WebSphere® MQ での作業

WebSphere® が実行されている z/OS® システムの File Manager MQ キューにアクセスできます。

「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」パネルからオプション「9 WebSphere® MQ」を選択します。File Manager によって、「WebSphere MQ Functions (WebSphere MQ 機能)」パネルが表示されます。
  Process   Options   Help
 ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 File Manager                Websphere MQ Functions

 1  List          List Managers and queues.
 2  View          View a WMQ queue.
 3  Edit          Edit a WMQ queue.

⋮
WebSphere® MQ キューにアクセスするには、「WebSphere MQ Functions (WebSphere MQ 機能)」パネルからオプション「1 List (リスト)」を選択して、「WebSphere MQ Managers (WebSphere MQ マネージャー)」パネルを表示します。
  Process   Options   Help
 ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
  File Manager               Websphere MQ Managers             Row 0001 of 0004

   SSID   ↓ Name     Active   Code     Reason
   <---+--> <---+--> <---+--> <---+--> <---+----10---+----2--->
   CSQ1     CSQ1MSTR Active          0 MQRC_NONE
   CSQ2     CSQ2MSTR Active          0 MQRC_NONE
   CSQ3     CSQ3MSTR Active          0 MQRC_NONE
   CSQ4     CSQ4MSTR Active          2 MQRC_Q_MGR_NOT_AVAILABLE
 ****  End of data  ****

⋮

WebSphere® MQ Managers (MQ マネージャー)」パネルには、WebSphere® MQ キュー・マネージャーのリストと、それぞれについて、File Manager がそのキュー・マネージャーに接続可能であるかどうかが示されます。

File Manager がキュー・マネージャーに接続できない場合は、接続完了コードおよび理由コードの MQ ニーモニックがリストに表示されます。

必要な WebSphere® MQ ライブラリーを File Manager が使用できない場合、キュー・マネージャーは表示されますが、接続状況は「*NOLIB*」を示します。
  Process   Options   Help
 ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
  File Manager               Websphere MQ Managers             Row 0001 of 0004

   SSID   ↓ Name     Active   Code     Reason
   <---+--> <---+--> <---+--> <---+--> <---+----10---+----2--->
   *NOLIB*

⋮
  • WebSphere® MQ Managers (WebSphere MQ マネージャー)」パネルに表示されるキュー・マネージャーのリストからキュー・マネージャーの属性を表示するには、I 接頭部コマンドを入力します。File Manager によって、「Websphere MQ Manager Information (WebSphere MQ マネージャー情報)」パネルが表示されます。

    各属性で、カーソルをフィールドに合わせて「Help」機能キー (通常は F1) を押すと、説明が表示されます。

    任意の属性を変更するには、ALTER 基本コマンドを入力して (各属性を編集可能にするため)、新しい値を入力し、「Exit」機能キー (F3) を押して、変更を実行します (File Manager が ALTER QMGR コマンドを発行します)。

  • WebSphere® MQ Managers (WebSphere MQ マネージャー)」パネルに表示されるキュー・マネージャーのリストからキュー・マネージャーを選択するには、S 接頭部コマンドを入力します。File Manager によって「WebSphere® MQ Queue List (WebSphere MQ キュー・リスト)」パネルが表示され、そのキュー・マネージャーのキューのリストが表示されます。デフォルトでは、キューはキュー名によってソートされます。
      Process   Options   Help
     ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
      File Manager                Websphere MQ Queue List CSQ2     Row 0001 of 0109
    
       Queue                           ↓ Descr                                     ⟶
       <---+----10---+----2----+----3--> <---+----10---+----2----+----3----+----4->
       CICS01.INITQ                      CKTI initiation queue
       COOL                              Coolest queue ever
       CSQ1.XMIT.QUEUE                   Transmission queue for CSQ1
       CSQ2.DEAD.QUEUE                   CSQ2 dead-letter queue
       CSQ2.DEFXMIT.QUEUE                CSQ2 default transmission queue
       CSQ3.XMIT.QUEUE                   Transmission queue for CSQ3
       CSQ4IVPG.TRIGGER                  WebSphere MQ IVP INITIATION QUEUE
       CSQ4IVP1.TRIGGER                  WebSphere MQ IVP INITIATION QUEUE
       D3.CSQ2.ANYQ
       FMN.TEST.NOGET                    RFM0037 GET NOT ENABLED
    
    ⋮
    WebSphere® MQ Queue List (MQ キュー・リスト)」パネルでは、表示リストにそれぞれのキューについての属性が示されます。矢印 (⟶ および ◄) によって示されるように、キューの属性は、右方または左方にスクロールできます。
    注: これらの属性の説明については、IBM® MQ の資料の「MQSC コマンドを使用した MQ の管理」を参照してください。

    WebSphere® MQ Queue List (MQ キュー・リスト)」パネルから、以下の接頭部コマンドのいずれかを入力することで、リストされたキューに対してさまざまなアクションを起動できます。

    A
    キューの追加。

    File Manager MQ Queue Information (MQ キュー情報)」パネルが表示されます。フィールドはすべてブランクで、ここに新しいキューの詳細を入力できます。「Exit」機能キー (F3) を押すと、File Manager が、パネルに入力されたとおりに属性が設定された DEFINE QLOCAL コマンドを発行します。

    D
    キューの削除。
    E
    キューの編集。

    File Manager が「Websphere MQ Queue Editor Entry (Websphere MQ キュー・エディター入力)」を表示します。これによってキューの編集をナビゲートします。

    注釈:
    1. リモート・キューまたはリモート・キューへの別名を編集すると、リモート・キュー定義に従って、関連付けられた転送キューにメッセージ・データが書き込まれます。
    2. キューを編集する場合、File Manager はまず、ユーザーが MQADMIN クラスの qmgr.CONTEXT.queue リソースに対して CONTROL 権限を持っているかどうかをチェックします。このチェックは、File Manager セッションの開始時に実行されます。したがって、ユーザーは、このチェックを実行する権限を持っている必要があります。メッセージが更新されると、ユーザーが MQADMIN クラスの qmgr.CONTEXT.queue リソース に対して CONTROL 権限を持つ場合、MQ メッセージ・コンテキストは保持されます。ない場合、メッセージ・コンテキストは MQ 通常操作に従ってデフォルトのメッセージ・コンテキストに置き換えられます。
    I
    キューに関する情報の表示。

    File Manager MQ Queue Information (WebSphere MQ キュー情報)」パネルが表示されます。このパネルで、ALTER 基本コマンドを入力することで、キューの属性を変更できます (File Manager が ALTER QLOCAL コマンドを発行します)。

    キューの名前を変更した場合、File Manager は (ALTER コマンドではなく) DEFINE QUEUE コマンドを発行します。これは、新規名の下にキューの属性を複写するという単純な方法です。

    R
    現在キューにあるすべてのメッセージの破棄 (リセット) (File Manager が EMPTY QLOCAL コマンドを発行します)。
    V
    選択したキューにメッセージがある場合、File Manager は「WebSphere MQ Queue Editor Entry (WebSphere MQ キュー・エディター入力)」パネルを表示して、既に入力済みの WebSphere® MQ キューおよび WebSphere® MQ マネージャーの名前を示します。

    この時点から、表示セッションを今すぐ開始して (GET がキューに対して使用可能になっている場合)、選択したキューの内容を表示することができます。

    1. メッセージ・ヘッダー情報 (メッセージ記述子) を組み込むには、「Include descriptors (記述子を組み込む)」オプションを (「/」と一緒に) 選択します。
    2. メッセージ (またはヘッダー) の内容を形式設定するには、従来の File Manager の表示の場合と同様に、コピーブックまたはテンプレートを「Copybook or Template (コピーブックまたはテンプレート)」入力フィールドに指定します。

      メッセージ記述子情報とメッセージ・データの両方を形式設定して表示するには、テンプレートにセグメント化データ・オプションを使用します。

      サンプル・ライブラリー (SFMNSAM1) でサンプル・コピーブックおよびテンプレートが提供されています。メンバー FMNPMQMD は、WebSphere MQ で提供されるコピーブックから抽出した PL/I コピーブックで、共通メッセージ・ヘッダー記述が含まれています。このサンプルを拡張して、適切な PL/I ステートメントまたは %INCLUDE ステートメントを追加し、独自のアプリケーション・データ・レイアウト定義を組み込むことができます。

      同様に、メンバー FMNCMQMD は、共通メッセージ・ヘッダー記述を含む COBOL コピーブックです。

      メンバー FMNTPMQD は、PL/I コピーブックのテンプレート・バージョンで、メンバー FMNTCMQD は、COBOL コピーブックのテンプレート・バージョンです。

      どちらのテンプレートにも、メッセージ・ヘッダー・タイプを識別する基準 に示す、各メッセージ・ヘッダー・タイプを識別する ID 基準が含まれています。これらは、コピーブックを検査することで判別できます。

      1. メッセージ・ヘッダー・タイプを識別する基準
      レイアウト名

      PL/I テンプレート:
      この ID 基準を追加

      COBOL テンプレート:
      この ID 基準を追加

      MQCIH #2=='CIH ' #3=='CIH '
      MQDH #2=='DH ' #3=='DH '
      MQDLH #2=='DLH ' #3=='DLH '
      MQIIH #2=='IIH ' #3=='IIH '
      MQMDE #2=='MDE ' #3=='MDE '
      MQMD1 #2=='MD ' & #3=1 #3=='MD ' & #4=1
      MQMD2 #2=='MD ' & #3=2 #3=='MD ' & #4=2
      MQRFH1 #2=='RFH ' & #3=1 #3=='RFH ' & #4=1
      MQRFH2 #2=='RFH ' & #3=2 #3=='RFH ' & #4=2
      MQRMH #2=='RMH ' #3=='RMH '
      MQTM #2=='TM ' #3=='TM '
      MQTMC2 #2=='TMC ' #3=='TMC '
      MQWIH #2=='WIH ' #3=='WIH '
      MQXQH #2=='XQH ' #3=='XQH '
    3. Enter キーを押して、キューの内容の表示 に示されているようなキューの内容を表示します。
      1. キューの内容の表示
        Process   Options   Help
       ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
       View             CSQ2:D3.CSQ2.ANYQ               +                Top of 12
              Col 1                                     Record AT TOP     Format CHAR
              ----+----10---+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7--
       ****** ****  Top of data  ****
       000001 08062107301100001 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       000002 08062107322900001 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       000003 08062107342300001 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       000004 08062107342300002 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       000005 08062107342300003 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       000006 08062107342300004 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       000007 08062107342300005 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       000008 08062107342300006 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       000009 08062107342400007 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       000010 08062107342400008 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       000011 08062107342400009 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       000012 08062107342400010 THIS IS A MESSAGE TEXT          *0000051..*0000061..*0
       ****** ****  End of data  ****
      
      
       Command ===>                                                       Scroll PAGE
        F1=Help      F2=Zoom      F3=Exit      F4=CRetriev  F5=RFind     F6=RChange
        F7=Up        F8=Down      F9=Swap     F10=Left     F11=Right    F12=Cancel

MQ キューを表示 WebSphere®するには、「WebSphere MQ Functions (WebSphere MQ 機能)」パネルからオプション「2 表示」を選択して、「WebSphere MQ Queue Editor Entry (WebSphere MQ エディター入力)」パネルを表示します。

MQ キューを編集 WebSphere®するには、「WebSphere MQ Functions (WebSphere MQ 機能)」パネルからオプション「3 編集」を選択して、「WebSphere MQ Queue Editor Entry (WebSphere MQ エディター入力)」パネルを表示します。

注: キューを編集すると、編集セッション用の仮想ストレージに、ブラウズ・モードでメッセージが取り出されます。編集セッションで、削除、更新、および挿入を実行できます。リモート・キューまたはリモート・キューへの別名を編集する場合は、メッセージ・データのみを挿入できます。

編集セッションで更新されたメッセージは、保管時に (F3 機能キーを押した結果として実行される保管と終了を含む) 元のメッセージがキューから破壊的に読み取られ、更新されたメッセージがキューに PUT されます。メッセージは、物理的順序に従って読み取られます。つまり、エディターが最初にキューを読み取ったときと異なる物理的順序で、更新されたメッセージが出現することがあります。メッセージは仮想ストレージにロードされるため、深さが大きいキューの場合、すべてのメッセージをストレージにロードできないことがあります。必要とするすべてのメッセージが提供されない場合は、テンプレートを使用して、必要な特定のメッセージを選択します。

関連トピック