レコードの挿入

表示形式が CHAR、HEX、LHEX、または TABL 形式に設定されている場合は、データ・セットに新しいレコードを挿入できます。表示形式が SNGL の場合は、新しいレコードを挿入できません。

データ・セットに新しいレコードを挿入するには、以下のようにします。

  1. カーソルを、新しいレコードを挿入したいレコードの接頭部域に置きます。
  2. I または In 接頭部コマンドを入力します。ここで、n は挿入するレコードの数を表します。
  3. [Enter] を押します。セグメント化テンプレートを使用している場合は、新しいセグメントのレイアウトを選択するためのレイアウトのリストを持つポップアップ・パネルが表示されます。新しいレコードがカーソル位置に挿入されます。各レコードは、以下のように初期設定されます。
    • 表示形式が CHAR、HEX、または LHEX であると、レコード全体がブランクに初期設定されます。
    • 表示形式が TABL であると、レコードは現行レコード・タイプのレコード構造に従って次のように初期設定されます。
      • 数値フィールドはゼロに初期化されます。
      • 英数字フィールドはブランクに初期化されます。
      • レコード・タイプに可変長配列が入っている場合は、レコードは配列エレメントの最小数で初期設定され、配列サイズ・フィールド (多次元配列のフィールド) はそれに応じて初期設定されます。
      • 日付値を含むように定義されたフィールドは、現在日付で初期化されます。
      • 時刻値を含むように定義されたフィールドは、現在時刻で初期化されます。
注: 挿入されたレコードは、SAVE、FILE、END、または EXIT コマンドが発行されるまではファイルに保管されません。
注: セグメント化テンプレートの使用時に新しいレコードを挿入するには、IR コマンドを使用します。「データの先頭」行で IR コマンドを入力した場合、レコードはデータ・セットの最初のレコードとして挿入されます。それ以外の場合、レコードはコマンドが発行されたセグメントを含むレコードの末尾に挿入されます。