです。
- Current® 01
- 現在表示されていて、オフセットの適用先となるレベル 01 フィールド。
- ALL
- 現在ロードされているテンプレートに記述されているすべてのレイアウトに適用されるオフセット値。
使用箇所
関連作業および例
OFFSET はスタンドアロン機能としては使用できませんが、同等のキーワード OFFSETIN および OFFSETOUT を以下の機能で使用できます。
- DSB (データ・セット・ブラウズ)
- DSC (データ・セット・コピー)
- DSE (データ・セット編集)
- DSEB (データ・セット編集バッチ) -- batch only
- DSG (データ・セット生成)
- DSM (データ・セット比較) (同等のキーワードは OFFSETOLD および OFFSETNEW です)。
- DSP (データ・セット印刷)
- DSU (データ・セットの更新) -- batch only
- DSV (データ・セット表示)