DSG (データ・セット生成)

目的
DSG 機能は、VSAM データ・セット、順次データ・セット、PDS メンバー、HFS ファイル、MQ キュー、または CICS® リソース中にデータ値を作成して初期設定するために使用します。

作成するレコード数およびそれらのレコードの初期化の方法については、ユーザーが指定します。充てん文字およびパターンを使用してデータを初期化することができます。コピーブックまたはテンプレートを使用している場合は、フィールド・レベルでレコードを初期化することができます。個々のフィールドのフィールド作成属性は、コピーブックまたはテンプレートを編集することによって変更できます。

オプション
充てん文字や充てんパターン、シーケンス・フィールド、およびブロック・サイズも指定できます。
戻りコード
DSG 機能からのデフォルトの戻りコードには、変更された以下の意味があります。
4
レコードが指定されなかったため、レコードは生成されませんでした。
16
メンバーに DISP=MOD が指定されたため、レコードは生成されませんでした。
16
キーがデータ内に完全には収まらなかったため、レコードは生成されませんでした。
16
メンバー名が必要ですが、指定されませんでした。
16
プログラム・オブジェクトが指定されていました。これはサポートされていません。
16
データ・セットが使用中です。
16
データ・セットまたはメンバーが使用中です。
16
データ・セットまたはメンバーのオープン・エラー。
16
その他の入出力エラーが発生しました。
16
ストレージ不足です。
16
DSG が異常終了しました。
16
処理を停止するその他の重大なエラーが発生しました。
注: インストール時に、戻りコードをカスタマイズすることができます。上に示したもの以外の戻りコードを受け取った場合には、ご使用のサイトでこの機能用に戻りコードをカスタマイズしている可能性があります。バッチの戻りコードが ABENDCC 値以上であると、File Manager が 999 異常終了を発行する場合もあります。詳しくは、File Manager システム管理者にお問い合わせください。
関連機能
BT
テスト・データをテープ・ファイルに書き込みます。
INT
テープを初期化します。
1. Syntax

1 DSG
1 
2.1! OUTPUT=DDOUT
2.1 OUTPUT=ddname
2.1 DSNOUT=
2.2.1  dsname? (member)? VOLSEROUT=volser
2.2.1 MQ:manager:queuename
2.2.1 rt:applid:rname
1! USEIOXOUT=NO
1 USEIOXOUT=YES
2.1! IOXOUT=sysexit
2.1? IOXOUT=ioxname
3? BINRECOUT=binrecout-len
1! REUSE=NO
1 REUSE=YES
1! DISP=MOD
1 DISP=OLD
1? RECSIZE=recsize
6 NLRECS=nlrecs
6? FILLCHAR=fillchar
6? KEYLOC=keyloc
7.1! KEYLEN=8
7.1 KEYLEN=keylen
7.1! INCR=10
7.1 INCR=incr
6? LIKE=likedsn
1! PACK=NONE
1 PACK=PACK
7?  %Template processing options
Template processing options

1! TOUTPUT=TDDOUT
1 TOUTPUT=ddname?TOUTMEM=member
1 TCOUT=tcout(member)
2? OFFSETOUT=(
3.1 value?,ALL
3.1 ?value,ALL,+ ,value,fieldname
2)
2?  %Copybook processing options
Copybook processing

1! LANG=AUTO
1 LANG=
2.1 COBOL
2.1 PLI
2.1 HLASM
1  %COBOL options
1  %PL/I options
1  %HLASM options
COBOL options

1! DBCS=NO
1 DBCS=YES
1! CDPC=NO
1 CDPC=YES
1! CAE=NO
1 CAE=YES
1! MIXED=NO
1 MIXED=YES
1 +  RFROMn=operand1 RTOn=operand2
6? CBLADDOP=options
PL/I options

1! BIN63=NO
1 BIN63=YES
1! DEC31=NO
1 DEC31=YES
1! GRAPHIC=NO
1 GRAPHIC=YES
1! UNALIGNED=NO
1 UNALIGNED=YES
1! PLIMAXRC=4
1 PLIMAXRC=num
1 PLILIBS=(+  dsname)
7? PLIADDOP=options
HLASM options

1! DBCS=NO
1 DBCS=YES
1! NOALIGN=NO
1 NOALIGN=YES
1! ASMMAXRC=4
1 ASMMAXRC=num
1 ASMLIBS=(+  dsname)
5? ASMADDOP=options
OUTPUT=ddname
出力データ・セットまたは HFS ファイルの DD または TSO ALLOC ステートメントに対する参照を定義します。デフォルトは DDOUT です。
DSNOUT=dsname
出力データ・セットの名前または出力 HFS ファイルへの絶対パスを定義します。DD ステートメントが指定されている場合は、使用されません。名前に、小括弧で囲んだメンバー名を含めることができます。ここでメンバーを指定する場合は、関連する Member パラメーターを空にする必要があります。

HFS ファイル (ディレクトリー) への絶対パスは、アポストロフィで囲む必要があります。1 行に収まらない場合は、複数行にわたって分割することができます。

このデータ・セットは、以下のようにさらに詳細に記述できます。
(member)
DSNOUT=dsname に PDS を指定したときに、このデータ・セット内の特定のメンバーへ出力を送りたい場合は、 出力メンバー名を定義します。
VOLSEROUT=volser
新規または非カタログ・データ・セットのボリューム通し番号。
MQ:manager:queuename
データ・セット名の代わりに MQ キューを指定できます。パラメーターの意味は、以下のとおりです。
manager
使用される MQ マネージャー。総称名を指定した場合、File Manager は一致するマネージャーのリストを表示し、このリストから選択できます。
queuename
使用されるキュー。総称名を指定した場合、File Manager は一致するキューのリストを表示し、このリストから選択できます。
rt:applid:rname
データ・セット名の代わりに CICS® リソースを指定できます。パラメーターの意味は、以下のとおりです。
rt
リソース・タイプ。有効な値は、以下のとおりです。
FI
CICS® ファイル。
TD
一時データ・キュー用。
TS
一時ストレージ・キュー用。
applid
VTAM® システムの CICS® applid。
rname
リソースの名前。
USEIOXOUT
出力データ・セットを処理するために、ユーザー I/O 出口を呼び出すかどうかを指定します。
NO
デフォルトです。ユーザー I/O 出口を呼び出しません。
YES
出力データ・セットを処理するために、ユーザー I/O 出口を呼び出します。このオプションは、File Manager 用にサイトのカスタマイズを行ったユーザーが、そのサイト・ベースでユーザー I/O 出口を許可した場合にのみ使用できます。
IOXOUT
出力データ・セットに使用するユーザー I/O 出口の名前を指定します。出口を記述するために使用できるプログラミング言語に制限はありません。STEPLIB/ISPLLIB 連結またはその拡張機能 (LINKLIST、LPA など) で、File Manager に出口を指定する必要があります。
sysexit
デフォルトです。USEIOXOUT=YES を指定し、ユーザー I/O 出口名を指定しない場合、File Manager はインストール時のカスタマイズ・オプションで提供される出口の名前を使用します。USEIOXOUT が YES に設定され、インストール・デフォルトが指定されていない場合は、IOXOUT=ioxname を指定する必要があります。
注: オンライン・パネルでバッチ処理を選択した場合、生成される JCL ステートメントは「Set System Processing Options (システム処理オプションの設定)」パネルで提供されているデフォルト名を使用します。
ioxname
STEPLIB 連結で File Manager に提供されたデータ・セットの PDS(E) メンバーの名前。
BINRECOUT=binrecout-len
HFS ファイルを処理するためのレコード長を指定します。有効範囲: 1 から 32760。

ファイルはバイナリー・モードで処理されます (ファイルから導出された固定長レコードで、区切り文字は区別されません)。このパラメーターを指定しないと、ファイルはテキスト・モードで処理されます (可変長レコードで、境界は区切り文字により判別されます)。

REUSE
出力データ・セットの既存のレコードを置換する場合は「YES」を指定します (出力データ・セットがカタログ上 REUSE パラメーターで定義されている場合)。古いレコードを削除せずに、新規レコードを追加する場合は「NO」を指定します。デフォルトは、NO です。
DISP
出力データ・セットの後処理。「OLD」または「MOD」を指定します。
OLD
入力レコードを既存の出力データ・セットへ書き込みます。レコードはデータ・セットの先頭から書き込まれます。
MOD
デフォルトです。入力レコードを既存の出力データ・セットの最後に付加します。
注: 順次データ・セットに追加している場合、既存データ・セットに ISPF パック・データ形式のデータが含まれていないことを確認してください。パック・データ・セットにレコードを追加すると、データ・エラーが発生します。
注: SMS がシステムの新規データ・セットの割り振りを変更する可能性があります。詳しくは、SMS 管理者にお問い合わせください。
RECSIZE=recsize
1-9999999。出力ファイルの特性に依存します。

固定レコード・フォーマットの場合は、レコード長はそのレコード長に設定され、ユーザー入力は無視されます。

未定義レコード・フォーマットの場合は、レコード長はそのブロック長に設定され、ユーザー入力は無視されます。

可変レコード・フォーマットの場合は、指定されたレコード長が最大レコード・サイズより小さければ、それが使用されます。それ以外の場合は、最大レコード・サイズが使用され、ユーザー入力は無視されます。

データ作成機能をテンプレートで使用するときには、書き込まれるレコードの長さは、レコードが固定長か可変長かと、テンプレート中のレコード記述のレコードの長さに依存します (テンプレート中のレコードの長さは常にデータ・セットのレコード長以下でなければならないことに注意してください)。recsize に指定された値は、テンプレートの使用時には無視されます。

テンプレートを使用して作成された固定長レコードの場合は、すべてのレコードの長さが、データ・セットに指定された長さになります。テンプレート中のレコード長がデータ・セットのレコード長より小さい場合は、そのレコードは充てん文字によって埋め込まれます。

テンプレートを使用して作成された可変長レコードの場合は、各レコードの長さが、テンプレートのフィールド属性を使用して作成されるレコードの長さになります。テンプレートのレコード記述に、1 つ以上の可変長配列が含まれている場合、レコードの長さは、OCCURS DEPENDING ON 文節のオブジェクトに割り当てる値 (または複数の) に応じて異なります。

NLRECS=nlrecs
書き込む論理レコード数。最大は 999 999 999 です。
FILLCHAR=fillchar
それぞれのレコードの各バイトをデータで埋めるために、次のいずれかを指定します。
char
0 などの文字を各バイトに書き込みます。('a' などの小文字を指定するには、C'a' または X'81' のいずれかを使用します。)
X'cc'
各バイトに書き込まれる X'04' などの 2 進文字。
AN
英数字 (A から Z および 0 から 9) を書き込みます。
BIN
2 進文字 (X'00' から x'FF') を書き込む場合。
RAND
ランダムな 2 進文字 (X'00' から x'FF') を書き込む場合。

AN または BIN を指定した場合には、 文字は「波状」パターンで書き込まれます。例えば、AN を指定すると、最初の 3 レコードは次のように見えます。

  ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789A
  BCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789AB
  CDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789ABC

デフォルトは、ブランクです。

KEYLOC=keyloc
出力レコード内のシーケンス・フィールド (1 から数えた) の位置。省略した場合には、シーケンス・フィールドは存在しません。
注: KEYLOC は、VSAM KSDS キー位置と同じではありません。KEYLOC は、すべてのレコードで作成された「仮想」キー・フィールド (シーケンス番号) を参照して、ファイル内の特定のレコードを識別します。
KEYLEN=keylen
シーケンス・フィールドの長さで、1 から 9 までです。デフォルトは 8です。
注: KEYLEN は、VSAM KSDS キー長と同じではありません。KEYLEN は、すべてのレコードで作成された「仮想」キー・フィールド (シーケンス番号) を参照して、ファイル内の特定レコードを識別します。
INCR=incr
シーケンス・フィールドの増分値。デフォルトは 10です。
LIKE=likedsname
出力割り振りでモデルとして使用されるデータ・セットの名前。

File Manager は、引用符で囲まれていないすべての名前の高位修飾子として使用される TSO 接頭部 (ユーザー ID に定義されている) を使用します。

データ・セットをコピーする場合、= は現行の入力データ・セットを示します。

モデル・データ・セットは、DASD ボリュームにあり、カタログされていなければならず、SMS がアクティブでなければなりません。

PACK
File Manager が ISPF パック形式で出力データを書き込むかどうかを判別します。このキーワードは VSAM データ・セットの処理では無視されます。入力データ・セットまたは出力データ・セット (あるいは、その両方) に対して I/O 出口が指定 されている場合、PACK=NONE オプションだけが有効となります。
PACK
出力を ISPF パック形式で書き込むよう File Manager に指示します。
なし
出力を ISPF パック形式で書き込まないよう File Manager に指示します。
注: DISP=MOD と PACK=PACK オプションとを同時に使用しないでください。パック・データをパックまたはパックされていない順次データ・セットに付加するとデータ・エラーが発生します。パックされていないデータをパックされたデータ・セットに付加してもデータ・エラーが発生します。
テンプレート処理
テンプレート処理パラメーターでは、新規レコードの構造を記述するために使用するテンプレートを定義し、File Manager がそのテンプレートをどのように処理するかを定義します。
TOUTPUT=ddname
出力データのレコード構造が記述されているコピーブックまたはテンプレートが入ったデータ・セットの DD または TSO ALLOC ステートメントに対する参照を定義します。デフォルトは、TDDOUT です。

連結 DD を指定した場合は、メンバー名 (member) を指定する必要があります。

TOUTMEM=member
コピーブックまたはテンプレート・メンバーが DD ステートメントで指定されていない場合に、TOUTPUT パラメーターによって識別されるデータ・セットのコピーブックまたはテンプレート・メンバーの名前。TCOUT パラメーターが指定されている場合、このパラメーターを指定することはできません。
TCOUT=tcout(member)
出力データのレコード構造が記述されているコピーブックまたはテンプレートの PDS およびメンバーの名前。
OFFSETOUT
テンプレートの 01 フィールドの長さ、およびフィールドの開始位置 (01 フィールドはその中で、指定された値に応じて調整される)。
対応するフィールド ID に適用されるオフセット値 (-32760 から 32760 の範囲でなければなりません)。フィールド ID が指定されず、ALL が指定されていない場合は、値が「宛先」テンプレートの最初のレベル 01 フィールドに適用されます。
ALL
テンプレートに複数のレコード構造がある場合は、このキーワードによって、対応する value が「宛先」テンプレート内の すべてのレベル 01 フィールドに適用されます。
注: ALL の値を指定した後で、個々のレイアウトについてこの値を指定変更することもできます。 それには、後から valuefieldname の組み合わせを指定します。
fieldname
value が適用されるレベル 01 フィールドの名前。デフォルトは、「宛先」テンプレート内の最初のレベル 01 フィールドです。
Copybook 処理
コピーブックを (既存のテンプレートの代わりに) 指定すると、File Manager はこれらの処理オプションを使用してコピーブックをテンプレートにコンパイルします。
LANG
File Manager が、コピーブックの言語を自動的に検出するか、言語を COBOL、PL/I、または HLASM として解釈するかを決定します。
注: FMN0POPT の COMPLANG 設定は、バッチ関数の LANG パラメーターと同等です。
  • COMPLANG が設定されている場合、オンライン・コンパイルおよびバッチ・コンパイルのインストール・デフォルト言語が決まります。
  • COMPLANG が指定されていない場合、COBOL がオンライン・コンパイルのインストール・デフォルトとなり、AUTO がバッチ・コンパイルのデフォルトとなります。
  • COBOL、HLASM、PL/1、AUTO の値が指定されている場合 (Compiler Language Selection パネルまたはバッチ・ジョブの LANG パラメーターで)、デフォルトの言語よりも優先されます。
AUTO
コピーブックの言語が COBOL であるか、PL/I であるかを自動検出し、該当のコンパイラーを起動します。コンパイルの戻りコードが 4 を超えた場合は、もう一方の言語のコンパイラーを起動します。2 番目のコンパイルでも戻りコードが 4 を超えた場合は、最初のコンパイラーを再試行し、コンパイル・エラーを報告します。File Manager が (コンパイル・エラーがあっても) 正常にテンプレートを作成する場合は、そのテンプレートで処理を続行します。
COBOL
COBOL コンパイラーを起動して、コピーブックからテンプレートを作成します。(COBOL のコンパイルでエラーが発生しても、PL/I コンパイラーは起動しません)。
PLI
PL/I コンパイラーを起動して、コピーブックからテンプレートを作成します。(PL/I のコンパイルでエラーが発生しても、COBOL コンパイラーは起動しません)。
HLASM
HLASM コンパイラーを起動して、コピーブックからテンプレートを作成します。
DSINFO

DSP、DSM、DSC、FCH の各コマンドのバッチ・レポートに入力ソースおよび出力ソースの追加のデータ・セット情報を生成するかどうかを指定します。

NO
追加のデータ・セット情報は生成されません。
YES
DSORG、RECFM、LRECL、BLKSIZE、VSAM の各属性のデータ・セット情報を生成します。具体的には、入力および出力データ・セットの平均レコード長、最大レコード長、キー・オフセット、キー長、再使用などです (該当する場合)。
COBOL オプション
次のオプションは、COBOL コピーブックをテンプレートにコンパイルするために使用します。
DBCS=YES
DBCS コンパイラー・オプションを使用します。
DBCS=NO
NODBCS コンパイラー・オプションを使用します。

DBCS および NODBCS コンパイラー・オプションの効果の詳細については、IBM COBOL Programming Guide for OS/390 & VM を参照してください。

CDPC=NO
COBOL SPECIAL-NAMES パラグラフ「Decimal-point is comma (小数点はコンマ)」を使用しません。
CDPC = YES
COBOL SPECIAL-NAMES パラグラフ「Decimal-point is comma (小数点はコンマ)」を使用します。
CAE=NO
COBOL コンパイル・オプション ARITH(EXTEND) を使用しません。
CAE = YES
COBOL コンパイル・オプション ARITH(EXTEND) を使用します。
MIXED = NO
フィールド名は大文字でテンプレートに保管されます。
MIXED = YES
フィールド名は COBOL コピーブックでコーディングされているとおりに、元の大/小文字でテンプレートに保管されます。
RFROM1 RTO1 … RFROM5 RTO5
COBOL REPLACE コンパイラー指示ステートメントの「From (検索)」および「To (置換)」疑似テキスト文字ストリングの最大 5 つの対。

COBOL コピーブックをテンプレートにコンパイルする前に、COBOL コピーブックに除去する文字または他の文字と置き換えたい文字が含まれている場合には、この置換オプションを使用します。

例えば、コピーブックに、コンパイル前に除去したいコロン文字 (:) が含まれている場合は、「'==:=='」を operand1 として、さらに「'====='」を operand2 として指定してください。

COBOL REPLACE の「From (検索)」および「To (置換)」のストリングの指定について詳しくは、IBM COBOL Language Reference を参照してください。

CBLMAXRC
コピーブックをコンパイルするために、許容できる最大の戻りコードを設定します。指定したレベルを超える戻りコードによって機能は停止します。デフォルトは、4 です。
注: COMPMAXRC パラメーターは引き続きサポートされますが、代わりに CBLMAXRC パラメーターを使用することが推奨されています。COMPMAXRC パラメーターを指定すると、それが言語の MAXRC よりも優先されます。
CBLLIBS
SYSLIB 連結リスト内で指定されるデータ・セット名 (10 個まで) のリストを指定できます。これらのデータ・セットは、コンパイル用に COPY または INCLUDE メンバーに指定された順序で検索されます。
dsname
処理されるデータ・セット名の名前。総称名マスクは使用できません。
CBLADDOP
COBOL コピーブックのコンパイル時に CBL ステートメントに組み込まれる追加の COBOL コンパイラー・オプション。
PL/I オプション
以下のオプションを使用して、PL/I コピーブックをテンプレートにコンパイルします。
BIN63=YES
LIMITS(FIXEDBIN(63)) コンパイラー・オプションを使用します。
BIN63=NO
LIMITS(FIXEDBIN(31)) コンパイラー・オプションを使用します。
DEC31=YES
LIMITS(FIXEDDEC(31)) コンパイラー・オプションを使用します。
DEC31=NO
LIMITS(FIXEDDEC(15)) コンパイラー・オプションを使用します。
GRAPHIC=YES
GRAPHIC コンパイラー・オプションを使用します。
GRAPHIC=NO
NOGRAPHIC コンパイラー・オプションを使用します。
UNALIGNED=YES
DEFAULT RANGE (*) UNALIGNED 言語ステートメントを使用して、デフォルトの位置合わせを変更します。
UNALIGNED=NO
PL/I のデフォルトを使用します。
PLIMAXRC
コピーブックをコンパイルするために、許容できる最大の戻りコードを設定します。指定したレベルを超える戻りコードによって機能は停止します。デフォルトは、4 です。
注: COMPMAXRC パラメーターは引き続きサポートされますが、代わりに PLIMAXRC パラメーターを使用することが推奨されています。COMPMAXRC パラメーターを指定すると、それが言語の MAXRC よりも優先されます。
PLILIBS
SYSLIB 連結リスト内で指定されるデータ・セット名 (10 個まで) のリストを指定できます。これらのデータ・セットは、コンパイル用に COPY または INCLUDE メンバーに指定された順序で検索されます。
dsname
処理されるデータ・セット名の名前。総称名マスクは使用できません。
PLIADDOP
PL/I コピーブックのコンパイル時に *PROCESS ステートメントに組み込まれる追加の PL/I コンパイラー・オプション。

これらのコンパイラー・オプションの効果について詳しくは、IBM VisualAge PL/I for OS/390 Programming Guide を参照してください。

HLASM オプション
次のオプションは、HLASM コピーブックをテンプレートにコンパイルするために使用します。
DBCS=YES
DBCS コンパイラー・オプションを使用します。
DBCS=NO
NODBCS コンパイラー・オプションを使用します。
NOALIGN=YES
NOALIGN コンパイラー・オプションを使用します。
NOALIGN=NO
ALIGN コンパイラー・オプションを使用します。
ASMMAXRC
コピーブックをコンパイルするために、許容できる最大の戻りコードを設定します。指定したレベルを超える戻りコードによって機能は停止します。デフォルトは、4 です。
注: COMPMAXRC パラメーターは引き続きサポートされますが、代わりに ASMMAXRC パラメーターを使用することが推奨されています。COMPMAXRC パラメーターを指定すると、それが言語の MAXRC よりも優先されます。
ASMLIBS
SYSLIB 連結リスト内で指定されるデータ・セット名 (10 個まで) のリストを指定できます。これらのデータ・セットは、コンパイル用に COPY または INCLUDE メンバーに指定された順序で検索されます。
dsname
処理されるデータ・セット名の名前。総称名マスクは使用できません。
ASMADDOP
COPY メンバーおよび MACRO メンバーのコンパイル時に *PROCESS ステートメントに組み込まれる追加の HLASM コンパイラー・オプション。
//DSG  JOB (acct),'name'  Create VSAM Data
//*
//FMBAT    PROC
//FMBAT    EXEC PGM=FILEMGR
//STEPLIB  DD DSN=FMN.SFMNMOD1,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSABEND DD SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*
//         PEND
//*
//IDCPROC  PROC
//IDCAMS   EXEC PGM=IDCAMS
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSABEND DD SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*
//         PEND
//*
//*  EXAMPLE DSG JOB
//*  17 RECORDS ARE WRITTEN TO A NONINDEXED
//*  VSAM FILE.  THE OUTPUT FILE CONTAINS
//*  ALPHANUMERIC CHARACTERS.
//*
//DMBBV02   EXEC IDCPROC,REGION=6M
//SYSIN    DD *
 DELETE FMNUSER.VSAM.DSG25 CLUSTER PURGE ERASE
 DEFINE CLUSTER ( -
      NAME( FMNUSER.VSAM.DSG25 ) -
      CISZ(4096) -
      FREESPACE(30 30) -
      NONINDEXED -
      KEYS(12 0) -
      RECORDS(1000 100) -
      RECORDSIZE(234 234) -
      REUSE) -
      DATA( NAME(FMNUSER.VSAM.DSG25.DATA) )
/*
//*
//STP1005     EXEC FMBAT
//DDOUT  DD DISP=SHR,DSN=FMNUSER.VSAM.DSG25
//SYSIN    DD *
$$FILEM VER
$$FILEM DSG OUTPUT=DDOUT,REUSE=NO,NLRECS=17,
$$FILEM     RECSIZE=234,FILLCHAR=AN
$$FILEM EOJ
/*

この例は、「モデル」データ・セット (VSAM データ・セットおよび非 VSAM データ・セットをサポート) を使用して設定された新規データ・セットを定義し、いくつかのデータで埋める方法を示しています。

新規データ・セットが、LIKE パラメーターにより記述されているように「モデル」データ・セットに基づいて割り振られることに注意してください。

 //STP1006 EXEC FMBAT
$$FILEM DSG DSNOUT=TEST.BASE.NEW,
$$FILEM LIKE='FMN.TEST.BASE.RFM0041.SEGMENT.PS',
$$FILEM DISP=MOD,
$$FILEM PACK=NONE,
$$FILEM NLRECS=100
/*