CICS Web サービス・トランザクション
動的制御トランザクション CFA に加えて (「CICS トランザクション異常終了分析の動的制御の有効化」を参照)、Fault Analyzer では CICS Web サービス・トランザクションを使用した場合も同じ機能が提供されます。
手順
このオプションの機能をインストールするには、以下のステップが必要です。
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CICS 文書テンプレートを保持するディレクトリーを z/OS® UNIX System Services に作成します。
CICS Web サービス・トランザクションは、z/OS® UNIX System Services ディレクトリーから読み取られ、そのディレクトリー/パスが CICS 文書テンプレート・リソース定義で参照される CICS 文書テンプレートを使用します。ローカル命名標準 (例えば
/faultanalyzer/doctemplate
) を使用して、z/OS® UNIX System Services ディレクトリーを作成します。 -
CICS 文書テンプレートをディレクトリーにコピーします。
データ・セット IDI.SIDISAM1 にあるサンプル・ジョブ IDISCHFZ が提供され、文書テンプレートをステップ 1 で作成した z/OS® UNIX System Services ディレクトリーにコピーします。サンプル・ジョブの指示を確認します。主な要件は、z/OS® UNIX System Services パスを、上記で作成されたパス (例えば
/faultanalyzer/doctemplate
) に更新することです。 -
必要な CICS リソース定義を作成します。
必要な CICS リソース定義を作成するために、データ・セット IDI.SIDISAM1 にあるサンプル・ジョブ IDISCIC2 が提供されています。サンプル・ジョブの指示を確認します。ステップ 1 で作成されたディレクトリー名 (例えば
/faultanalyzer/doctemplate
) は、2 つの DOCTEMPLATE 定義で参照する必要があります。サンプル・ジョブでは CICS TCPIPSERVICE が定義されています。ただし、既存の TCPIPSERVICE も使用可能です。定義が完了したら、GROUP をインストールします。
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CICS Web トランザクションをテストします。
Fault Analyzer CICS Web サービスをテストするには、ブラウザーに以下のトランザクションを入力します。
各表記の意味は次のとおりです。http://host:port/IDIXFAW
<host>
は、CICS が実行されているホスト名/IP アドレスです。<port>
は、TCPIPSERVICE 定義で指定されているポート番号です。
正常に実行されると、以下のような画面が表示されます。図 1. CICS Web トランザクション