ENV - 共通出口環境情報
オフセット | タイプ | アクセス | 長さ | 名前と説明 | 注 | |
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10 進 | 16 進 | |||||
0 | (0) | CHAR | R/O | 4 | VERSION パラメーター・リストのバージョン (現在は 0005)。 変更の要約:
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4 | (4) | CHAR | R/O | 1 | EXIT_CALL_TYPE 以下のいずれかとして呼び出される出口のタイプを示すユーザー出口呼び出しタイプ。
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5 | (5) | CHAR | R/O | 8 | FAULT_ID 障害 ID。 End Processing ユーザー出口と通知ユーザー出口の場合に、障害が重複障害である (NFY.NFYTYPE='N' または 'F') と、このフィールドは重複障害 ID を含みます。 通知ユーザー出口の場合に、障害が重複障害でない (NFY.NFYTYPE='C' または 'R') と、このフィールドは割り当てられた障害 ID を含みます。 他のすべての出口では、このフィールドは初期設定されません。 |
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13 | (D) | CHAR | R/O | 10 | ABEND_DATE フォーマット YYYY/MM/DD での、異常終了の日付。 |
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23 | (17) | CHAR | R/O | 8 | ABEND_TIME HH:MM:SS 形式の異常終了時刻 (24 時間クロック値)。 |
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31 | (1F) | CHAR | R/O | 1 | REALTIME リアルタイム実行 (Y/N)。 |
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32 | (20) | CHAR | R/O | 8 | SYSTEM_NAME システム名。
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40 | (28) | CHAR | R/O | 8 | JOB_NAME ジョブ/開始済みタスク名。 |
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48 | (30) | CHAR | R/O | 8 | EXEC_PGM_NAME EXEC プログラム名。 |
注 2 を参照 |
56 | (38) | CHAR | R/O | 8 | USER_ID ユーザー ID。 |
注 2 を参照 |
64 | (40) | CHAR | R/O | 4 | (予約済み) | |
68 | (44) | CHAR | R/O | 8 | ABEND_MODULE_NAME 異常終了モジュール名。この値は、異常終了 (複数の異常終了の場合は最初の異常終了) が発生したモジュールの名前を識別するものです。 |
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76 | (4C) | CHAR | R/O | 4 | CICS_TRANSACTION_ID CICS® トランザクション ID。 |
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80 | (50) | CHAR | R/O | 5 | CICS_TASK_NUMBER CICS® タスク番号。 |
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85 | (55) | CHAR | R/O | 1 | JOB_TYPE 以下のいずれかとして分析されるジョブのタイプ。
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86 | (56) | CHAR | R/O | 1 | JOB_CLASS ジョブ実行クラス。 |
注 2 を参照 |
87 | (57) | CHAR | R/O | 3 | ACCOUNTING_FIELDS JCT ACTJNFLD からの、ジョブ・アカウンティング・フィールドの数 (nnn)。 |
注 2 を参照 |
90 | (5A) | CHAR | R/O | 144 | ACCOUNTING_INFO JCT ACTACCNT からの、ジョブ・アカウンティング情報。 このフィールドは、ジョブ・アカウンティング用であり、1 バイトの長さのフィールドに、(ENV.ACCOUNTING_FIELDS フィールドが示す数値分の繰り返される) フィールド内容が続きます。 ステップ・アカウンティングの場合、このフィールドにはステップごとに以下の項目が (順番に) 含まれます。
(2 進数の長さフィールドのような) 非印字文字はすべて、ピリオドで表されます。 |
注 2 を参照 |
234 | (EA) | CHAR | R/W | 4 | USER_1 ユーザー・フィールド 1。あるユーザー出口から別のユーザー出口に情報を渡すためにこのフィールドを使用できます。Fault Analyzer はユーザー出口への呼び出しと呼び出しの間にこのフィールドを再初期化しません。また、大文字変換は行われません。このフィールドのヌル文字 (X'00') による切り捨ては許可されていません。 |
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238 | (EE) | CHAR | R/W | 4 | USER_2 ユーザー・フィールド 2。USER_1 と同じです。 |
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242 | (F2) | CHAR | R/O | 1 | (予約済み) | |
243 | (F3) | CHAR | R/W | 1 | LOOPPROTECTION_OPT LoopProtection オプション (Y/N)。
このオプションについて詳しくは、LoopProtectionを参照してください。 このオプションは、ユーザー出口で変更できます。 |
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244 | (F4) | CHAR | R/O | 4 | (予約済み) | |
248 | (F8) | ADDRESS | R/O | 4 | WRITE_ROUTINE_EP ルーチン・エントリー・ポイント・アドレスの書き込み。 |
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252 | (FC) | CHAR | R/O | 4 | (予約済み。常に X ' 00000000 'が含まれます) | |
256 | (100) | CHAR | R/O | 1 | INVOCATION_EXIT Fault Analyzer をリアルタイム異常終了分析用に暗黙的に呼び出したり、IDISNAP で明示的に呼び出したりするために使用される呼び出し出口のタイプ。
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257 | (101) | CHAR | R/O | 8 | STEP_NAME ジョブ/開始済みタスク・ステップ名。 |
注 2 を参照 |
265 | (109) | CHAR | R/O | 8 | JOB_ID JES ジョブ ID。 |
注 2 を参照 |
273 | (111) | CHAR | R/O | 8 | IMS_PROGRAM_NAME IMS™ プログラム名。この名前は、当該環境において DFSPRPX0 モジュールがロードされている場合に使用できます。 |
注 2 を参照 |
281 | (119) | CHAR | R/W | 8 | USER_NAME ユーザー名フィールド。 |
注 5 を参照 |
289 | (121) | CHAR | R/W | 40 | USER_TITLE ユーザー・タイトル・フィールド。 |
注 5 を参照 |
329 | (149) | CHAR | R/O | 8 | APPLID アプリケーション ID。CICS® トランザクション障害 (ENV.JOB_TYPE = C) であり、さらに ENV.VERSION が 1 より大きい場合にのみ適用されます。この場合、関連する CICS® APPLID が含まれます。 |
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337 | (151) | CHAR | R/O | 4 | TERMID CICS® 端末 ID。 |
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341 | (155) | CHAR | R/O | 8 | NETNAME CICS® 端末ネット名。 |
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349 | (15D) | CHAR | R/O | 8 | TCB_ADDRESS 分析された TCB アドレス。 注: CICS® トランザクションの異常終了用の TCB アドレスは、QR TCB を指しています。QR TCB では、異常終了しているトランザクションを実行しなくなります。 |
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357 | (165) | CHAR | R/O | 8 | CSA_ADDRESS CICS® CSA アドレス。 このフィールドは、CICS® トランザクションの異常終了または CICS® システム・ダンプ分析においてのみ使用可能です。 |
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365 | (16D) | CHAR | R/O | 8 | TCA_ADDRESS CICS® TCA アドレス。 このフィールドは、CICS® トランザクションの異常終了の分析においてのみ使用可能です。 |
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373 | (175) | CHAR | R/W | 44 | IDIHIST
障害ヒストリー・ファイル名。 このフィールドは、IDIUTIL バッチ・ユーティリティー・ユーザー出口には使用されません。それ以外のユーザー出口の場合、このフィールドは Fault Analyzer により初期化され、IDIHIST DDname で指定されるヒストリー・ファイル名になります (この名前は事前割り振りされているか、または DataSets オプションを介して指定します)。 リアルタイム処理のとき、分析制御ユーザー出口または End Processing ユーザー出口は、このデータ・セット名を別のヒストリー・ファイルのデータ・セット名に変更することもでき、それ以後、そのデータ・セット名が代わりに使用されます。それ以外のすべてのユーザー出口タイプまたは処理モードの場合、このフィールドは読み取り専用です。 重複障害 (NFY.NFYTYPE='N' または 'F') の場合に呼び出される通知ユーザー出口に関しては、この名前は、ENV.FAULT_ID で識別される重複障害が検出されたヒストリー・ファイルの名前です。 |
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417 | (1A1) | CHAR | R/O | 6 | ABEND_CODE 初期の (または唯一の) 異常終了コード:
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423 | (1A7) | CHAR | R/O | 6 | CPU_HSECONDS 分析レポート生成の終了時までに Fault Analyzer によって使用された合計 CPU 時間 (1/100 秒単位)。 注: このフィールドは IDIUTIL バッチ・ユーティリティー・ユーザー出口でのみ使用可能です。また、PARM='UPDINDEX' オプション (ヒストリー・ファイル $$INDEX データのキャッシュ を参照) を使用して、IDIS サブシステムによって管理される PDSE ヒストリー・ファイルの場合にのみ、データが提供されます。 |
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429 | (1AD) | CHAR | R/O | 9 | CICS_VRM CICS® リリース・レベル (VnnRnnMnn フォーマット) |
注 3 を参照 |
438 | (1B6) | CHAR | R/O | 9 | DB2_VRM DB2® リリース・レベル (VnnRnnMnn フォーマット) |
注 3 を参照 |
447 | (1BF) | CHAR | R/O | 9 | IMS_VRM IMS™ リリース・レベル (VnnRnnMnn フォーマット) |
注 3 を参照 |
456 | (1C8) | CHAR | R/O | 9 | ZOS_VRM z/OS® リリース・レベル (VnnRnnMnn フォーマット) |
注 3 を参照 |
465 | (1D1) | CHAR | R/W | 2 | LOCK_FLAG 障害項目ロック・フラグこのフラグの目的は、現行障害項目が誤って削除されることを防ぐメカニズムを提供することです。障害項目有効期限制御の指定など、このフラグについて詳しくは、障害項目情報の表示を参照してください。 このフィールドへの変更内容がヒストリー・ファイル障害項目に反映されるのは、リアルタイム分析の処理時に分析制御ユーザー出口が呼び出される場合か、MVS ダンプ・データ・セットの対話式再分析から新規障害項目が作成される場合のみです。 デフォルトでは、ロック・フラグはブランクに設定され、障害項目の削除は妨げられません。 このフィールドには、次のように印刷可能文字を指定できます。
ロック・フラグの最終値は、IDIXLOCK ロック・フラグ制御出口によって行われた変更に応じて変化します。障害項目ロック・フラグ値の制御 を参照してください。 |
注 5 を参照 |
467 | (1D3) | CHAR | R/O | 5 | DUPLICATE_COUNT 合計重複数 (現在の障害は含まれない)。 この合計は、同じヒストリー・ファイル内に記録されている重複障害のすべてのインスタンスを、NoDup(Normal(…)) が有効であった期間にわたって集計することで決定されます。検出されて記録された障害のうち、重複基準が現在の障害と適合するものはいずれも、1 つのインスタンスとして計上されます。また、障害に対して重複が記録された場合は、その障害の重複カウントも追加されます。 |
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472 | (1D8) | CHAR | R/O | 8 | POF_MODULE_NAME 障害点モジュール名。 |
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480 | (1E0) | CHAR | R/O | 10 | POF_MODULE_LKED_DATE 障害点モジュールのリンク・エディット日付 (YYYY/MM/DD 形式)。 |
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490 | (1EA) | CHAR | R/O | 8 | POF_MODULE_LKED_TIME 障害点モジュールのリンク・エディット時刻 (HH:MM:SS 形式)。 |
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498 | (1F2) | CHAR | R/O | 8 | POF_CSECT_NAME 障害点プログラムまたは CSECT 名。プログラム名の長さが 8 文字を超える場合、このフィールドには最初の 8 文字のみが格納されます。この場合は、代わりに POF_LONG_PGM_NAME フィールドを使用します。 |
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506 | (1FA) | CHAR | R/O | 10 | POF_CSECT_OFFSET 障害点エントリー・ポイント、プログラム/CSECT またはロード・モジュール・オフセット (10 進数)。 |
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516 | (204) | CHAR | R/O | 44 | POF_LOADED_FROM 障害点プログラムのロード元のデータ・セット名。 |
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560 | (230) | CHAR | R/O | 44 | EXEC_LOADED_FROM EXEC プログラムのロード元のデータ・セット名。 |
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604 | (25C) | CHAR | R/O | 10 | DUP_DATE 最新の重複障害の日付 (YYYY/MM/DD 形式)。 |
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614 | (266) | CHAR | R/O | 8 | DUP_TIME HH:MM:SS 形式による最新の重複障害時刻 (24 時間クロック値)。 |
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622 | (26E) | CHAR | R/O | 8 | GROUP_ID セキュリティー・サーバー・デフォルト・グループ ID。 |
注 2 を参照 |
630 | (276) | CHAR | R/O | 6 | INVOCATION_ABEND_CODE 最終の (または唯一の) 異常終了コード。Fault Analyzer が呼び出された際の異常終了コード。
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636 | (27C) | CHAR | R/O | 10 | MINIDUMP_PAGES ミニダンプ・ページ数 (nnnnnnnnnn)。 注: リアルタイム処理の場合、フォーマット設定ユーザー出口の実行時にストレージが参照されることでさらに生成されるミニダンプ・ページは、この値に含まれません。 |
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646 | (286) | CHAR | R/O | 8 | IDIRLOAD_DD IDIRLOAD DDname。Fault Entry List 画面 I または B 行コマンドによって開始された初期 RFR 障害項目の再分析中、STEPLIB または JOBLIB データ・セット連結が保存された場合、Fault Analyzer は STEPLIB または JOBLIB 連結をシステム生成 DDname (SYSnnnnn) に割り振って、このフィールドをその DDname で初期化します。このアクションの目的は、リアルタイム分析中に実行できなかった Binder CSECT マッピングを自動的に実行することです。 それ以外の場合、このフィールドはデフォルトで IDIRLOAD に初期化されます。 分析制御ユーザー出口は、次のいずれかのアクションを選択できます。
分析制御ユーザー出口からの戻り時に、Fault Analyzer はこのフィールドで指定された DDname に割り振られたデータ・セットを IDIRLOAD 割り振りとして使用します。詳しくは、「CSECT マッピングに IDIRLOAD DDname の使用」を参照してください。 分析制御以外のユーザー出口によってこのフィールドに加えられた変更は、無視されます。 指定された DDname は、大/小文字の区別がありません。 |
注 1 を参照 |
654 | (28E) | CHAR | R/O | 8 | ABEND_REASON_CODE ENV.ABEND_CODE に関連付けられた 16 進理由コード。 Fault Analyzer 分析の出口点 (IDIDA) にあるように後続の分析処理を実行するすべてのユーザー出口で使用できます。 |
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662 | (296) | CHAR | R/O | 8 | LOCK_USERID ENV.LOCK_FLAG フィールドを最後に変更したユーザー ID。 |
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670 | (29E) | CHAR | R/O | 10 | ORIGINAL_DATE 元の障害の日付 (フォーマット YYYY/MM/DD)。 |
注 4 を参照 |
680 | (2A8) | CHAR | R/O | 8 | ORIGINAL_TIME 元の障害の時刻 (フォーマット HH:MM:SS、24 時間クロック値)。 |
注 4 を参照 |
688 | (280) | CHAR | R/O | 1 | ASSOCIATED_DUMP_TYPE 当該障害項目に関連付けられているダンプ・データ・セットのタイプ。次のいずれかです。
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689 | (281) | CHAR | R/O | 44 | ASSOCIATED_DUMP_DSN 当該障害項目に関連付けられているダンプ・データ・セットの名前。 |
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733 | (2DD) | CHAR | R/O | 32 | POF_LONG_PGM_NAME 障害時点の長いプログラム名 (32 文字まで)。 このフィールドは、プログラム名の長さが 8 文字を超える場合にのみ初期化されます。それ以外の場合は、代わりに POF_CSECT_NAME フィールドを使用します。 |
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765 | (2FD) | CHAR | R/O | 775 | (予約済み) |
- 1
- リアルタイム処理には適用されません。
- 2
- ダンプ登録ユーザー出口では使用できません。
- 3
- 分析制御ユーザー出口の呼び出し時には使用できません。
- 4
- 障害が重複障害である場合にのみ使用できます。
- 5
- 更新は、レポートの生成前に起動された出口を使用するときのみ、リアルタイム処理中に障害項目に保存されます。