サービスの選択
IDCAMS サービスを選択するには、次のようにします。
- 「Utility Functions (ユーティリティー機能)」メニューから「4 Dslist」を選択します。「Catalog Services (カタログ・サービス)」パネルが表示されます。
- 「Data set name (データ・セット名)」を入力します。
- 次の操作を行うときには、完全修飾データ・セット名または総称データ・セットのいずれかを指定します。
- カタログ項目のリスト
- カタログ項目の印刷
- 次の操作を行うときには、完全修飾データ・セット名を指定します。
- カタログ項目の変更
- カタログ項目の定義
- カタログ項目の削除
- 項目情報の表示
- 次の操作を行うときには、完全修飾データ・セット名または総称データ・セットのいずれかを指定します。
- オプションとしてカタログ名を入力します。「Catalog ID (カタログ ID)」入力フィールドをブランクにすると、File Manager はシステム・カタログ検索順序を使用します。
- 「Entry type (項目タイプ)」を選択します。
項目タイプ処理オプションを使用して、カタログ検索を指定したタイプに制限したり、「Any (任意)」を選択することによってすべてのタイプを検索することができます。このオプションの効果は、以下のように、選択するカタログ・サービスによって異なります。
- 「Define catalog entry (カタログ項目の定義)」以外のすべてのサービスの場合、 検索は、単に指定するタイプの項目に制限されます。
- 「カタログ項目の定義」サービスで項目タイプ (「Any (任意)」以外) を選択すると、定義する項目のタイプが事前に決定されたり制限されます。
検索を制限する方法 (「Any (任意)」以外の項目タイプを使用して) は、総称データ・セット指定の場合に一番役に立ちます。
項目タイプ処理オプションは、以下のとおりです。
- すべて
- すべてのカタログ項目。1
- Non-VSAM (非 VSAM)
- VSAM 以外のデータ・セット項目。このタイプには、VSAM 以外のすべてのデータ・セット (PDS、PDSE、IAM、および通常の順次データ・セットなど) が含まれますが、データ・セット以外のタイプ (別名や GDG など) は含まれません。
- VSAM
- すべての VSAM データ・セット項目。このタイプにはすべての VSAM データ・セットが含まれますが、クラスターおよびそれらのコンポーネントだけは含まれません。1
- AIX
- VSAM 代替索引項目。
- 別名
- 別名項目。
- Cluster
- VSAM クラスター項目。1、2
- データ
- VSAM データ・コンポーネント項目。1、 2
- GDG
- 世代別データ・グループ項目。
- 索引
- VSAM 索引コンポーネント項目。1、 2
- OAM
- オブジェクト・アクセス方式項目。3
- Page space
- システム・ページ・データ・セット項目。3
- パス
- VSAM パス項目。
- User catalog
- ユーザー・カタログ項目。3
- 追加の修飾子が指定されたデータ・セットを含む、「Data set name (データ・セット名)」フィールドの修飾子と一致するすべてのデータ・セットのデータ・セット・リストを生成するには、「Include Additional Qualifiers (追加の修飾子を含める)」オプションを選択します。
- カタログ項目の定義、削除、リスト、または印刷を実行していて、コマンドをバッチで実行するには、「Batch execution (バッチ実行)」オプションを選択します。
- 「Data Set List (データ・セット・リスト)」パネルにリストされたすべての日付を (デフォルト YYYY.DDD の代わりに) YY/MM/DD で表示するには、「YY/MM/DD date format (def. YYYY.DDD)(YY/MM/DD 日付形式 (デフォルト. YYYY.DDD))」オプションを選択します。
- VTOC またはカタログ処理で選択されるデータ・セットの数を制限するには、「Processing limit (処理限度)」オプションを選択し、隣接する入力フィールドに最大項目数を入力します。
- 「Command (コマンド)」行に適切な項目を入力して、「Catalog Services (カタログ・サービス)」パネルの上部にリストされているサービスのいずれかを選択します。「List catalog entries (カタログ項目のリスト)」サービスの場合には、「Command (コマンド)」行をブランクにしてください。
- [Enter] を押します。File Manager は指定したデータ・セットをシステム・カタログで検索して、要求されたサービスを実行します。
注: カタログ・サービスは、ユーザーの要求が正常に実行されるように IDCAMS の呼び出しを試みますが、必ずしも可能ではありません。エラーが発生した場合には、IDCAMS メッセージを含むポップアップ・ウィンドウが表示されることがあります。
関連トピック
1 この項目タイプを指定して、モデルとして既存のカタログ項目を使用せずに新規カタログ項目を定義すると、File Manager は特定の項目タイプを選択できるポップアップ・メニューを表示します。
2 VSAM データ・セットのコンポーネントで検索と一致するものがある場合は、そのデータ・セットのすべてのコンポーネントが、検索に一致するかどうかにかかわらず、結果リストに表示されます。例えば、FMN.ESDS という名前のクラスターおよび FMN.ESDS.D という名前のデータ・コンポーネントを持つ VSAM ESDS があり、項目タイプがデータの総称データ・セット名
FMN.ES*
を指定すると、クラスターのタイプが一致しなくてもクラスターとデータ・コンポーネントの両方が表示されます。実際に、項目名が一致しない場合でも、その項目名が表示されます。3 下記のサービスは、サポートされていません。
- 「カタログ項目の定義」
- 「カタログ項目の削除」
- 「カタログ項目の変更」