File Manager における関連 ID 基準を使用したセグメント化データの処理方法

ID 基準
ID 基準には、現行のセグメントに関して物理レコードで初期に発生した他のセグメント・タイプのフィールドに対する 1 つ以上の参照を指定する機能があります。

セグメント・タイプは現行のセグメント位置からさかのぼって検査されるため、現行セグメントより前にある最初の一致セグメント・タイプ (特定の関連 ID 参照用) が比較に使用されるものとなります。テンプレート・オプションによって論理和演算が要求されない限り、ID 基準および関連 ID 基準は、互いに論理積演算されます。

選択基準
セグメント選択基準は、レコード全体の選択に影響します。レコード内の 1 セグメントが選択基準を満たさない場合は、そのレコード全体が選択不可とみなされ、以降の処理でどのフォームにも表示されません (あるいは使用できません)。
テンプレート・レイアウトの選択および選択解除
テンプレートのセグメント・タイプを選択解除すると、選択基準の処理に影響します。編集または表示の際、テンプレート内で選択解除されたセグメントは (この設定を優先する場合)、現行のグループ化の設定 (SHOW 設定) に関係なく、常に非選択のシャドー行にグループ化されます。シャドー行は、SHADOW 基本コマンドの現行設定に従って非表示または表示されます。
識別不可のセグメント
明示的な ID 基準、または暗黙的な長さの突き合わせ基準 (特定の ID 基準を持たないセグメント用) で識別できないセグメントも、非選択セグメントのマークが付けられます。ただし、編集または表示時には、これらのセグメントは引き続き現行のグループ化設定に従って動作します。編集または表示であり、複数行形式 (TABL、CHAR、HEX、または LHEX) の場合に、これらのセグメントのグループ化が解除されると、これらのセグメントが識別できなかったことを示す「=ID」が接頭部域に表示されます。SNGL 形式 (接頭部域のない形式) では、メッセージが発行されます。
編集時および表示時の識別および選択の現行性
エディター・セッションで、ID 基準および選択基準がレコードおよびセグメントに適用されるのは、メモリー内にデータをロードするときだけです (選択基準が指定されており、これがメモリー内編集または表示であると仮定した場合)。レコードおよびセグメントがエディター・セッションで常に再評価されるわけではありません。編集の場合、これは、セグメント・タイプに影響する可能性がある、あるいはレコードまたはセグメントを選択不可にすると思われるセグメントへのデータ変更は、現行の編集セッションでは作動しないことを意味します。このタイプのデータ変更を反映するには、これを保管してから再度編集セッションに入るようにしてください。