LOCATEプライマリコマンド

LOCATE 基本コマンドは、指定した項目 (例えば、メンバー、レコード、フィールド、または行) の出現箇所を現在のコンテキストで検索します。

Syntax

表示または編集での LOCATE コマンド

エディター・セッションでは、このコマンドは、表示された データ・セットやデータ・セット・メンバー内の指定された レコードまたはフィールドまでスクロールします。

エディター・セッションでは、このコマンドの構文は次のようになります。

1. Syntax in View or Edit

1 Locate
2.1 rec_num
2.1 label(1)
2.1 ref
2.1 
2.2.1 string
2.2.1  FLD string
2.2.1! NEXT
2.2.1 PREV
2.2.1 LAST
2.2.1 FIRST
2.1 
2.2.1! NEXT
2.2.1 PREV
2.2.1 LAST
2.2.1 FIRST
2.2.1 string
2.2.1  FLD string
2.1 ICHK
注:
  • 1 編集のみ
「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」での LOCATE コマンド

「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」では、このコマンドは、指定するメンバーを処理するメンバー・リストの最上部に配置します。

「Find/Change Utility (検索/変更ユーティリティー)」では、このコマンドの構文は次のようになります。

2. Syntax in the Find/Change Utility

1 Locate
2 member
「Non-VSAM Extent Information (非 VSAM エクステント情報)」パネル

「Non-VSAM Extent Information (非 VSAM エクステント情報)」パネルでは、このコマンドを使用して特定のデータを探し出します。

「Non-VSAM Extent Information (非 VSAM エクステント情報)」パネルでは、このコマンドの構文は次のようになります。

3. Syntax in Non-VSAM Extent Information panel

1 Locate
2.1 (n)
2.2.1! NEXT
2.2.1 PREV
2.2.1 LAST
2.2.1 FIRST
2.1 111
1?I
「AFP Browse (AFP ブラウズ)」での LOCATE コマンド

「AFP Browse (AFP ブラウズ)」パネルでは、LOCATE 基本コマンドは、指定するページ番号を表示の最上部に配置します。

「AFP Browse (AFP ブラウズ)」パネルでは、このコマンドの構文は次のようになります。

4. Syntax in AFP Browse

1 LOCATE
1 LOC
1 L
2 page_num
「Member selection (メンバー選択)」パネルでの LOCATE コマンド
「Member selection (メンバー選択)」パネルでは、LOCATE コマンドは現行の基本ソート順序列で、コマンドによって入力したストリングに一致するストリングを検索します。LOCATE コマンドは、等しい列の値または最も近い列の値 (ソート順序によってより小さいか、より大きい値) のいずれかをディスプレイの上部に配置します。
5. Syntax in Member Selection List

1 LOCATE
1 LOC
1 L
2 string
「Copybook Selection (コピーブック選択)」パネルでの LOCATE コマンド
「Copybook Selection (コピーブック選択)」パネルでは、LOCATE コマンドは、コマンドで入力したストリングと一致するストリングをメンバーのリストで検索し、最初に一致したメンバーを表示の先頭に配置します。
6. Syntax in the Copybook Selection panel

1 LOCATE
1 LOC
1 L
2 string
「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネルでの LOCATE コマンド
「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネルでは、LOCATE コマンドは、表示されたテンプレートでフィールド参照番号、あるいはフィールド名の先頭文字または全文字を検索します。
7. Syntax in the Field Selection/Edit panel

1 LOCATE
1 LOC
1 L
1 template_ref
1 template_fldname
「Load Module Information (ロード・モジュール情報)」パネルでの LOCATE コマンド

「Load Module Information (ロード・モジュール情報)」パネルでの LOCATE コマンドは、指定した名前を検索するか (結果を名前でソートする場合)、アドレスを検索します (結果をアドレスでソートする場合)。

8. Syntax in the Load Module Information panel

1 LOCATE
1 LOC
1 L
2  string
WebSphere® MQ selection list (WebSphere MQ 選択リスト)」での LOCATE コマンド

WebSphere® MQ Selection List (MQ 選択リスト)」を表示している場合、LOCATE コマンドは、コマンドで入力したストリングと一致するストリングを現在の保持列で検索します。

LOCATE コマンドは、指定したストリングに等しい列値、または指定したストリングを含む列値を表示の先頭に配置します。

9. Syntax in in a WebSphere® MQ selection list

1  LOCATE string
rec_num
探し出したいレコードの番号。例:
LOCATE 23
レコード番号 23 を探し出します。
line_num
探し出したいデータ・セット名の行番号。例:
LOCATE 23
行番号 23 にあるデータ・セット名を探し出します。
volser
(エクステント用パネルのみ)。リスト内で探し出したいディスク・ボリューム。例:
LOCATE D$ST04
この場合、ディスク・ボリューム D$ST04 を探し出します。
(n)
(エクステント用パネルのみ)。リスト内で探し出したい n 番目のディスク・ボリューム。例:
LOCATE (7)
この場合、リスト内の 7 番目のディスク・ボリュームを探し出します。
111
(エクステント用パネルのみ)。データ・セットの 111 番目のエクステント。例:
LOCATE 248
この場合、データ・セットの 248 番目のエクステントを探し出します。
I
(エクステント用パネルのみ)。VSAM データ・セットの索引コンポーネント検索を指示します。例:
LOCATE FIRST I
この場合、データ・セットの最初の volser を探し出します。
page_num
探し出したいデータのページ番号。例:
LOCATE 23
ページ番号 23 にある印刷データまでスクロールします。
ラベル
既存のユーザー割り当てまたはエディター割り当てラベルで、探し出したいレコードを識別します。ラベルはピリオド (.) で始まり、その後に 1 から 4 文字の英字 (数字または特殊文字ではない) を続ける必要があります。文字「Z」で始まるラベルはエディター割り当てラベルを示します。例:
LOC .HERE
この場合、既存のラベル (.HERE) でマークされたレコードを探し出します。
L .ZLST
この場合、データ・セットの最後のレコードを探し出します。
ref
フィールド参照で、探し出したいフィールドを指定します。例えば、次のようになります。
L #3
フィールドが配列の 1 つの項目であるときには、探し出したい出現箇所を識別できるように添字を括弧で囲んで指定する必要があります。例えば、次のようになります。
L #5(3)
フィールドが多次元配列の一部である場合は、配列のそれぞれの次元ごとに添字を指定する必要があります。例えば、次のようになります。
L #7(2,3)
SNGL または TABL 表示形式でのみ使用できます。
string
探し出したいフィールドの名前 (または名前の一部)。このストリングには、フィールド名の任意の部分を指定できます。例:
L SAL
または
L ARY
「SALARY」という名前のフィールドの位置を見つけます。

「Member Selection List (メンバー選択)」パネルの場合、ストリング構文が LOCATE コマンドのターゲット列と一致している必要があります。例えば、日付の場合、ストリングに有効な月、日付、および年の値が含まれている必要があります。

「Load Module Information (ロード・モジュール情報)」パネルでのストリングの内容は、情報を表示する順序によって変わります。結果は、名前またはアドレスでソートできます。名前でソートするには、ストリングが記号名である必要があります。アドレスでソートするには、ストリングが有効な 16 進アドレスである必要があります。

表示または編集では、LOCATE コマンドは SNGL 表示形式または TABL 表示形式でのみ使用できます。

template_ref
「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネルに表示されるテンプレートで探したいフィールドを指定するフィールド参照です。
例えば、フィールド参照 3 を含む行の接頭部域にカーソルを置きたい場合は、次のコマンドを発行します。
L #3
template_fldname
テンプレートで探したい「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネルに表示されるフィールドの正式名または開始文字です。
例えば、SALARY という名前を含むフィールドがある行の接頭部域にカーソルを置きたい場合は、次のコマンドを発行します。
L SALARY
または
L SAL
FLD string
FLD キーワードの後に続くストリングが、探しているフィールドの名前または名前の一部であることを File Manager に示します。これは、フィールド名とその他のコマンド・パラメーターとの区別があいまいである可能性がある場合に、それを解決するために使用されます。例えば、フィールド名に # 記号が含まれている場合 (例えば、#Items)、コマンド L #Items は、File Manager が # 記号に数値のフィールド参照番号が続くことを予期しているため、エラーになります。コマンド L FLD #Items を使用すると、この問題が解決されます。

SNGL または TABL 表示形式でのみ使用できます。

NEXT
  • エクステント以外のパネルの場合:
    カーソル位置から右の方向に (TABL 表示) または下の方向に (SNGL 表示) フィールド名の次の出現箇所を検索します。string または FLD string とともに使用する必要があります (任意の順序でかまいません)。例:
    L NEXT SAL
    または
    L SAL NEXT

    SNGL または TABL 表示形式でのみ使用できます。

  • エクステント用パネルの場合:
    データ・セットの次の volser を検索します。例:
    L NEXT
  • 「Load Module Information (ロード・モジュール情報)」パネルの場合:
    情報の表示順序に応じて、次の名前またはアドレスが検索されます。例えば、0000FACC が最新の位置指定である場合は、
    L NEXT
    によって、アドレス 0000FACC の次の出現箇所に位置指定されます。
PREV
  • エクステント以外のパネルの場合:
    カーソル位置から左の方向に (TABL 表示) または上の方向に (SNGL 表示) フィールド名の直前の出現箇所を検索します。string または FLD string とともに使用する必要があります (任意の順序でかまいません)。例:
    L PREV SAL
    または
    L SAL PREV

    SNGL または TABL 表示形式でのみ使用できます。

  • エクステント用パネルの場合:
    データ・セットの直前の volser を検索します。例:
    L PREV
  • 「Load Module Information (ロード・モジュール情報)」パネルの場合:
    情報の表示順序に応じて、前の名前またはアドレスが検索されます。例えば、0000FACC が最新の位置指定である場合は、
    L PREV
    によって、このアドレスの前の出現箇所に位置指定されます。
LAST
  • エクステント以外のパネルの場合:
    カーソル位置に関係なく、フィールド名の最後の出現箇所を検索します。string または FLD string とともに使用する必要があります (任意の順序でかまいません)。例:
    L LAST SAL
    または
    L SAL LAST

    SNGL または TABL 表示形式でのみ使用できます。

  • エクステント用パネルの場合:
    データ・セットの最後の volser を検索します。例:
    L LAST
  • 「Load Module Information (ロード・モジュール情報)」パネルの場合:
    情報の表示順序に応じて、最後の名前またはアドレスが検索されます。例えば、0000FACC が最新の位置指定である場合は、
    L LAST
    によって、このアドレスの最後の出現箇所に位置指定されます。
FIRST
  • エクステント以外のパネルの場合:
    カーソル位置に関係なく、フィールド名の最初の出現箇所を検索します。string または FLD string とともに使用する必要があります (任意の順序でかまいません)。例:
    L FIRST SAL
    または
    L SAL FIRST

    SNGL または TABL 表示形式でのみ使用できます。

  • エクステント用パネルの場合:
    データ・セットの最初の volser を検索します。例:
    L FIRST
  • 「Load Module Information (ロード・モジュール情報)」パネルの場合:
    情報の表示順序に応じて、最初の名前またはアドレスが検索されます。例えば、0000FACC が最新の位置指定である場合は、
    L FIRST
    によって、このアドレスの最初の出現箇所に位置指定されます。
ICHK
保管時に整合性検査が実行された次のレコードにスクロールします。

使用箇所

関連作業および例