FM/Db2 がコピーブックをテンプレートにコンパイルする方法
コピーブックを指定すると、FM/Db2 は以下のステップを実行します。
- 選択されているコンパイラー言語が HLASM でない場合、コピーブックが完全なソース・プログラムであるのか、あるいは COBOL データ宣言または PL/I DECLARE ステートメントのみが含まれているのかを検査します。コピーブックが完全でない場合には、FM/Db2 は、シェル・プログラムにコピーブックを組み込みます。
- 選択されているコンパイラーを呼び出してコピーブックの構文を検査し、ADATA ファイルを作成します。
「Utilities (設定)」: 「Compiler language selection (コンパイラー言語の選択)」パネル (オプション 0.0.4) を使用して、FM/Db2 が COBOL を呼び出すか、HLASM を呼び出すか、PL/I コンパイラーを呼び出すかを指定できます。
COBOL および PL/I コピーブックの場合は、「Compiler language selection (コンパイラー言語の選択)」パネルの「Auto detect (自動検出)」オプションを選択して、File Manager がコピーブックの言語を検出し、適切なコンパイラーを呼び出すように指示できます。この場合、FM/Db2 はソースを分析して、ソースの言語が COBOL か PL/I かを判別し、結果に基づいてテンプレートを作成します。
File Manager がアセンブラー・コピーブックを処理するように指示するには、「Compiler Language Selection コンパイラー言語の選択」パネルで言語オプションを「HLASM」に設定する必要があります。オプションを「HLASM」に設定すると、コピーブックをサポートするすべての機能をアセンブラー・コピーブックで使用できるようになります。HLASM コンパイラー仕様に従って、追加の SYSLIB を提供し、ALIGN および DBCS 処理オプションを変更してください。
選択されている言語のコンパイラー仕様パネルで、コンパイルで許容される戻りコード・レベルを指定できます。
コンパイルで指定された最大値以下の戻りコードを生成すると、FM/Db2 は、ADATA ファイルの情報を処理してテンプレートを作成します。
コンパイルで指定された最大値より大きい戻りコードを生成すると、FM/Db2 は、ポップアップ・メニューを表示します。ポップアップ・メニューでは以下の操作を行うことができます。- 「Print Browse (印刷ブラウズ)」(オプション 3.11) を使用して、コンパイル・リストを表示する。
- テンプレート作成処理を取り消す。
- コンパイルを再試行する。このオプションを選択する前に、コンパイル・リストを調べて、コピーブックのエラーを修正してください。コンパイル・リストが表示されているときには、ISPF 分割画面機能を使用して他の ISPF セッションにスワップし、エディターを使ってコピーブックのエラーを修正することができます。
- エラーを無視して、テンプレートの作成に進む。このオプションを使用できるのは、FM/Db2 がテンプレートを作成できる場合のみです。警告のような一部のコンパイル・エラーは、テンプレートの作成には影響しません。不確実な場合には、コンパイル・リストを表示してください。重大なコンパイル・エラーの場合には、FM/Db2 はテンプレートを作成できません。
- 別の言語でコンパイラーを試行する。HLASM コンパイラー言語が選択されている場合、このオプションは使用できません。
関連するタスク
- Compiler language selection (option 0.4) (コンパイラー言語の選択 (オプション 0.4))
- 「Compiler Language Selection (コンパイラー言語の選択)」パネル
関連する参照先