IDIJLIB DD ステートメントの指定

オプションの IDIJLIB DD ステートメントを Java 用の IDIS サブシステム JCL に以下のように含めることができます。

//IDIJLIB  DD   PATH='path'
IDIJLIB JCL ステートメントで、HFS 実行可能ファイルのターゲット・ディレクトリーを指定します。IDIS サブシステムは、この実行の一環としてこのディレクトリーに少数のプログラム・ファイルを書き込むため、IDIS サブシステムは、指定されたディレクトリー内のファイルの読み取り権限、書き込み権限、および実行権限を持っている必要があります。さらに、診断情報も、このパスに書き込まれる場合があります。パス名は大/小文字が区別され、パスが存在する必要があります。可能な指定例として、PATH='/u/user-id/idij' があります。ここで、user-idIDIS サブシステムを実行するユーザー ID です。
注: 指定されている場合、IDIJLIB パスは移行された密結合の関連ダンプ・データ・セットの削除にも使用されます。詳しくは、移行された密結合の関連ダンプ・データ・セットを削除するための IDIS サブシステム要件を参照してください。

IDIJLIB が提供されない場合、IDIS サブシステムのユーザー ID のデフォルト・パスが使用されます。このケースでは、IDIS サブシステムのユーザー ID に有効なデフォルト・パスが存在しない場合、メッセージ IDI0155W が発行されます。

シスプレックス内のイメージごとに Fault Analyzer は、&SYSCLONE 名を使用して IDIJLIB パスのサブディレクトリーを作成します。これにより、各イメージが個別のディレクトリーに書き込むようになります。