IDIDSECT 連結

IDIDSECT 連結は、オプション・データ・セットの DATASETS セクションにオプションで指定できます。指定した場合、DSECT コマンドの処理時に使用される DSECT ファイルを含む 1 つ以上の PDS または PDSE データ・セット名を指定する必要があります。

IDIDSECT データ・セット属性は以下のいずれかでなければなりません。
  • RECFM=FB および LRECL≥80
  • RECFM=VB および LRECL≥84
LRECL に関係なく、各レコードの最初の 80 バイトのみが読み取られます。推奨 IDIDSECT データ・セット属性は RECFM=FB および LRECL=80 です。

対話式レポートでは、DSECT コマンドが最初に発行されたとき、IDIDSECT 連結の各データ・セットを処理します。データ・セットに $DINDEX メンバーが含まれる場合 (DSECT データ・セットの索引作成 ($DINDEX メンバー)を参照)、このメンバーの DSECT の詳細が使用されます。含まれない場合、データ・セットの各メンバーは、同様の名前の DSECT を含むと考えられます。すべての DSECT の詳細がデータ・セットに判別されると、プロセスは、IDIDSECT 連結のすべてのデータ・セットが処理されるまで次のデータ・セットに繰り返されます。

このプロセスは、対話式レポート・セッションごとに一度だけ行われます。新しい DSECT が IDIDSECT 連結内のデータ・セットに追加された場合、または $DINDEX メンバーが更新された場合は、以下のいずれかのアクションを行う必要があります。
  • 対話式レポートを再開する。
  • 含まれるデータ・セットおよびメンバー名を指定して新しい DSECT を明示的に識別する。