ヒストリー・ファイルの 2 次スペースの割り振り

特に PDSE ヒストリー・ファイルの場合は、2 次スペースを使用してデータ・セットを割り振ることが重要です。これに失敗すると、後でデータが失われた場合にスペース不足状態が発生する可能性があります。

通常、Fault Analyzer論理ヒストリー・ファイル・サイズ (ヒストリー・ファイルが最初に障害項目の最小数に達したときに確立される割り振りサイズ) 内で PDSE ヒストリー・ファイルを自動管理します。(AUTO で管理される PDSE ヒストリー・ファイルを参照。)ただし、主に PDSE の同時更新機能のために、新しい障害項目が書き込まれるときにフリー・スペースの使用可能性を保証できない場合があります。したがって、Fault Analyzer では、予想されるスペースが使用可能でない場合に、2 次スペースを使用してヒストリー・ファイルを拡張できるようにすることが重要です。

Fault Analyzer によって使用される論理ヒストリー・ファイル・サイズの概念により、 次の更新が発生すると、ヒストリー・ファイルの使用サイズは自動的に元のサイズに戻されます。また、割り振られた 2 次エクステントは、余分なスペースを必要とする同様の状況が再度発生するまで使用されません。注意すべき重要なことは、ヒストリー・ファイルが無期限に増大し続けないことです。

IDIS サブシステムが 2 次スペースのない PDSE ヒストリー・ファイルを検出すると、メッセージ IDI0191W を発行します。