メモリー内編集

このタイプの編集では、File Manager は、まず使用可能な TSO 領域サイズを検査して、その領域が十分に大きい場合、データの最初の画面を表示する前にデータ・セット全体をメモリーに読み取ります。これは、ロード中はかなりの遅延の原因になる可能性がありますが、それ以降の操作はより高速になります。大容量の TSO 領域を使用するのと同じように、File Manager の編集機能領域を大きくすると、他のアドレス・スペースにかなりの影響が出たり、過度のページングの原因になったりすることもあります。

File Manager がこの編集技法を使用する場合は、エディター・パネル・タイトル行の左上に「Edit (編集)」と表示されます。

SAVE、FILE、または END コマンドを入力すると、ストレージに保持されているレコードによってデータ・セットは完全に再書き込みされます。

File Manager は、以下の場合にメモリー内編集を使用します。
  • 「Inplace edit (インプレース編集)」を選択していない 場合、および
  • データ・セットが QSAM データ・セット (PDS または PDSE のメンバー) または VSAM REUSE データ・セットである場合、および
  • 開始点またはレコード制限を指定していない場合、および
  • データ・セット全体が小さく、使用可能な TSO 領域内に収まる場合