カタログ項目のリストの処理
「Catalog Services (カタログ・サービス)」パネルで「List catalog entries (カタログ項目のリスト)」オプションを選択すると、カタログ項目のリストが表示されます。
サンプル・カタログ・サービス・データ・セット・リストが カタログ・サービス: カタログ項目のリスト (初期表示) に示されます。リストは、それぞれの項目について次の情報を持っています。
フィールドの説明
- Catalog Id (カタログ ID)
- 現在のリスト機能に使用されるカタログ (該当する場合)。
- Types (タイプ)
- 現在のリスト機能に使用される項目タイプ。
- タイプ
- 特定のカタログ項目のタイプ。
- ボリューム
- volser-list の最初のボリューム。
- MV
- マルチボリューム・データ・セット標識:
- blank
- 単一ボリューム
- *
- マルチボリューム機能付き単一ボリューム
- 2 から 9。
- ボリュームの数
- !
- 9 を超えるボリューム
- 作成
- 作成日。
- Dsorg
- データ・セットの編成:
- PS
- シーケンシャル
- PSU
- シーケンシャル、移動不能
- PSE
- シーケンシャル、拡張フォーマット
- PO
- 区分済み
- POU
- 区分済み、移動不能
- POE
- 拡張区分 (PDSE)
- DA
- 直接
- DAU
- ダイレクト、移動不能
- HFS
- MVS 階層ファイル・システム
- VS
- VSAM
- VSE
- VSAM 拡張フォーマット
- 空白
- 上記以外
- Recfm
- データ・セットのレコード・フォーマット。
- Lrecl
- データ・セットの論理レコード長。
- XT
- エクステント数。
- KB allocd
- VSAM、NVSAM、または PDSE データ・セットに現在割り振られているキロバイト数。
- %Used
- VSAM、NVSAM、または PDSE データ・セットに現在割り振られているスペースの割合。VSAM ファイルの場合、この数値は FREESPC 値を使用して計算されます。
- KB Avail
- VSAM、NVSAM、または PDSE データ・セット用に現在使用可能なキロバイト数。
- %Avail
- VSAM、NVSAM、または PDSE データ・セット用に現在使用可能なスペースの割合。
- %HiUsed
- データ・セットに占める最大使用済みバイト (パーセント)。VSAM ファイルの場合、この数値は HI-U-RBA 値を使用して計算されます。
- Hi KB Avail
- データ・セットの最大使用バイト数より大きなキロバイト数。
- %HiAvail
- 最も高い使用バイトより上のスペースのパーセンテージ。
- SYS%
- データ・セットが DFSMS SYS% 変換ユーティリティーによって管理されている場合、この列には値 Y が入り、そうでない場合はブランクになります。
スクロールして、より多くの情報を表示するには、「Right」機能キー (F11) を押します。
カタログ・エラーが起こると (例えば、VSAM クラスターのデータ・コンポーネントが見つからないと)、「Entry type (項目タイプ)」フィールドに「ERROR」が表示されます。このようなエラーの詳細については、AMSMSG コマンドを入力して IDCAMS メッセージを表示することで検索できます。
リスト表示を更新して、最初にそのリストを表示してから加えた変更および他のユーザーが加えた変更をすべて反映するには、REFRESH 基本コマンドを入力します。
データ・セット項目を表示または検索するには、次のいずれかの技法を使用します。
- リストの上方または下方に移動するには、Down function key (F8) またはUp function key (F7) を使用します。また、「Scroll (スクロール)」フィールドに値を入力することもできます。スクロール・コマンドを使用して、表示ウィンドウをリスト上で移動することもできます。
- FIND コマンドを使用して、データ・セット名の一部または全体に一致する文字ストリングを検索します。
- LOCATE コマンドを使用して、特定の行番号までスクロールします。
サービスを選択するには、次のいずれかを実行します。
- 以下のようにして、行コマンドを入力します。
- カーソルを、処理する項目の名前がある行の先頭に移動します。
- 名前の上から、コマンドを入力します (例えば、「
BROWSE
」)。同じコマンドを複数の項目で実行する場合は、等号 (=
) を入力します。
EDIT と EXTENTS の場合 (最初の 2 文字を使用することになります) を除いて、行コマンドをその最初の文字 (例えば、ALTER の代わりに A) に短縮できます。
- 以下のようにして、「Process (処理)」プルダウン・メニューから機能を選択する。
- 処理する項目にカーソルを移動します。
- Process function key (F6) を押します。(カーソルがリスト域の外側にある場合は、リストの最初の項目を処理することになります。)選択された行は、別のカラーで強調表示されます。に示すように、アクション・バーの下「処理」プルダウン・メニューがオープンします。
- メニューからオプションを選択し、ブラウズまたは編集などの機能を実行します。
カタログ項目の定義または削除を行う際、機能をバッチで実行するには、次のようにします。
- 「Catalog Services (カタログ・サービス)」パネルで「Batch execution (バッチ実行)」オプションを選択します。
- 「Catalog Services (カタログ・サービス)」パネルで「with list (リストを使用)」オプションを選択します。
- 「Data Set List (データ・セット・リスト)」パネルで、処理するカタログ項目に対して DEFINE または DELETE 行コマンドを入力します。
Process Options Help ┌───────────────────┐ ───────────────────────────────────────────────────────── │ 1. Alter │ Data Set List Row 00001 of 00012 │ 2. Define │ Types ALLVSAM │ 3. Copy │ Creat Dsorg Recfm L │ 4. Delete │ A.** * * * │ 5. List │ A.ESDS 09/08/14 │ 6. Browse │ A.ESDS.DATA 09/08/14 │ 7. AFP Browse │ A.ESDSN 09/08/17 │ 8. Edit │ A.ESDSN.DATA 09/08/17 │ 9. View │ A.ESDS2 09/08/14 │ 10. Info │ A.ESDS2.DATA 09/08/14 │ 11. Extents │ A.KSDS 07/08/30 │ 12. Print │ A.KSDS.DATA 07/08/30 │ 13. Recall │ A.KSDS.INDEX 07/08/30 │ 14. Rename │ A.KSDS2 08/12/17 │ 15. AMS message │ A.KSDS2.DATA 08/12/17 │ 16. Refresh │ A.KSDS2.INDEX 08/12/17 │ 17. Exit │ ** └───────────────────┘ Command ===> Scroll PAGE F1=Help F2=Split F3=Exit F4=CRetriev F5=RFind F6=Process F7=Up F8=Down F9=Swap F10=Left F11=Right F12=Cancel
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