対話式再分析オプション
インストール済み環境用に指定されている汎用オプションの多くは、対話式再分析にも適用できます。使用可能なすべてのオプションと、そのオプションを指定できる様々な方法については、オプションを参照してください。
File View Services Help ────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── Interactive Reanalysis Options Line 1 Col 1 80 Command ===> ________________________________________________ Scroll ===> CSR Press PF3 to save options or PF12 to cancel. General Options: Options line for interactive reanalysis. . : GSR(O) Redisplay this panel before each reanalysis. . : N (Y/N) Display panel to alter allocated data sets . . . : N (Y/N) Prompt before opening an MVS dump data set . . . . : Y (Y/N) Always prompt to select TCB for MVS dump data set analysis. . . . . . . . . : N (Y/N) Prompt for missing side files . . . . . . . . . . : Y (Y/N) Current list of excluded programs ( Edit ): (Empty) Reanalysis Options Data Set Control: Options data set name . . : JCLLIB Options member name . . . : IDICNF00 (If PDS or PDSE) Use this data set during reanalysis. . . . . . . . : N (Y/N) Edit the options data set before reanalysis . . . . : N (Y/N) Deferred Breakpoints Repository: Data set name (PDS/E) . . : PRINT.PDS User Notes Recovery: Data set name . . . . . . : 'EXAMPLE.NOTES.RECOVERY' *** Bottom of data.
- Options line for interactive reanalysis
- 開始するすべての対話式再分析セッションに適用するオプションをここで指定できます。これらのオプションは、オプション・ファイルで指定されるどのオプションよりも優先されます (「Options data set name」を参照)。これらのオプションは、バッチ再分析ジョブで使用される PARM フィールド・オプションと同等です。
Interactive Reanalysis Options 画面の例 の Options Line には、例として GSR(O) オプションが表示されています。
- Redisplay this panel before each reanalysis
- このオプションを「Y」に設定すると、対話式再分析が要求されるたびに Interactive Reanalysis Options 画面が表示されます。
必要な変更を加えてください。次に、PF3 (現行オプションを使用して続行) または PF12 (すべての変更を取り消す) を押します。次に表示されるものは、Display panel to alter allocated data sets オプションに応じて異なります。
このオプションを「N」に設定すると、Interactive Reanalysis Options 画面は表示されません。
- Display panel to alter allocated data sets
- このオプションを「Y」に設定すると、Fault Analyzer によって生成される疑似 JCL ストリームの ISPF EDIT 画面が表示されます。
図 2. 対話式再分析疑似 JCL ストリーム EDIT の例 File Edit Confirm Menu Utilities Compilers Test Help ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── EDIT IBMUSER.SPFTEMP1.CNTL Columns 00001 00072 Command ===> ________________________________________________ Scroll ===> PAGE ****** ***************************** Top of Data ****************************** ====== Type "RESET" on the command line and press Enter to see edit ====== instructions. - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 50 Line(s) not Displayed 000051 //IDIADATA DD DISP=SHR,DSN=DA.SYSADATA 000052 //IDILCOB DD DISP=SHR,DSN=DA.LISTING.COBOL 000053 //* The following IDILCOB data set is unavailable: 000054 //* DD DISP=SHR,DSN=DA.LISTING.COBOL.OLD 000055 //IDIJAVA DD PATH='/u/temp/payroll/directory171/DEPT64directory/accoun 000056 // tingDIR1' 000057 // DD PATH='/u/temp/payroll/directory171/DEPT64directory/accoun 000058 // tingDIR2' 000059 //* The following IDIJAVA HFS path is unavailable: 000060 //* DD PATH='/u/temp/payroll/directory171/DEPT64directory/accoun 000061 //* tingDIR3' 000062 // DD PATH='/u/a+' 000063 //IDILC DD DISP=SHR,DSN=DA.LISTING.C 000064 //IDILPLI DD DISP=SHR,DSN=DA.LISTING.PLI.PROD 000065 // DD DISP=SHR,DSN=DA.LISTING.PLI.TEST ****** **************************** Bottom of Data ****************************
コマンド行に「RESET」を入力して、Enter キーを押します。表示された指示に従って変更を行います。次に、必要に応じて EXIT (PF3) コマンドまたは CANCEL (PF12) コマンドを入力し、対話式再分析を開始します。
このオプションについて詳しくは、対話式再分析に使用されるデータ・セットを参照してください。
このオプションを「N」に設定すると、疑似 JCL EDIT 画面が最初に表示されることなく、対話式再分析が開始されます。
- MVS ダンプ・データ・セットを開く前にプロンプトを表示
- 以下のような場合には、保管されたミニダンプには含まれていない保管場所へのアクセスが必要になることがあります。
- 対話式再分析中。
- 対話式レポート内から保管場所を表示した結果として。
Confirm MVS Dump Open 画面の例 に、この画面の例が表示されています。図 3. Confirm MVS Dump Open 画面の例 File Options View Services Help ┌────────────────────────── Confirm MVS Dump Open ────────────────────────────┐ │ Command ===> ____________________________________________________________ │ │ │ │ Fault Analyzer has determined the need to open an MVS DUMP data set: │ │ JKATNIC.CICS53.SOS.DUMP │ │ │ │ Permitting this might cause delays, however, if the open is not permitted, │ │ Fault Analyzer cannot access important storage information. │ │ │ │ Press Enter to confirm the data set open. │ │ │ │ Press Cancel or Exit to cancel the data set open and attempt to continue │ │ without access to missing storage locations. │ │ │ │ F1=Help F3=Exit F12=Cancel │ └─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘ F00286 CICS53 n/a MVS2 S122 2019/05/22 10:49:44 F00325 DAAMB022 n/a MVS2 S0C6 2019/04/27 11:03:48 F00111 CICS53 n/a MVS2 S08E 2019/03/22 13:12:23 F00272 CICS53 n/a MVS2 S08E 2019/03/22 13:12:23 F00328 CICS53 n/a MVS2 S08E 2019/03/22 13:12:23 F1=Help F3=Exit F4=MatchCSR F5=RptFind F6=Actions F7=Up F8=Down F10=Left F11=Right F12=MatchALL
対話式再分析セッション中、プロンプトが出されるのは 1 回のみです。CANCEL または EXIT を入力してオープンを取り消すと、MVS ダンプ・データ・セットのオープンはそれ以上試行されません。同様に、オープンを許可すると、Fault Analyzer はミニダンプに含まれていない保管場所へのすべての参照について MVS ダンプを調べます。
このフィールドを「N」に設定すると、最初にプロンプトが出されることなく、必要に応じて関連ダンプ・データ・セットがオープンされます。
- Always prompt to select TCB for MVS dump data set analysis
- MVS ダンプ・データ・セットの分析を実行する前に、TCB 選択画面を表示するかどうかを制御する単一文字 (「Y」または「N」)。
このオプションを「N」に設定すると、Fault Analyzer が TCB を選択できない場合にのみ TCB 選択画面が表示されます。この状態は、例えば異常終了したタスクがない場合にコンソール・ダンプで発生することがあります。
このオプションを「Y」に設定すると、TCB 選択画面は常に表示されます。Fault Analyzer が TCB を選択できる場合、この TCB は画面上で事前に選択されます。この TCB を受け入れるか、別の TCB に変更し、分析を実行するには Enter を押します。
- Prompt for missing side files
- プログラムのコンパイラー・リストまたはサイド・ファイルが見つからない場合に、Compiler Listing Not Found 画面を表示するかどうかを制御する単一文字 (Y または N)。このフィールドのデフォルト設定は、DataSets オプションの指定が、次のリストの DDname のいずれかに対する IDICNFxx parmlib メンバー内に存在するかどうかに基づきます。
- IDIADATA
- IDILANGX
- IDILC
- IDILCOB
- IDILCOBO
- IDILPLI
- IDILPLIE
- IDISYSDB
これら DDname のいずれかに対するデータ・セットが IDICNFxx parmlib メンバー内で指定されていない場合は、このフィールドのデフォルト設定は「N」です。それ以外の場合は「Y」です。
このフィールドをクリアして Enter キーを押すと、値はデフォルトの設定値に再度初期化されます。
- Current list of excluded programs (Edit)
- 「Prompt for missing side files」オプションを「
Y
」に設定すると、除外対象プログラム名 (コンパイラー・リストまたはサイド・ファイルの検索を実行しないプログラム名) の現行リストが表示されます。「Edit」ポイント・アンド・シュート・フィールドにカーソルを置いて Enter を押せば、リストを変更できます。これにより、Excluded Program Names 画面が表示されます。「Excluded Program Names」画面 に、この画面の例が表示されています。図 4. 「Excluded Program Names」画面 Excluded Program Names Line 1 Col 1 76 Command ===> Scroll ===> CSR Enter D on the line to delete a program. Type ADD followed by a list of program names to add them to the list. Program Source ZERR GLOBAL PROG11B GLOBAL FRED USER COBBL USER * * Bottom of data. F1=Help F3=Exit F5=RptFind F7=Up F8=Down F12=Cancel
以下の 2 つのプログラム除外リストがあり、これらは画面に実際に表示される結合されたリストを導きます。- Fault Analyzer ISPF インターフェースで作成され、ユーザーの ISPF プロファイルに保管されたユーザー指定リスト。
- IDICNFxx parmlib メンバーの FAISPFOPTS(GlobalExclude(...)) オプションで指定されたグローバル・リスト。
特殊なプログラム名「-DROPCNF-」をユーザー指定リストに組み込むことにより、ユーザーは存在する可能性のあるグローバル・プログラム名をすべて除外できます。
PF3 を押して画面を終了し、行った変更をすべて保管します。
コマンド行に ADD と入力し、その後に続けて、ユーザー指定の除外として追加するブランクで区切られたプログラム名を 1 つ以上入力して、Enter を押します。必要な命名規則にプログラム名が準拠していない場合は、メッセージが出されます。
プログラム名は、名前をより汎用的なものにするために、オプションでワイルドカード文字「*」 (ゼロ個以上の文字) および「%」 (単一の必須文字) を追加した、有効な PDS または PDSE メンバー名でなければなりません。指定するプログラム名の大/小文字は区別されません。
有効なプログラム名の指定例を以下に示します。- *XMAI*
- PAYROLL0
- SELOPT%
- SUBRTN*
- TZ%%C*
D 行コマンドを使用して、個々の項目をユーザー指定リストから削除します。この画面で、個々の項目をグローバル・リストから削除することはできません。
プログラム名除外リストは、Compiler Listing Not Found 画面から編集することもできます。詳しくは、コンパイラー・リストまたはサイド・ファイルのプロンプトを参照してください。
- Options data set name
- このフィールドでは、オプションとして、メンバー (
Options member name
を参照) に Fault Analyzer オプションが含まれている PDS または PDSE データ・セットの名前を指定できます。このデータ・セットとメンバーの名前は、IDIOPTS ユーザー・オプション・ファイルとして使用されます。例えば、この画面の一番上にあるオプション行に収まるものより多くのオプションが必要な場合、このデータ・セットを使用できます。注:- オプション・データ・セットが使用されるのは、
「Use this data set during reanalysis」
オプションが「Y」に設定される場合のみです。 - オプション行で指定されるオプションは、このデータ・セットで指定されるオプションより優先されます。
- オプション・データ・セットが使用されるのは、
- Options member name
- このフィールドは、「
Options data set name
」で指定されるデータ・セットのメンバー名です。 - Use this data set during reanalysis
- このオプションを「Y」に設定すると、以前に指定したデータ・セットとメンバーの名前が、対話式再分析時に Fault Analyzer で使用されます。このオプションが「N」に設定される場合は、データ・セットとメンバーの名前は使用されません。
- Edit the options data set before reanalysis
- このフィールドを「Y」に設定すると、対話式再分析の開始前に、上で指定されたオプション・データ・セットにあるメンバーの ISPF EDIT 画面が表示されます。対話式再分析用のオプション・ファイル EDIT の例 に例を示します。
図 5. 対話式再分析用のオプション・ファイル EDIT の例 File Edit Confirm Menu Utilities Compilers Test Help ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── EDIT USER.JCLLIB(IDIOPTS) - 01.02 Columns 00001 00072 Command ===> ________________________________________________ Scroll ===> PAGE ****** ***************************** Top of Data ****************************** 000001 datasets(idiexec(user.exec)) 000002 exits(listing(rexx(lx))) ****** **************************** Bottom of Data **************************** F1=Help F2=Split F3=Exit F4=Return F5=Rfind F6=Rchange F7=Up F8=Down F9=Swap F10=Left F11=Right F12=Cancel
オプション・データ・セットを変更します (必要な場合)。次に EXIT コマンド (通常は PF3 にマップされている) を入力します。
- Data set name (PDS/E)
- COBOL Explorer によって設定された z/OS® Debugger Deferred Breakpoints に使用するデータ・セットの名前を指定します。
標準の ISPF データ・セット名指定規則が適用されます。つまり、データ・セット名が単一引用符で囲まれていない場合は、現行 TSO 接頭部が前に付けられます。
指定した名前のデータ・セットは、必要になったときに自動的に割り振られるため、存在している必要はありません。既存のデータ・セット名を指定する場合は、RECFM=VB および LRECL=255 で割り振られた PDS データ・セットの名前でなければなりません。
メンバー名を指定してはなりません。
- ユーザー・ノートのリカバリーに使用するデータ・セット名
- ユーザー・ノートのリカバリーに使用するデータ・セットの名前を指定します。
- 標準の ISPF データ・セット名の指定規則が適用されます: データ・セット名が単一引用符で囲まれていない場合は、現行の TSO 接頭部が前に付けられます。
- RECFM=VB および LRECL=1024 で割り振られた順次データ・セットに限り、既存のデータ・セット名を指定できます。データ・セットが空でない場合、有効なユーザー・ノートのリカバリーに関する情報を含める必要があります。
- 指定されたデータ・セットが存在しない場合、「ユーザー・ノートのリカバリーに使用するデータ・セットの作成」画面 で示す例のような「ユーザー・ノートのリカバリーに使用するデータ・セットの作成」画面が表示されます。
- TSO/ISPF の各ユーザーは、固有のユーザー・ノートのリカバリーに使用するデータ・セットを利用する必要があります。ユーザーのノートに機密情報が含まれている可能性がある場合、適切な方法でデータ・セットへのアクセスを保護してください。
File View Services Help ┌─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┐ │ User Notes Recovery Data Set Create Line 1 Col 1 76 │ │ Command ===> ____________________________________________ Scroll ===> CSR │ │ │ │ The specified user notes recovery data set does not exist. Press Enter to │ │ create, or press PF3/PF12 to cancel. │ │ │ │ Data Set Name . . . . . . : 'EXAMPLE.NOTES.RECOVERY' │ │ Primary Space . . . . . . : 5 Cylinders │ │ Secondary Space . . . . . : 5 Cylinders │ │ │ │ *** Bottom of data. │ │ │ └─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘ MVS dump data set . . . . : Y (Y/N) Always prompt to select TCB for MVS dump data set analysis. . . . . . . . . : N (Y/N) Prompt for missing side files . . . . . . . . . . : Y (Y/N) Current list of excluded programs ( Edit ): (Empty) Reanalysis Options Data Set Control: Options data set name . . : JCLLIB Options member name . . . : IDICNF00 (If PDS or PDSE) Use this data set during reanalysis. . . . . . . . : N (Y/N) Edit the options data set before reanalysis . . . . : N (Y/N) Deferred Breakpoints Repository: Data set name (PDS/E) . . : PRINT.PDS User Notes Recovery: Data set name . . . . . . : 'EXAMPLE.NOTES.RECOVERY' *** Bottom of data.
必要に応じて、デフォルトの 1 次および 2 次スペース値を変更できます。