接頭部域の管理

接頭部域には、編集中のデータ・セットにおける各行のレコード番号を表す行番号が表示されます。

接頭部域は、接頭部コマンドの入力域としても機能します。接頭部コマンドは、しかるべきレコードの行番号を上書きする方法で入力します。

接頭部コマンドを使用して、以下のことができます。
  • 行の挿入または削除
  • 行の繰り返し (コピー)
  • 行の移動
  • データのシフト
  • 編集しているデータの制限
接頭部域は、以下の用途にも使用されます。
  • 関連 ID 基準を使用してセグメント化レコードを処理する場合に、識別されないセグメントを強調表示する。
  • 可変長配列を処理する場合に、長さが無効であるために選択されないレコードを識別する。
  • エディター・セッションでレコードが選択されない理由を示す。

関連トピック

エディター・セッションで、現在の環境で有効な接頭部コマンドを 確認するには、(リストされた任意の行の) 接頭部域に「?」を入力します。File Manager によって、? 接頭部コマンドを使用した有効な接頭部コマンドの表示 に示されているような入力可能な行コマンドのリストが表示されます。
1. ? 接頭部コマンドを使用した有効な接頭部コマンドの表示
  Process   Options   Utilities   Help
                  File Manager Available Edit Prefix Commands
                                                                    More:     +

 You can enter the following commands in the prefix area of the data display:

 A     identifies the record after which data is to be moved or copied.

 B     identifies the record before which data is to be moved or copied.

 BND   place a bounds record here to show current editor bounds.

 C     copy one record.
 Cn    copy n records.
 CC    copy block of records. Mark start and end of block.

 COLS  Use COLS to display the columns line.  For example:

          000300
          cols   ----+----10---+----2----+----3----+----4----+----5---    etc.
          000500

 Command ===>                                                                  
  F1=Help      F2=Split     F3=Exit      F4=CRetriev  F7=Backward  F8=Forward
  F9=Swap     F10=Actions  F12=Cancel

エディター・セッションでは、接頭部域をデータの隣に表示するかどうかを選択できます。

エディター・セッションでの接頭部域のデフォルト位置および表示状態を指定するには、関係のある「Editor Options (エディター・オプション)」パネルで以下のエディター・オプションを設定します。
  • Display prefix area (接頭部域を表示する)
  • Display prefix area on the right (接頭部域を右に表示する)
  • Prefix area width (A,6,7,8,9) (接頭部域の幅 (A,6,7,8,9))
現行エディター・セッションでの接頭部域のデフォルト位置および表示状態を指定するには、PREFIX 基本コマンドを使用します。例:
  • 接頭部域を右側に表示するには、PREFIX RIGHT と入力します。
  • 接頭部域を 8 桁のフィールドとして表示するには、PREFIX 8 と入力します。
  • レコード番号を表示するために幅が自動的に調整される (6 桁から 9 桁の幅) 接頭部域を表示するには、PREFIX A と入力します。
  • 接頭部域の表示を除去するには、PREFIX OFF と入力します。

大部分の接頭部コマンドは、単一の行または連続する行のブロックのいずれでも使用できます。

  • 単一行で操作を行う場合は、適切な接頭部コマンドを入力します。
  • 連続行ブロックで操作を行う場合は、前後に何行か空けて接頭部コマンドを入力するか、あるいはブロックの開始行と終了行に、適切なブロック接頭部コマンドを入力します。

一般的に、接頭部コマンドを入力するには、行番号の最初の 1 文字または 2 文字を上書きするだけで済みます。ただし、場合によっては、単一文字の入力だけではあいまいになる可能性があります。以下の例では、意図された接頭部コマンドが行 31700 を繰り返すための「R」であるのか、行を 3 回繰り返すための「R3」であるのかがあいまいです。

031600
R31700
031800

このような場合には、エディターは、接頭部コマンドの後に数値を入力していないものとみなします。行を 3 回繰り返したい場合には、次のいずれかの方法で行います。

  • 「R3」の後に 1 つ以上のブランクを入力する。
    R3 700
  • R3」を入力してから、Erase EOF キーを押して行コマンド・フィールドの残りを消去するか、Erase EOF キーを押してから「R3」を入力します。
  • 「R」の後、数値の前に 1 つ以上のブランクを入力して、入力した数値が上書きする文字と異なるようにします。
    R 3700
  • 「R」の前に数値を入力して、入力されたときの数値が上書きされている文字とは必ず異なるようにします。
    3R1700

接頭部域の未処理コマンドをクリアするには、RESET PREFIX コマンドを使用してください。RESETプライマリコマンドを参照してください。

接頭部コマンドは、非表示になっているか、またはシャドー行によって表された、 非選択または抑制レコードには影響を与えません。例えば、MM 接頭部コマンドを使用して移動するレコードのブロックにマークを付けると、表示対象になっていないか、あるいはシャドー行によって表現されている非選択レコードまたは抑制レコードはこの移動により作用されず、元の位置の後ろに残っています。接頭部コマンド(SHOW EX OFF および SHADOW EX OFF によって) 非表示になっている除外レコードにも影響します

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