リポジトリー・エントリーの挿入または更新
「Template Repository Update (テンプレート・リポジトリー更新)」パネルを使用して、リポジトリー・エントリーを挿入または更新します。
このパネルは、最初のリポジトリー・エントリーを入力するため、または「Template Repository Resource List (テンプレート・リポジトリー・リソース・リスト)」パネルで行コマンドを使用して新しいエントリーを編集または挿入する場合に表示されます。有効なリソースと関連テンプレートで F3 を押すと、リポジトリーが更新されます。既存の名前を上書きしてまだ存在しない名前にすることで、リソースの名前を変更できます。
Process Options Help ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── File Manager Template Repository Update Command ===> Scroll PAGE Resource: Name . . . HLQ.SFMNSAM1(FMNCDATA) + Template Member and data sets: Member . . FMNCTMPL Data set 1 HLQ.SFMNSAM1 2 3 4 5 6 JSON CCSIDs: Source . . 0 Data . . . 0 DBCS . . . 0 Processing Options: Enter "/" to select option _ JSON generic _ Default data sets _ Ignore compiler options _ View resource _ Edit template _ Copybook _ Mandatory
フィールドの説明
- Resource Name (リソース名)
- このフィールドはリポジトリーを検索するのに使用されるキーです。値は有効なデータ・セット名、パス、MQ キュー名、あるいは Db2®、IMS™、または CICS® リソース名である必要があります。次の形式で Db2® リソースを指定します。
D2:ssid:location.owner.object
次の形式で IMS リソースを指定します。I1:ssid:DBDname
Db2® および IMS™ 以外のリソースでは、選択リストからフィールド値を取り込めるように、総称名がサポートされています。パーティション化されたデータ・セットの場合、メンバー名も指定する必要があります。
フィールドの左右にスクロールするには F10 または F11 を押します。フィールドを展開するには F4 を押します。
リソース名を変更し、新しい名前が存在しない場合は、元のリソースの名前が変更されます。新しい名前が存在する場合は、既存のエントリーを反映するようにパネルの値が変更されます。
- Template Member (テンプレート・メンバー)
- (必須) データ・セットを指定する場合、それらのうち少なくとも 1 つにはテンプレート・メンバーが存在する必要があります。データ・セットは連結され、「Data set 1 (データ・セット 1)」から「Data set 6 (データ・セット 6)」のフィールドに指定した順序で検索されます。
「Data set 1 (データ・セット 1)」から「Data set 6 (データ・セット 6)」にデータ・セットが指定されない場合、リポジトリーのデフォルトのデータ・セットが使用されてテンプレートが検索されます (オプション「Default data sets (デフォルト・データ・セット)」を参照してください)。総称値を入力して、パネルに指定したデータ・セットまたはデフォルトのデータ・セットのいずれかのメンバー・リストから選択できます。
ヒント: テンプレートであるメンバーを指定してください。コピーブックではありません。メンバー名がコピーブックを参照していると、File Manager はそれをビルドしようとし、現在のユーザーに関連するコンパイラー言語およびオプションがリポジトリーに保存され、後でリポジトリーを使用してアクセスしたときにコピーブックが正常にコンパイルできるようにします。コピーブックがリポジトリーに保管されている場合、必ずすべての関連 SYSLIB データ・セットがリポジトリー・ユーザーからアクセスできるようにしてください。 - Template data sets 1 - 6 (テンプレート・データ・セット 1 - 6)
- 6 つまでのデータ・セット名をエントリーごとに指定できます。指定したデータ・セットのうち少なくとも 1 つにはテンプレート・メンバーが存在する必要があります。総称名を入力するとリストから選択されます。複数のデータ・セットを指定する場合、テンプレートのロード時に順番に連結されるので、属性が同一である必要があります。
- JSON CCSID
- これらの値は CCSID 値で、JSON を生成するために File Manager により使用されます。JSON には UTF-8 に変換される、フィールド名、1 バイト・フィールド値、および 2 バイト・フィールド値が含まれます。次の CCSID は変換ルーチンの
元
CCSID として使用されます。これらの値がゼロのままの場合、デフォルトのキーワードまたはシステムのインストール値になります。- ソース
- テンプレートに指定されたフィールド名の CCSID。
- データ
- 1 バイト・フィールド値の CCSID。
- DBCS
- 2 バイト・フィールド値の CCSID。
- 処理オプション
- 各オプションを選択するには / を入力します。
- JSON generic (JSON 汎用)
- JSON をデフォルトの特定の形式ではなく汎用形式で生成するには、このオプションを選択します。
図 2. 例 1特定の JSON 形式 {"records": [ {"layouts": [ {"CUST-REC": {"CUST-ID":"02200", "NAME":"Graham, Anna" } } ] } ] }
図 3. 例 2.汎用の JSON 形式 {"records": [ {"layouts": [ {"layout":"CUST-REC" ,"fields": [ {"field":"CUST-ID" ,"type":"AN" "NAME":"Graham, Anna" } } ] } ] }
- Default data sets (デフォルト・データ・セット)
- リポジトリーのデフォルトのテンプレート・データ・セットを表示または変更するには、このオプションを選択します。
図 4. 「Default Template Data Sets (デフォルト・テンプレート・データ・セット)」パネル Process Options Help ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── File Manager Default Template Data sets Command ===> Data set 1 FMN.TEMPLATE 2 FMN.TEMPLAT2 3 4 5 6
同一属性のデータ・セットを 6 つまで指定できます。データ・セットが「Template Repository Update (テンプレート・リポジトリー更新)」パネルで指定されていない場合は、これらのデータ・セットが使用されて、テンプレート・メンバーが検索されます。
Db2® および IMS™ リソース定義では、サブシステムごとにデフォルトのデータ・セットを定義できます。
- Ignore compiler options (コンパイラー・オプションを無視)
- 現在のエントリーに対する既存のコンパイラー・オプションを無視するには、このオプションを選択します。このオプションは、コピーブックと呼ばれる既存のリポジトリー・エントリーの更新時、および新しいメンバーが異なるコンパイラー・オプションを必要とするテンプレートまたはコピーブックになるように変更が行われるときにのみ関係します。
- View resource (リソースの表示)
- リソースを関連付けられたテンプレートとともに表示するには、このオプションを選択します。
- テンプレートの編集
- 関連付けられたテンプレートを編集するには、このオプションを選択します。
- コピーブック
- テンプレート・メンバーおよびデータ・セットがソース・コピーブックを参照する場合、このオプションを選択します。
- Mandatory (必須)
- リポジトリーが必須として定義されているユーザーに対してこのテンプレートを必須にする場合、このオプションを選択します。注: リポジトリーが必須ではないユーザーによるリソースのテンプレートの必須使用をテストできます。「View or Edit entry (エントリーの表示または編集)」パネルでコマンド TESTMASK を入力します。このコマンドによって、テンプレートの使用を強制し、機能を表示ダイアログまたは参照ダイアログに制限するスクランブル・オプションが切り替えられます。