レコードの移動

データ・セット内でレコードを上下に移動することにより、レコードの表示を再配置できます。KSDS 以外のレコード・タイプの場合は、データ・セットを保管するときに、そのレコードの新しい順序が保管されます。KSDS では、編集中にレコードを移動すると、レコードの表示位置は変わりますが、保管データ・セットには影響はありません。このため、以下に示す移動接頭部コマンドは、KSDS には使用できません。KSDS 内でレコードの順序を変更する場合は、キー値を変更する必要があります。

データ・セット内でレコードを移動するには、以下のようにします。

  1. カーソルを、移動したい最初のレコードの接頭部域に置きます。
  2. M または Mn 接頭部コマンド (n は移動するレコードの数を表す) を入力するか、移動するレコードのブロックの最初に MM を入力し、そのブロックの最後のレコードの接頭部域に MM を入力します。
  3. [Enter] を押します。接頭部コマンドが強調表示されて、メッセージ「接頭部コマンド保留」が画面の右上隅に表示されます。
  4. 移動したレコードを配置したいレコードの接頭部域にカーソルを移動します。
  5. 以下のいずれかの接頭部コマンドを入力します。
    A
    このコマンドは、移動されたレコードを、カーソル位置の後ろに挿入します。
    B
    このコマンドは、移動されたレコードを、カーソル位置の前に挿入します。
  6. [Enter] を押します。レコードが以前の位置から除去され、新しい位置に挿入されます。
注: M、Mn、または MM 接頭部コマンドでレコードを移動する場合は、そのデータを他のレコードの後または前に移動する代わりに、移動するレコードを、編集中のデータ・セットの既存のレコードにオーバーレイする ことを選択できます。詳しくは、既存のレコードのデータのオーバーレイを参照してください。