ヒストリー・ファイルへの PDS または PDSE の割り振り
1 つ以上のヒストリー・ファイルを割り振るには、サンプル・ジョブ IDISHIST を編集し、実行依頼します。
このジョブにより、2 つの PDSE データ・セット IDI.HIST および IDI.HIST.TEST がそれぞれ割り振られます。異常終了ジョブをこれらのヒストリー・ファイルに記録するすべてのユーザーは、データ・セットへの書き込みアクセス権を保有している必要があります。このジョブに対して行わなければならない可能性のある変更について、詳細は、サンプル・ジョブ内の指示を参照してください。
注記:
- PDSE データ・セットはスペース管理の自動化、IDIS サブシステム管理 (「ヒストリー・ファイル $$INDEX データのキャッシュ」参照)、共用使用でのディレクトリー保全性を高める効果が極めて高いことにより、ヒストリー・ファイルには PDSE データ・セットの使用をお勧めします。(PDS 管理対象ヒストリー・ファイルも使用できます。)
- Fault Analyzer は、0 より大きいメンバー世代が定義された PDSE バージョン 2 のヒストリー・ファイル・データ・セットをサポートしません。
バッチ・ジョブを実行依頼して新しいヒストリー・ファイルを割り振る代わりに、Fault Entry List 画面のアクション・バーの File プルダウン・メニューを選択してヒストリー・ファイルを割り振ることができます。詳しくは、新しいヒストリー・ファイルの割り振りを参照してください。
重要: 書き込まれると予想されるすべてのデータを収容できるスペースを、ヒストリー・ファイルに割り振ります。そうでない場合、スペース不足状態が発生し、その結果、Fault Analyzer が異常終了する (例えば、システム異常終了 SE37) 可能性があります。
ヒストリー・ファイルのスペース管理を支援するために、Fault Analyzer は、次の用途に使用できる IDIUTIL バッチ・ユーティリティーを備えています。
- 古いヒストリー・ファイル項目を削除する (DELETE 制御ステートメント)。
- AUTO 管理 (または自己保守) ヒストリー・ファイルをセットアップする (SetMinFaultEntries 制御ステートメント)。
シスプレックスでは、任意の数のシステム間でヒストリー・ファイルを共用できます。