テンプレート・リポジトリー・エクスポート・ヒストリー・ユーティリティー

テンプレート・リポジトリー・ヒストリー・エクスポート・ユーティリティーは、XML フォーマットのヒストリー・エントリーを、出力データ・セットにエクスポートするために使用されます。このデータ・セットは、後で確認でき、オプションで変更およびテンプレート・リポジトリーにインポートして戻すことができます。

File Manager では ISPF プロファイル・データ・セットのユーザーごとにヒストリー・テーブルを保持します。ヒストリー・エントリーは、通常、DD 名 ISPPROF に関連付けられたデータ・セットにある、ISPF テーブル FMNTMHST にあります。リポジトリー・ヒストリー・エクスポート・ユーティリティーはデータ・セット選択リストを生成し、そこでは ISPF プロファイル・データ・セットを入力として選択できます。1 つ以上のプロファイル・データ・セットが選択されると、XML データ・セットが取り込まれ、編集セッションが起動されて、そこでエントリーを確認し、変更することができます。編集セッションに続いて、インポート・ダイアログに進むためのプロンプトが出されます。

注: 多数のエントリーのインポートは、バッチで実行する必要があります。インポート・プロセスには時間がかかる可能性があるからです。
1. 「Template History Export Utility (テンプレート・ヒストリー・エクスポート・ユーティリティー)」パネル
  Process   Options   Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 File Manager           Template History Export Utility
 Command ===>                                                                  

 Template History:
    Data set filter ______________________________________________

 Export Data set:
    Data set name .                                               
    Member  . . . .         

 Processing Options:
    Enter "/" to select option
    /  Replace member
Data set filter (データ・セット・フィルター)
完全修飾または汎用データ・セット名。これは FMNTMHST ヒストリー・テーブルを含む、ISPF プロファイル・データ・セットをリストするのに使用されます。このフィールドをブランクのままにすると、デフォルトの現在の ISPF ユーザー・プロファイル・データ・セットになります。

生成されたリストから S コマンドを使用して、エクスポート・プロセスへの入力用に、1 つ以上のプロファイル・データ・セットを選択します。プロファイル・データ・セットを追加するには、データ・セット・フィルターを変更して選択を繰り返します。

Export Data set name (エクスポート・データ・セット名)
(必須) エクスポートした XML データが保管される場所を識別するのに使用される、完全修飾または汎用データ・セット名。データ・セットが存在しない場合、割り振りの詳細を求めるプロンプトが出されます。
メンバー
エクスポート・データ・セットがパーティション化されている場合、出力を保管するメンバーの名前を入力します。メンバー名のリストから必要なメンバーを選択するには、このフィールドをブランクのままにするか、メンバー名のパターンを指定します。
Replace member (メンバーの置換)
出力区分データ・セットの名前の付けられたメンバーを類似置換するには / を入力します。

複数のユーザーのヒストリーをエクスポートし、そのエントリーをテンプレート・リポジトリーにインポートします。

  Process   Options   Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 File Manager           Template History Export Utility
 Command ===>                                                                  

 Template History:
    Data set filter ______________________________________________

 Export Data set:
    Data set name . EXPORT.REPOSTRY                               
    Member  . . . . HISTORY 

 Processing Options:
    Enter "/" to select option
    /  Replace member

出力 XML を保管するデータ・セットとメンバーの名前を入力します。それらが存在しない場合は作成されます。「Data set filter (データ・セット・フィルター)」フィールドは、ブランクのままにします。

Enter キーを押して「ISPF Profile Data Set Selection (ISPF プロファイル・データ・セット選択)」パネルに進みます。

  Process   Options   Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 File Manager         ISPF Profile Data Set Selection       Row 00001 of 00001
 Command ===>                                                                   Scroll PAGE
 Data Set Selection for myuserid.ISPF.ISPPROF
   Data Set Name                                  Type  Volume Created
   myuserid.ISPF.ISPPROF                          *     *      *       
 S myuserid.ISPF.ISPPROF                          PDSE  D$US50 2018.214
 ****  End of data  ****

S 接頭部コマンドを使用し、Enter キーを押して、プロファイル・データ・セットを選択および強調表示します。

見出しフィルターを別のユーザー ID に変更します。

  Process   Options   Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 File Manager         ISPF Profile Data Set Selection       Row 00001 of 00001
 Command ===>                                                                   Scroll PAGE
 Data Set Selection for USER2.ISPF.ISPPROF
   Data Set Name                                  Type  Volume Created
   USER2.ISPF.ISPPROF                             *     *      *       
 S USER2.ISPF.ISPPROF                             PDSE  D$US50 2018.214
 ****  End of data  ****

追加のユーザー ID それぞれにプロファイルの選択ステップを繰り返してから、F3 を押して選択を終了し、エクスポート・プロセスを起動します。

注: ヒストリーをエクスポートするには、ユーザー・プロファイルへの読み取りアクセス権が必要です。
   File  Edit  Edit_Settings  Menu  Utilities  Compilers  Test  Help
────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────
 ISREDDE2   myuserid.EXPORT.REPOSTRY(HISTORY)re- 01.00        Columns 00001 00072
 Command ===> ________________________________________________ Scroll ===> PAGE
 ****** ***************************** Top of Data ******************************
 ==MSG> -Warning- The UNDO command is not available until you change
 ==MSG>           your edit profile using the command RECOVERY ON.
 ==MSG> -CAUTION- Profile is set to STATS ON. Statistics did not exist for
 ==MSG>           this member, but will be generated if data is saved.
 000001 <repository>
 000002  <entry name="KEEPER.APAR.PI76128.DATA(OLD1)" member="OLD1">
 000003   <library>KEEPER.APAR.PI76128.TEMPLATE.XML</library>
 000004  </entry>
 000005  <entry name="KEEPER.APAR.PI76128.DATA(NEW1)" member="NEW1">
 000006   <library>KEEPER.APAR.PI76128.TEMPLATE.XML</library>
 000007  </entry>
 000008  <entry name="HLQ.SFMNSAM1(FMNCDATA)" member="FMNCTMPL">
 000009   <library>HLQ.SFMNSAM1</library>
 000010  </entry>
 000011  <entry name="FMN.USERXYZ.DATA(MODDATE)" member="MODDATE">
 000012   <library>F ┌──────────────────────────────────┐
 000013  </entry>    │ 26 entries exported successfully │
 000014  <entry name └──────────────────────────────────┘ TYPE">
 000015   <library>FMN.USERXYZ.TEMPLATE.XML</library>

ISPF 編集セッションで XML 文書を確認します。リポジトリーで必要のないエントリーを削除し、必要に応じてエントリー名を変更します。エントリーの編集を終了したら、F3 を 2 回押して「Import (インポート)」パネルに進みます。

Template Repository Import Utility(テンプレート・リポジトリー・インポート・ユーティリティー)」パネルで、「Batch execution (バッチ実行)」フィールドに / を入力し、Enter キーを押してインポートを実行するバッチ・ジョブを実行依頼します。