レコードの除外
FIND、CHANGE、および DELETE コマンドが作用するレコードは、最初に一部のレコードを表示対象から除外してから、それらのコマンドが非除外レコードにしか、あるいは除外レコードにしか作用しないように制限することによって制限できます。
個々のレコードを随時に除外するには、以下のいずれかの方法を選択します。
- 除外するレコードの接頭部コマンド域に
X
を入力します。 - 除外する n 個のレコードの最初のレコードの接頭部コマンド域に
Xn
を入力します。 - 除外するレコード・ブロックの最初のレコードの接頭部コマンド域に
XX
を入力し、そのブロックに含まれる最後のレコードにXX
を入力します。
共通の要因に基づいて複数のレコードを除外するには、以下のようにします。
- コマンド行で、関連パラメーターを指定した EXCLUDE を入力します (EXCLUDE/XX 基本コマンドを参照してください)。例えば、次のコマンドは、3 桁目に「h」または「H」が含まれているすべてのレコードを除外します。
EXCLUDE ALL H 3
EXCLUDE コマンドは追加方式であり、次の各 EXCLUDE コマンドは既に除外済みのレコード数を増加させます。
除外したレコードを「除外解除」(再表示) するには、以下のいずれかの方法を選択します。
- 除外した単一レコードを除外解除するには、除外した行の接頭部コマンド域に
F
またはL
を入力します。 - 除外したレコード・ブロックの最初の n レコードを除外解除するには、除外した行の接頭部コマンド域に
Fn
を入力します。 - 除外したレコード・ブロックの最後の n レコードを除外解除するには、除外した行の接頭部コマンド域に
Ln
を入力します。 - 除外したすべてのレコードを除外解除するには、コマンド行に
RESET EXCLUDED
を入力します (RESETプライマリコマンドを参照してください)。
レコードを除外した後で、FIND、CHANGE、および DELETE コマンドの影響を、除外されたレコードのみに制限するか、または除外されていないレコードのみに制限することができます。これは、基本コマンドと一緒に以下のいずれかのオプション・パラメーターを指定することにより行います。
- X または EX
- 除外レコードのみを検索します。
- NX
- 非除外レコードのみを検索します。
例えば、次のコマンドは、すべての非除外レコード中のストリング「no」、 「NO」、または「nO」 のすべてのオカレンスを「No」に変更します。
CHANGE NO C'No' ALL NX
注:
- 基本コマンドでいずれのパラメーターも使用しない場合、除外レコードと非除外レコードの両方が影響を受けます。
- 除外レコードが基本コマンドにより影響を受ける場合に、EX パラメーターを使用するか、または EXCLUDE パラメーターを指定しないことにより、そのレコードは非除外レコードになります。