必須リポジトリーの使用

必須リポジトリーとは、データを匿名化またはスクランブルするために使用されるテンプレートまたはビューがあるリソースのことです。

リポジトリーが現在のユーザーに対して必須として定義されている場合、リポジトリーで必須として定義されているリソースへのアクセスは、次のインターフェースに制限されます。
  • File Manager Base コンポーネントと FM/Db2 コンポーネントの編集機能と表示機能
  • FM/IMS コンポーネントのブラウズ機能と編集機能
リソースへのアクセスは、リポジトリーで定義されているテンプレートまたはビューを通じてのみ実行できます。

動的スクランブル

対応するテンプレートまたはビューにスクランブル定義が含まれる場合、データは表示される前にスクランブルされます。フィールド・タイプに基づき、未選択のフィールド値はゼロまたはブランクに初期化されます。編集セッションまたは表示セッションでは、これらのフィールドは保護され、挿入、繰り返し、および削除コマンドは使用できません。データの定様式ビューのみ使用できます。これにより、File Manager を使用したデータへのアクセス時に、特定のユーザー・グループに対して機密情報をスクランブルすること、または非表示にすることができます。

「View or Edit entry (エントリーの表示または編集)」パネルで TESTMASK コマンドを発行できます。このコマンドによって、テンプレートの使用を強制し、機能を表示ダイアログまたは参照ダイアログに制限するスクランブル・オプションが切り替えられます。

注: TESTMASK コマンドを使用して動的スクランブルを有効にするには、リソース・エントリーを必須としてマークする必要があります。