テンプレートを使用しない場合のデータの作成
テンプレートを使用せずに新規または既存のデータ・セットにデータを作成するには、以下のようにします。
- 「Primary Option Menu (基本オプション・メニュー)」パネルからオプション「3.Utilities (1. ユーティリティー)」を選択してから、オプション「3.Create (作成)」を選択します。
「Data Create Utility (データ作成ユーティリティー)」パネルが表示されます。
- 以下のいずれかを実行します。
- 既存のデータ・セットの名前を指定します。PDS(E) データ・セットの場合は、新規または既存のメンバーも指定します。
「Disposition (後処理)」処理オプションの設定方法によって、新しいレコードによって既存のデータ・セットまたはメンバーのレコードが置換されるか、新しいレコードが追加されます。
- 新しいデータ・セットの名前を指定します。PDS(E) データ・セットの場合は、新規のメンバー名も指定します。
Enter キーを押してこのパネルを処理するときに、新しいデータ・セットを割り振り、定義するように求められます。
- 既存のデータ・セットの名前を指定します。PDS(E) データ・セットの場合は、新規または既存のメンバーも指定します。
- 可変長レコードでデータを作成していて、新しいレコードの長さを最大レコード・サイズより小さくしたい場合は、「Record length (レコード長)」フィールドに値を入力します。それ以外の場合には、このフィールドは空のままにします。(固定長レコードおよび不定長レコードの場合、このフィールドは無視されます。)
- 作成したいレコードの数を、「Records (レコード数)」フィールドに入力します。注: 空のデータ・セットを作成するには、レコード数に 0 を指定します。
- データをレコード・レベルで初期設定するには、「Fillchar (埋め込み文字)」フィールドに値を入力します。
- レコードの一部として順序付けされたキーを含めるには、「Sequence field position (シーケンス・フィールド位置)」、「Sequence field length (シーケンス・フィールド長)」、および「Sequence field increment (シーケンス・フィールド増分)」の値を指定します。
- 新規データ・セットの名前を指定していて、モデルとして別のデータ・セットを使用したい場合は、「Like data set (類似データ・セット)」フィールドにモデル・データ・セットの名前を指定します。
- 「Disposition (後処理)」処理オプションを選択します。
- 1.Old/Reuse (旧/再使用)
- 既存のデータ・セットの先頭から新しいデータを初期設定して既存のレコードを置換する場合に、このオプションを選択します。注: VSAM データ・セットが NOREUSE に設定されている場合は、このオプションを選択すると、パネルが処理されるときにエラーが発生します。
- 2.Mod
- データ・セット内の既存のレコードに新しいデータを追加する場合に、このオプションを選択します。注: PDS または PDSE メンバー、あるいはパック順次データ・セットにレコードを追加することはできません。また、パック・レコードを非パック順次データ・セットに追加することもできません。これらのレコードを置換するには、「Old/Reuse (旧/再使用)」オプションを使用する必要があります。
- 「Copybook or Template (コピーブックまたはテンプレート)」処理オプションで、「3.None (なし)」を選択します。
コピーブックまたはテンプレートの「Data set name (データ・セット名)」フィールドおよび「Member (メンバー)」フィールドの内容は無視されます。
- 1 つ以上の基準に基づいて PDS(E) メンバーの範囲を選択する場合は、「Advanced member selection (拡張メンバー選択)」オプションを選択して、「Advanced Member Selection (拡張メンバー選択)」パネルを表示します。
PDS(E) メンバーの範囲の選択について詳しくは、PDS(E) メンバーの範囲の選択を参照してください。
- この機能をバッチで実行するために必要な JCL を生成したい場合は、「Batch execution (バッチ実行)」オプションを選択します。生成された JCL は、パネルの処理時に編集セッションで表示されます。
- 作成アクションとともにユーザー I/O 出口を実行したい場合は、「Use I/O exit (I/O 出口を使用)」オプションを選択し、続いて横のフィールドに出口名を指定します。
このオプションは、オプション USEIOX=ENABLE を指定して <Test> がインストールされており、「Set System Processing Options (システム処理オプションの設定)」パネルの「Exit enabled (出口使用可能)」フィールドが「YES」に設定されているときにのみ使用可能です。これらのオプションのいずれかにデフォルトが指定された場合は、「Use I/O exit (I/O 出口を使用)」の右側のフィールドにそれが表示されます。
- 新規レコードを ISPF PACK 形式で作成したい場合は、「ISPF Packing (ISPF パッキング)」フィールドでオプション「2 Pack (パック)」を選択します。注: このオプションは、PDS または PDSE メンバーにのみ適用されます。「Use I/O exit (I/O 出口を使用)」を選択した場合、「Pack (パック)」を指定することはできません。
- [Enter] を押します。
既存のデータ・セットを指定して、処理が正常に終了すると、ファイルに書き込まれたレコードの数を示すメッセージが表示されます。
新しいデータ・セット名を指定した場合、そのデータ・セットを割り振るように求められます。データ・セットが正常に割り振られると、「Data Create (データ作成)」パネルが再度表示されてファイルに書き込まれたレコードの数が示されます。
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