新規カタログ項目の定義
既存の項目をモデルとして使用して、新規カタログ項目を定義することができます。また、モデルを使用せずに新規項目を定義して、必要なフィールドをすべて自分で指定することもできます。新規の非 VSAM カタログ項目を定義する場合は、カタログ項目の定義のみを行うか、または項目の定義とデータ・セットの割り振りの両方を行うかを選択する必要があります。
既存のカタログ項目をモデルとして使用して新規カタログ項目を定義するには、次のようにします。
- 「Catalog Services (カタログ・サービス)」パネルで次のようにします。
- 既存の項目のデータ・セット名 (およびオプションでカタログ名) を入力します。
- 定義機能をバッチで実行するには、「Batch execution (バッチ実行)」オプションを選択します。
- コマンド行で
DEF
を入力します。 - [Enter] を押します。
- VSAM ファイル (AIX®) の代替索引を定義する場合は、新しく定義した AIX® が既存の定義の後に続いてビルドされるように要求するか、あるいは既存の AIX® が削除、再定義、および再ビルドされるように要求することもできます。定義、ビルド、および再定義機能は、オンラインおよびバッチ処理に使用できます。
VSAM ファイル (AIX®) の代替索引を定義する際、File Manager は、「Catalog Services (カタログ・サービス)」パネル に示すポップアップ・パネルを表示します。
以下の必要な AIX® 処理タイプを選択します。図 1. 「Catalog Services (カタログ・サービス)」パネル Process Options Help ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── File Manager Catalog Services More: + blank List catalog entries A Alter catalog entry DEF Define catalog entry DEL Delete catalog entry I Display entry information P Print catalog entries Data Set: Data set name . 'SYATES.UNITTEST.RFM0189.ESDS4.AIX1' Catalog ID . . ┌──────────── AIX Processing ─────────────┐ │ │ Processing Options: │ Select the type of AIX processing: │ Entry Type │ │ 4 1. Any 6. │ 1. AIX define only │ 2. Non-VSAM 7. │ 2. AIX define and build │ date 3. VSAM 8. │ 3. AIX redefine and rebuild │ e 4. AIX 9. │ │ space 5. Alias 10. │ Command ===> │ │ F1=Help F2=Split F3=Exit │ │ F7=Backward F8=Forward F9=Swap │ Command ===> └─────────────────────────────────────────┘ F1=Help F2=Split F3=Exit F4=CRetriev F7=Backward F8=Forward F9=Swap F10=Actions F12=Cancel
- AIX® を定義するには、「1AIX® define only (AIX の定義のみ)」を選択します。
- AIX® を定義してビルドするには、「2AIX® define and build (AIX の定義とビルド)」を選択します。
- 既存の AIX® を削除、再作成してから再ビルドするには、「3.AIX® redefine and rebuild (AIX の再定義と再ビルド)」を選択します。
既存データ・セットの項目タイプの「Define (定義)」パネルが表示されて、モデルからコピーされた情報が表示されます。例えば、既存のデータ・セットが VSAM KSDS ファイルだった場合は、「VSAM Define (VSAM 定義)」パネルが表示されます。
- 「Data set name (データ・セット名)」フィールドの内容を変更して、固有の新規データ・セット名を指定します。
- 「Catalog ID (カタログ ID)」フィールドについては、次のとおりです。
- システムで SMS がアクティブである場合、カタログ ID の新しい値はモデル・データ・セットからコピーされますが、
コメント
値を示すために接頭部としてアスタリスク (*) が付けられます。 - システムで SMS がアクティブでない場合、カタログ名はモデル・データ・セットからコピーされます。
以下のいずれかを実行します。- フィールドをブランクにして、システムが IDCAMS DEFINE のカタログ選択順序を使用してデータ・セットを割り当てるようにする。
- 既存の項目からアスタリスク (*) を除去し、データ・セットを同じカタログに割り当てる。
指定されたカタログがこの項目タイプに関連するユーザー・カタログと同じでない場合、警告メッセージが出されます。このメッセージを終了 (F3) し、カタログ名を変更するかブランクにするか、あるいは、Enter キーを押して初期カタログ名を継続して使用することができます。継続して使用することを選択した場合、項目に対してこれから行うすべての検索にそのカタログ名を指定する必要があります。
- 代わりのカタログ ID を指定する。
- システムで SMS がアクティブである場合、カタログ ID の新しい値はモデル・データ・セットからコピーされますが、
- VSAM データ・セットの場合は、「Basic Information (基本情報)」の見出しの下にリストされているコンポーネント名を、データ・セットに適した固有の名前に変更します。
または
「Basic Information (基本情報)」の見出しの下にリストされている コンポーネント名をブランクにします。File Manager は、次の AMS 規則を基にして、新しいコンポーネント名を生成します。
- 項目データ・セット名の最後の修飾子が CLUSTER である場合、この最後の修飾子を DATA (データ・コンポーネントの場合) および INDEX (索引コンポーネントの場合) に置き換えます。例:
Cluster name: SALES.REGION2.CLUSTER Generated data name = SALES.REGION2.DATA Generated index name = SALES.REGION2.INDEX
- クラスター名が 38 文字以下である場合、クラスター名の終わりに .DATA (データ・コンポーネントの場合) および.INDEX (索引コンポーネントの場合) を追加します。例:
Cluster name: DEPT64.ASSET.INFO Generated data name = DEPT64.ASSET.INFO.DATA Generated index name = DEPT64.ASSET.INFO.INDEX
- クラスター名が 39 から 42 文字の間 (39 文字と 42 文字も含む) である場合、クラスター名の終わりに.D (データ・コンポーネントの場合) および.I (索引コンポーネントの場合) を追加します。
Cluster name: DEPTABCD.RESOURCE.REGION66.DATA1234.STUFF Generated data name = DEPTABCD.RESOURCE.REGION66.DATA1234.STUFF.D Generated index name = DEPTABCD.RESOURCE.REGION66.DATA1234.STUFF.I
- 名前が 42 文字より長く、最後の修飾子が CLUSTER でない場合、クラスター、代替索引、またはユーザー・カタログ名の最初の (N-1 個の) 修飾子を最初の 4 つの修飾子まで使用し、5 つめの修飾子名を作成するために必要な 8 文字の修飾子を追加します。例:
Cluster name: DIV012.GROUP16.DEPT98.DAILYLOG.DEC1988.BACK Generated data name = DIV012.GROUP16.DEPT98.DAILYLOG.TY7RESNO Generated index name = DIV012.GROUP16.DEPT98.DAILYLOG.YIIQHNTR
名前が生成されると、AMS は、その名前が固有であるか確認するため、カタログを検索します。重複した名前があった場合、AMS は、固有の名前が作成されるまで、4.d で概要が説明されている形式を使用して、新規名の生成を続行します。
- 項目データ・セット名の最後の修飾子が CLUSTER である場合、この最後の修飾子を DATA (データ・コンポーネントの場合) および INDEX (索引コンポーネントの場合) に置き換えます。例:
- 残りのパラメーター (既存項目からコピーされたもの) を新規項目に適合するように変更します。
- Enter キーを押して、定義要求を処理します。
既存のカタログ項目をモデルとして使用せずに新規カタログ項目を定義するには、次のようにします。
- 「Catalog Services (カタログ・サービス)」パネルで次のようにします。
- 固有の新規データ・セット名 (およびオプションでカタログ ID) を入力します。
- 「Entry Type (項目タイプ)」オプションを選択します。
- 定義機能をバッチで実行するには、「Batch execution (バッチ実行)」オプションを選択します。
- コマンド行で
DEF
を入力します。 - VSAM ファイル (AIX®) の代替索引を定義する場合は、新しく定義した AIX® が既存の定義の後に続いてビルドされるように要求するか、あるいは既存の AIX® が削除、再定義、および再ビルドされるように要求することもできます。定義、ビルド、および再定義機能は、オンラインおよびバッチ処理に使用できます。VSAM ファイル (AIX®) の代替索引を定義する際、File Manager は、「Catalog Services (カタログ・サービス)」パネル に示すポップアップ・パネルを表示します。以下の必要な AIX® 処理タイプを選択します。
- AIX® を定義するには、「1AIX® define only (AIX の定義のみ)」を選択します。
- AIX® を定義してビルドするには、「2AIX® define and build (AIX の定義とビルド)」を選択します。
- 既存の AIX® を削除、再作成してから再ビルドするには、「3.AIX® redefine and rebuild (AIX の再定義と再ビルド)」を選択します。
- [Enter] を押します。
選択した項目タイプによっては、項目タイプをさらに絞り込むように求めるように促される場合があります。
選択した項目タイプの「Define (定義)」パネルが表示されます。これが、現行セッションで定義した最初のカタログ項目である場合は、このパネルのフィールドが空になります。同じタイプのカタログ項目を以前に定義したことがある場合は、フィールド情報に、パネルで最後に使用した値があらかじめ入力されます。
- 必要な値を指定し、Enter キーを押して、定義要求を処理します。(File Manager から、すべての必要フィールドを指定するように求められます。)