サービスを他の方法では実行できない場合や、サービスを開始しないと分析が不完全なものになる可能性がある場合、Fault Analyzer は IDIS というサブシステムを使用します。
シスプレックス内の複数の IDIS サブシステムは、システム間カップリング・ファシリティー(XCF) を使用して互いに連絡するので、$$INDEX データのキャッシングなど、サブシステム管理データの効率的な共用が可能になります。
Java™ ダンプ分析を実行するには、Java ダンプを記録した JVM と同等以上のサービス・レベルを持つ JVM が必要です。オプションの DD ステートメントでは、ダンプ Java パスで示された JAVA_HOME のバージョンがシステムで見つからない場合に使用するデフォルトの JVM を指定できます。
IDIS サブシステムはいつでも停止して再始動できます。
Fault Analyzer では、1 つ以上の PDS または PDSE データ・セットを障害ヒストリー・ファイルとして割り振る必要があります。
IDIUTIL バッチ・ユーティリティーは、ヒストリー・ファイル障害項目のリストや削除などのヒストリー・ファイル管理機能を実行するために使用できます。
Java™ 障害項目を作成するには、少なくともデフォルトのヒストリー・ファイルに対する UPDATE アクセス権限が IDIS サブシステムに必要です。