DELETE 制御ステートメント
DELETE 制御ステートメントは、削除する障害項目を選択するための修飾子を指定します。
説明: DELETE(ALL)
DELETE(ALL) 制御ステートメントは、以前の FILES 制御ステートメントで無条件に指定されたヒストリー・ファイル内のすべての障害項目を削除するために使用します。障害項目はどのロック・フラグ設定とも関係なく削除され、ユーザー出口は呼び出されません。
関連するすべてのダンプ・データ・セット (RFR または XDUMP など) も削除されていることを確認するために、ヒストリー・ファイル自体を削除する前に、ヒストリー・ファイルに対して IDIUTIL を、DELETE(ALL) を指定して実行します。これが実行されないと、ヒストリー・ファイルが削除された場合でも、オーファンのダンプ・データ・セットが割り振られたままになる可能性があります。
説明: DELETE(ALL) 以外
DELETE(ALL) を除き、IDIUTIL DELETE 関数は PDS ヒストリー・ファイルに対してのみ使用してください。PDSE ヒストリー・ファイルは、自動スペース管理を使用する必要があります。自動スペース管理については、AUTO で管理される PDSE ヒストリー・ファイルを参照してください。
UTILIZATION 修飾子は、項目の削除に使用できます。古い項目から削除を開始し、指定したパーセントの使用率に達するまで実行されます。この修飾子は、PDSE ヒストリー・ファイルにのみ使用可能です。UTILIZATION を使用する場合、DELETE ステートメントの唯一の演算子である必要があり、& または | 演算子を追加して修飾することはできません。他の DELETE ステートメントの前に指定されるか、後に続く場合があります。
残りの修飾子は、上記の LISTHF 修飾子と同じ規則に従っています。
IDIUTIL 削除ユーザー出口を DELETE 制御ステートメントとともに使用すれば、削除するヒストリー・ファイル項目をさらに選択できます。IDIUTIL 削除ユーザー出口 を参照してください。
DELETE 制御ステートメントの使用例を例 3.日付によるヒストリー・ファイル項目の削除 と例 4.使用率によるヒストリー・ファイル項目の削除 に示します。