クリップボードへのデータのコピー (CUT)
CUT 基本コマンドを使用して、現在の編集セッションから 1 つ以上のレコードをクリップボードへ移動またはコピーして、後で PASTE コマンドにより取り出せるようにします。
- 接頭部コマンド C または CC を使用して、レコードをコピーする。
- 接頭部コマンド M または MM を使用して、レコードを移動 (コピーした後で削除) する。
- 行ラベルの範囲で、レコードをコピーする。例:
CUT .ZF .ZL
範囲を指定しない場合は、すべての編集セッション・データがクリップボードへコピーされます。
X または NX オペランドを使用して、範囲内の除外データまたは非除外データのみをクリップボードへコピーできます。デフォルトでは、除外データと非除外データの両方がコピーされます。
抑制セットおよび非選択セットはクリップボードへコピーされません。そのようなセットによって参照されるデータを含めるには、最初に適切な SHOW コマンドを発行して、それらのセットを顕在化させます。
クリップボードの内容を置き換えるには、REPLACE オペランドを使用します。これは、デフォルトです。
クリップボードの既存の内容へ追加するには、APPEND オペランドを使用します。
除外レコードまたは非除外レコードのみをクリップボードへコピーするには、X または NX オペランドを使用します。
コマンドでクリップボード名を指定しないと、File Manager はデータをクリップボード DEFAULT へ保管します。
ISPF での実行時には、File Manager によって作成されたクリップボードは ISPF によるアクセスが可能です。同様に、File Manager の実行時には、ISPF での実行時に作成されたクリップボードは File Manager によるアクセスが可能です。
既存のクリップボードを表示または編集するには、コマンド CUT DISPLAY を発行して、「Clipboard Manager (クリップボード・マネージャー)」パネルを表示します。このパネルは、現在のすべてのクリップボードをリストします。