IDIUTIL ListHFDUP ユーザー出口

この出口は、LISTHFDUP 制御ステートメントを使用して IDIUTIL バッチ・ユーティリティーを実行し、ヒストリー・ファイルの管理で異常終了インスタンスのリストを制御できます (詳しくは、LISTHFDUP 制御ステートメントを参照してください)。この制御は、データ域フィールド UTL.PERFORM_ACTION を「Y」(項目をリストする場合) または「N」(項目をリストしない場合) に設定することによって行われます。フィールド UTL.PERFORM_ACTION は、出口を呼び出す前に「Y」に設定されます。さらに、UTL.DUP_TYPE が提供され、現在の異常終了インスタンス・タイプの重複に関する情報が提供されます。UTL データ域の詳細については、UTL - IDIUTIL バッチ・ユーティリティー・ユーザー出口パラメーター・リストを参照してください。

ユーザー出口が呼び出される対象の異常終了インスタンスは、指定された LISTHFDUP 制御ステートメント基準に一致する異常終了インスタンスです。

LISTHFDUP 制御ステートメントを使用して IDIUTIL バッチ・ユーティリティーが実行されるとき、この出口はヒストリー・ファイル内の異常終了インスタンスごとに 1 回呼び出されます。

パラメーターがどのように出口に渡されるかは、出口タイプ (REXX またはロード・モジュール) によって異なります。

Fault Analyzer は、IDIUTIL ListHFDup ユーザー出口を呼び出す前に、特定の異常終了インスタンスおよび有効な処理オプションの現行値を使用してパラメーター・リストを初期化します。

以下は、REXX で書かれた IDIUTIL ListHFDUP ユーザー出口の例です。

/* REXX */
if ENV.VERSION <> 5 then
say 'Note: ENV data area version change - field usage review required!'
if UTL.VERSION <> 2 then
say 'Note: UTL data area version change - field usage review required!'
if UTL.DUP_TYPE = 'F'      /* If it is a CICSFast duplicate */
  UTL.PERFORM_ACTION = 'Y' /* list current entry */
else
  UTL.PERFORM_ACTION = 'N' /* otherwise don't */

//IDIEXEC DD DISP=SHR,DSN=X.Y.Z

Exits(LISTHFDUP(REXX(ABC)))